カテゴリ:建築科
【建築科】【WCP】文化財講話~建築を通して歴史を繋ぐ~
先日、建築3年生が「Wood Connect Project (WCP)」の一環として、特別な講話を開催しました。水俣市教育委員会教育課生涯学習室より2名の方にお越しいただき、とても多くのことを学ぶことができました。
講話1:埋蔵文化財と建築との関係性
最初の講話「埋蔵文化財と建築」では、建築の教科書には通常詳しく書かれていない事柄について深く掘り下げました。生徒たちは、発掘調査と建築工事との重要な関係性について学び、将来建築業界に進む上で知っておくべき貴重な知識を得ました。見どころは、江戸時代初期の水俣城の瓦という、地域の歴史を物語る本物の実物を見ることができたことです。
講話2:水俣の遺産を保護する
2つ目の講話は「水俣市の文化財」に焦点を当てました。文化財保護法と、教育委員会が果たしている重要な役割について包括的に理解を深めました。また、水俣の重要な文化財である徳富蘇峰記念館の魅力的な歴史と改修工事の実際的な側面についても話がありました。さらに、塩釜神社と伝統的な塩づくりについても詳しく説明され、過去と現代について学ぶことができました。
これらの講話を通して、生徒たちは深く心動かされたようです。歴史や、文化財を守るための法律、そしてその仕事に情熱を注ぐ方々、さらには地域の方々の強い思いに触れ、深い感謝の気持ちを抱いたことでしょう。建築の技術を活かして、これらの大切な文化財を未来へと繋いでいこうと、これまで以上に強く心に誓ったことが伝わってきました。
講師の方々、また企画していただいた水俣環境アカデミア職員の皆様、ありがとうざいました。
【ハンドボール部】3年生慰労会開催~親子ビーチバレー&ハンド紅白戦&BBQ~
7月13日(日)に、ハンドボール部で3年生の慰労会を開催しました。当日は選手、マネージャー、保護者、顧問が一堂に会し、午前中はビーチボールバレーとハンドボールの紅白戦で汗を流しました。
白熱のチーム戦!
最初のビーチボールバレーでは、選手、マネージャー、保護者、顧問が分かれて、3チームが熱戦を繰り広げ、すべてのチームが1勝1敗となるほどの盛り上がりを見せました。
3年生が意地を見せた紅白戦
続いて行われたハンドボールの紅白戦では、3年生チームと1・2年生+顧問チームが激突。保護者の皆さんの熱い応援を受け、前半は同点で折り返す白熱した展開となりました。後半、3年生チームはこれまでに培った連携プレーに加え、普段とは違うポジションに挑戦する奇策も披露。見事勝利を収め、3年間の成長とチームワークの集大成を見せて くれました。1・2年生も、3年生が引退した後の練習の成果を存分に発揮できていたと思います。
BBQで絆を深める!
午後は場所をバーベキュー会場に移し、資格受験のため午前の部には参加できなかった選手も合流。賑やかで楽しい時間を過ごし、部員間の絆をさらに深めることができました。会の締めくくりには、3年生が今後の進路への抱負を語り、それに対し下級生から激励の言葉が贈られました。
今回の慰労会開催にご協力いただいた保護者の皆様には、心より感謝申し上げます。
新入部員を募集しています!
現在、ハンドボール部は3年生が引退し、部員が少ない状況です。「高校から新しいスポーツに挑戦したい」「すぐに試合に出て活躍したい」「体力や筋力をつけたい」「コミュニケーション能力を高めたい」と考えている皆さん、私たちと一緒にハンドボールをしませんか?経験は問いません。皆さんの入部を部員一同心待ちにしています!
【建築科】建築科で未来の建築家になろう!~製図を通して広がる可能性~
建築科1年生は、毎週2時間の製図の授業を通して、建築の知識とプロの技を身につけています。図面にはたくさんのルールがあるって知っていますか?たとえば、たった1本の線の太さにも大切な意味が込められているんです。3次元の建物を2次元の図面に表現するとき、建物を切断した部分を表す「断面線」は、一番太い「極太線(ごくぶとせん)」で描かれます。
実際に手を動かして図面を描くことで、図面の意味を理解し、将来、プロの現場で図面を正確に読み解く力が養われます。建築科を卒業すると、すぐに2級建築士の受験資格が得られるのも魅力です!2級建築士の実技試験では、制限時間内に与えられた課題に合う図面を描き上げることが求められます。今のうちからコツコツと製図技法を学ぶことで、その基礎をしっかりと築いています。
生徒たちは真剣に図面と向き合い、思考力、想像力、そして集中力を高めています。まるで、すでに建築の専門家としての一歩を踏み出しているようですよ!手を動かし、頭を使い、自分自身と向き合う製図の時間は、一人ひとりの成長を大きく後押ししてくれます。
~お知らせ~ 水俣高校 体験入学に参加しよう!
建築に興味がある中学3年生の皆さん、水俣高校の建築科で、未来の建築家への第一歩を踏み出してみませんか?
7月25日(木) に開催される体験入学では、建築科の授業の様子を見学したり、先生や先輩たちから直接話を聞いたりするチャンスです。普段の授業の雰囲気や、製図の面白さを肌で感じてみてください!未来の自分を想像しながら、ぜひお気軽にご参加ください。まだ申し込みが済んでいない人は、中学校の先生へ是非申し出てください。また受付可能です。中学生に皆さんのご来場を心よりお待ちしています!
【建築科】【DXP】測量の最先端!水俣高校で建設DXを体験しよう!
来週7月15日(火)に水俣高校で行われる「建設DX推進プロジェクト」の授業に先立ち、先日、株式会社KAWATSUの技術者2名の方々が来校し、ドローンを使った測量を行いました。
この測量は、授業で操作する3次元データを作るためにとっても重要なんです。まずは「標定点」や「検証点」と呼ばれる基準となる点を測り、ドローンで測量するデータの精度をぐっと高めます。
そして、いよいよドローン測量!タブレットで飛行高度やルートを設定すると、あとはドローンが自動で広大なグラウンドをムラなく撮影していきます。わずか7分ほどで、この広いグラウンド全体の測量データが取得できるなんて、驚きですよね! これこそ、少ない人数で効率的に作業を進め、安全に生産性を高めることができる「DX(デジタルトランスフォーメーション)」のすごい力なんです。
取得したデータは、株式会社KAWATSUさんで専門のソフトを使って図面化され、授業ではこのデータを高校生が実際に操作します。さらに、授業当日は大型ドローンを飛ばし、モニターに繋いで実際の作業の様子を間近で見学できま
す。最先端の技術を肌で感じられる、ワクワクする授業になること間違いなしです!
この取り組みには、芦北振興局や県の土木部の方々も見学に来られる予定です。このように、企業、学校、行政が協力し合う「産学官連携」によって、水俣高校の建設DX推進プロジェクトはますます進化しています。
水俣高校で、未来の建設現場を支える最先端の技術を体験してみませんか?中学生の皆さんの体験入学へのご参加をお待ちしています!
【建築科】【DXP】DX!水俣高校で未来の建設業を体験しよう!
2025年6月17日(火)に、水俣高校で特別なイベントが開催されたのを知っていますか? なんと、建設業界の未来を体験できる「建設DX推進プロジェクト」のキックオフ講演会が行われました!このイベントには、建設DXのスペシャリストである株式会社KAWATSUの技術顧問、建設系YouTuberジョウ所長こと条谷貴志さんが講師として登場。建築科の1年生から3年生はもちろん、芦北振興局土木部の方々や建設業協会芦北支部の方々も参加し、会場は大盛り上がりでした。
最先端の技術を学べるチャンス!
講演会では、「建設現場におけるDX化と若手人材の活躍について」というテーマで、建設業界の現状や課題、そしてDX(デジタルトランスフォーメーション)がどのように建設業を変えているのか、さらに未来の人材に求められることなど、分かりやすく教えていただきました。講演会の後は、ジョウ所長をはじめ、建設業協会、芦北振興局、そして水俣高校の校長先生と生徒がパネリストとして参加するパネルディスカッションも開催。建設DXのことだけでなく、仕事の面白さや女性の活躍など、たくさんのテーマで活発な議論が交わされ、あっという間に時間が過ぎていきました。参加した生徒たちは、さまざまな考えに触れて、たくさんの学びを得ることができたようです。
水俣高校で「本もの」の学びを!
建築科では、これからジョウ所長や建設業協会のプロの技術者の方々から、最先端の「本もの」の技術を学ぶことができます。これは建設DXでは全国初の連携協定を締結しているからです。建設業界は今、DX化によって大きく進化しており、建築科で学ぶことで、将来社会で活躍できる人材になれるチャンスです!
水俣高校で、未来を創る建設の仕事に触れてみませんか? 建築に興味がある中学3年生の皆さん、ぜひ水俣高校の建築科で一緒に学びましょう!
【建築科】祝!建築科2年生、ものづくり大会木材加工部門で銀賞受賞!
6月15日(日)に熊本工業高校で開催された「熊本県ものづくり大会木材加工部門」で、水俣高校建築2年生の生徒が見事銀賞(2位)を受賞しました!
学校代表として大会に参加した生徒は、3月から放課後に練習に励んできました。最初は2~3日かかっていた木材加工も、日々の努力と鍛錬でめきめきと腕を上げ、本番では制限時間3時間以内に作品を完成させるまでに成長!この大会で培ったのは、確かな技術だけではありません。集中力や、本番の緊張感に打ち勝つ精神力も大きく向上させました。
代表生徒はこの経験を活かし、次はなんとプロも受験する2級大工技能検定合格を目指すと意気込んでいます!
水俣高校建築科では、ものづくりへの情熱を持った皆さんを応援します。将来、建築の分野で活躍したいと考えている中学3年生の皆さん、ぜひ一度水俣高校に足を運んでみませんか?7月に開催される体験入学にぜひ参加してください。
水俣高校で、あなたの「ものづくり」の夢を一緒に叶えましょう!
【建築科】1年生、企業を知る「魅力発見フェア」に参加!
6月10日(火)にグランメッセ熊本で開催された「熊本県建設企業の魅力発見フェア」に、建築科1年生がバスで参加しました。
午前9時に本校を出発し、10時30分からは各企業による20分間の説明を熱心に聞きました。午前中に4ブース、午後に4ブースを体験し、生徒たちは事前学習の成果を発揮して積極的に企業ブースを回っていました。他校は主に2・3年生が参加する中、水俣高校では早い段階から生徒に進路について考えてもらうため、例年1年生が参加しています。他校の生徒が質問する様子も良い刺激になったようです。
参加後のレポートには、「たくさんの企業を知ることができて良かった」「行きたい企業が見つかった」といった感想が寄せられ、建築を学ぶ意識がさらに高まったことがうかがえます。
水俣高校で未来の建築家を目指そう!
このように校外学習も充実している水俣高校で、未来の建築家を目指しませんか?
【建築科】【WCP】建築士へプレゼン~塩釜神社復興プロジェクト~
建築科では、先日3年生が「Wood Connect Project(WCP)」の一環として、地元で活躍されているプロの建築士の方々を前に、塩釜神社の建具デザインプレゼンテーションを行いました。
今回は、地元の建築士会青年部長で一級建築士の吉永様と、水俣環境アカデミアの渕上様にお越しいただきました。吉永様を審査委員長に、渕上様、そして本校建築科の職員が審査員となり、生徒たちのプレゼンを評価しました。
生徒たちは4つのグループに分かれ、約1ヶ月間かけて塩釜神社について深く調査。地域の方々の想いを汲み取りながら、それぞれ独創的な建具のデザインを考案しました。これまでに学んだ知識や技術、そしてWCPでの建築士の先生方のお話から得た気づきを存分に活かし、まるでプロが作るようなプレゼンテーション資料を作成しました。
プレゼン本番では、各グループが塩釜神社への深い想いを込めたデザインとアイデアを発表。その結果、「盛り塩」をイメージしたデザインのグループがベストプレゼン賞に、「塩の結晶」に着目したデザインのグループがアイデア賞に輝きました!
プレゼン後には、3年生全員が吉永様から直接アドバイスをいただき、ベストプレゼン賞のデザインをさらに具体化していく作業を行いました。プロの建築士の方との活発な意見交換を通して、生徒たちは設計のプロセスを実践的に学ぶ貴重な機会となりました。
水俣高校建築科では、このようにプロの建築士と協働しながら、実践的な設計を学ぶことができます。建築に興味がある中学生の皆さん、ぜひ水俣高校建築科で、未来の建築家としての第一歩を踏み出しませんか?
【建築科】測量実習~等高点測設~
建築科では、専門知識と技術を実践的に学んでいます。今回は、1年生が取り組んだ「等高点測設実習」をご紹介します。
建築物を作る際には、水平な基準線や床の高さを正確に決めることがとても重要です。この高さを測る技術が「等高点測設」です。工事現場では「レーザーレベル」という便利な機械を使うことが多いのですが、今回の実習では、より専門的な測量技術を身につけるために「オートレベル」という機械を使いました。オートレベルを使うことで、より正確に高さを測るスキルを磨くことができます。
実習は2つの班に分かれて行いました。それぞれの班が、決められた高さを「水準定規」を使って柱に基準線を出していきます。前回の実習で培ったチームワークと声かけのおかげで、みんなスムーズに作業を進めていました。ところが、両方の班が基準線を出し終えた後、高さを確認してみると、なんと1ヶ所だけ違うところが見つかりました!すぐ
にみんなで集まって、どちらの班のミスなのか、そしてその原因は何だったのかを話し合い、もう一度測量を行うことに。この実習を通して、生徒たちは測量の知識や技術だけでなく、「どうすれば正確に測れるか」という考える力や、たとえミスをしても諦めずに挑戦することの大切さを学びました。
水俣高校建築科では、このように実践的な学びを通して、将来に役立つスキルと、社会で活躍するための人間力を育んでいます。
【建築科】【DXP】1年生ドローンで最先端の建設現場を体験!
水俣高校建築科では、未来の建設現場で活躍できる人材の育成を目指し、地域企業および行政と連携した「建設DX推進プロジェクト」を進めています。これは、産業(DX先進企業の株式会社KAWATSU、熊本県建設業協会芦北支部)、学校(水俣高校建築科)、官(熊本県芦北振興局)が連携し、建設業界のデジタル化(DX)を推進し、地域社会の発展と建設業界の未来を担う人材を育成することを目的としています。
「DX」とは、デジタル変革(Digital Transformation)を指す言葉です。これは、IT技術(情報技術)を建設業界に取り入れ、業務の効率化、安全性向上、そして新たな価値創造を図る取り組みです。
昨日、建築科の1年生がドローン操作に挑戦しました。これは、今後予定されている外部専門家による特別授業に備えるための実習です。指導にあたったのは、熊本県の建築職員であり、ドローン操作の第一人者である本校教員です。生徒たちはまず、ドローン飛行に関する法的規制を学び、その後、小型ドローンを用いて室内で操縦練習を行いました。
続いて、体育館の1階へと移動し、一人ずつ実際にドローンを操作しました。日頃からデジタル機器に親しんでいる生徒たちは、さすがの順応性を見せました。最初は操作に戸惑う様子も見られましたが、与えられた課題通りに無事に飛行を成功させました。
実習では、「ドローンが建設現場でどのように活用できるか」についても議論が交わされました。ドローンを用いた測量や高所点検といった具体的な活用例を通じて、建設業界におけるデジタル技術の導入が、省人化、省力化、さらには生産性や安全性の向上に繋がることを、生徒たちは深く実感したようです。
このように、水俣高校建築科では、最先端の技術を学ぶ機会を提供し、社会に直結した実践的な学びを実現しています。未来のまちづくりに貢献したいという意欲を持つ皆さん、ぜひ水俣高校建築科で、新たな建設の世界を体験してみませんか。