(7)地域への農産物及び技術の新規導入と普及を目指した研究実践

活動日誌(7)SPH(7)地域への農産物及び技術の新規導入と普及を目指した研究実践

SPH先進地視察研修 項目⑦


10月3日(水)に園芸科学科3年生の9名で、鹿児島県日置市にある「ゆす村農園」と「HIOKI OLIVE FARM」へ視察研修に行ってきました。
 「ゆす村農園」では、トロピカルフルーツの苗木を生産・販売されており、本校で取り組んでいるSPH研究項目⑦、地域への農作物及び技術の新規導入と普及を目指した研究実践の中で、アボカドについて学んでいる為、今回訪れることとなりました。実際に、定植7年目の木になっているアボカドを目にして、生徒からは感動と、実際に育てている木にも早く実がついてほしいという声があがっていました。これから、気温の低い時期に入り栽培が難しくなりますが、しっかりと勉強していきたいと考えています。
 

 


   

・崇城大学との意見交換会【SPH(7)】(2018/8/29)

・崇城大学との意見交換会【SPH(7)】(2018/8/29)
8月29日(水)KKRホテル熊本で崇城大学との意見交換会が行われました。
崇城大学から中山峰男学長をはじめ、各学部長、農業関係高校の校長や教職員らが参加。
応用生命科学科の宮坂均教授が、南稜高校の光合成細菌の取組を紹介しました。

南稜高校の取り組みが紹介されました



中山学長あいさつ

キラキラ 光合成細菌を用いた春夏農作物の試験栽培

 今年度のプロジェクト学習として、『光合成細菌の農作物生産への活用』をテーマに研究を行っています。
 春夏期の農作物に光合成細菌を試験投与して、生産性や使用適正、効果の検証を行います。
 結果はまだ出ていませんが、光合成細菌の効果を検証するために、研究実践中です!
 総合農業科1年生2組みんなで楽しみながら栽培と収穫を行っています!
【6種9品種の試験栽培を実施中】         【栽培管理の重要性を感じます】
 
【週2回の光合成細菌投与】                     【各自の農作物に与えます】
 
【収量調査】                   【処理区と無処理区で比較】
 
【大きさや重量で収量結果を検証】         【光合成細菌区のトウモロコシ糖度 16.1度】
 
【試食による食味調査】                      【「生」と「煮」でも違いを検証】
 
【光合成細菌区と無処理区の違い】                 【はっきりとした違いも見えた】
 

キラキラ 崇城大学カルチャーシンポジウムIN人吉球磨

 6/10(日)崇城大学主催のカルチャーシンポジウムが開催されました。
 光合成細菌の活用普及に努める崇城大学学生ベンチャーCiamo代表古賀碧さんの講演や実践農家とのパネルディスカッションが行われました。
 崇城大学Ciamoとは、本校総合農業科の共同研究を行っています。
 代表を務める古賀さんは人吉高校出身(免田)です。
 地域産業である焼酎製造の産業廃棄物である焼酎カスのリサイクル・リユーズに貢献したい、
地域農業振興にも貢献したいとの思いから光合成細菌の利活用を提案されています。
 本日のシンポジウムでは、本校が昨年度実践した研究成果についても紹介していただきました。(資料内にも本校研究成果を校名と共に掲載)
 地域農業に貢献したいとの共通目的のもとに、協働していきます。

崇城大学Ciamo商品の「くまレッド」紹介とサンプル配布

配付資料の中には本校の研究成果も記載

本校の研究データを校名入りで紹介

Ciamo代表の古賀碧さんの講演

実践農家とのパネルディスカッション(㊨から2番目:錦町の犬童さん ㊨3番目:あさぎり町の西さん)

キラキラ 平成30年度光合成細菌継続研究

 平成30年度も『光合成細菌の農業生産への活用』をテーマに、崇城大学と共同研究を行います。
 研究対象生徒は、「総合農業科1年生」、対象科目は「農業と環境」です。
【H30研究設定の改善】
 ①光合成細菌処理濃度:×100⇒×1000~2000へ変更
 ②処理回数:週1回程度⇒週2~3回程度へ変更
 ③試験区:処理区(光合成細菌処理区)と無処理区を設定
 現在、1年生が自家培養した光合成細菌をもとに、春夏農作物(スイカ・カボチャ・ピーマン・ナス・トウモロコシ)への試験投与を行っています。

総合農業科1年生自家培養の光合成細菌(H30/5/14培養)

春夏農作物へ試験投与

希釈倍率の溶液を作成して土壌処理を行います