(4)地域の特色と資源を活かしたモノづくり

2018年8月の記事一覧

人吉球磨地域有機栽培農家視察研修

人吉球磨地域で有機栽培に取り組む農家さんの水田・畑を見学し、一般水田との比較や意見交換を行いました。
本日のテーマは以下の3点
①病害虫草が攻撃してくるのか?稲が引き寄せているのか?
②土・稲の健康度を五感を使って観察
③薬剤防除は必要なのか?
 

 

 

 本研修には、農薬を製造販売されている薬品メーカーの方も参加され、情報交換を行いました。農薬を数年来使用しなくても安定した栽培を行う農家もあり、メーカーの方々が言葉に詰まる場面も・・・。
 現代農業において、農薬は必要不可欠なツールであることは感じます。しかし、その一方で使用しなくても栽培を可能にしている農家もあります。経営規模、販売方法等、各経営者の考えによって選択する必要があるようです。
 ちなみに、本研修では、南稜高校にもご来校いただきアドバイスを頂きました。昨年よりも順調に生育していますが、「EMボカシ肥の施肥量が多すぎるのでは」とありがたいお言葉。来年度の栽培に活かしていきたいと思います。

南稜米 出穂

8月23日、南稜米のほぼ全ての株で出穂が見られました。
実習中には鼻がむずむずする生徒もおり、イネの花粉を感じていたようです。
 

 今年は赤米と黒米の栽培に新たに挑戦中です。赤米は極早生品種ということで、5月5日頃に出穂をしました。雀が穂を食べていたので、防鳥ネットを設置しました。
 

地域理解研修

 本日は球磨地域の農業の発展を支えてきた、幸野溝及び百太郎溝について学ぶ研修に参加しました。
 
はじめに、水土里ネット幸野溝で、歴史や概要について学びました。
ドローン撮影された航空映像はとても迫力がありました。

 

 

 
幸野溝の小水力発電所へ移動し、江戸時代に手彫りされたトンネル探索も行いました。先人達の苦労を肌で感じることができました。

 

 
百太郎公園へと移動し、百太郎溝の歴史や概要について学びました。当たり前に使用できる農業用水ですが、先人達の努力の積み重ねがあり
今があると感じました。感謝の気持ちを忘れずに、農場実習にも取り組んでいきたいと思います。

本研修実施にご協力いただいた水土里ネット幸野溝の皆様、水土里ネット百太郎溝の皆様、充実した研修をしていただき心よりお礼申し上げます。