生徒が創った「御船町PRソング ~ 見に来るっきゃないでしょ」

 

 臨時休校に入る直前の2月28日(金)、喜ばしいニュースが学校に届きました。熊本県教育委員会主催「令和元年度くまもとICTコンテスト」において本校から参加した作品が最優秀賞に輝いたのです。

 ICT(Information Communication Technology)とは「情報通信技術」と訳されます。パソコンやタブレット端末、インターネットなどの情報通信技術を活用した教育手法をICT教育と呼び、生徒の興味関心を高めることに効果があり、各校において鋭意取り組んでいるところです。そしてまた、生徒たちもこのICTを駆使して学び、学習成果を発信することが日常的になっています。

 今回、最優秀賞を受賞した作品は、芸術コース音楽専攻1年の女子生徒5人が創った「御船町PRソング ~ 見に来るっきゃないでしょ」です。ICT(情報通信技術)と芸術コース音楽専攻の組み合わせは少し不思議に思われるかもしれません。一般的には、理系、中でもコンピュータ等の情報系を専攻している生徒の得意分野のイメージがあるでしょう。しかし、そういう見方は一面的と言えます。今回、5人の女子生徒たちは自分たちの得意な音楽を生かし、ICTでさらに発展させて、魅力ある「御船町PRソング」に仕上げたのです。

 1年生の「総合的な探究の時間」の学習で、学校が立地する御船町のことを調べ、その魅力を発信する歌を創ろうと思い、自分たちで作詞、作曲、編曲、そして演奏、歌を担当しました。さらに、御船町商工観光課のご協力を得て、町内の動画撮影に赴き、ミュージックビデオを作製しました。

 「御船町PRソング ~ 見に来るっきゃないでしょ」の歌詞は4番まであります。1番は、恐竜のまちであることを強調、恐竜博物館の映像が出てきます。2番では、吉無田高原の景色が背景に流れます。3番は、音楽のまちとして九州唯一の音楽大学の平成音楽大学が紹介されます。そして4番は私たちの御船高校が登場し、最後はドローンの空撮で天神の森が映し出されてエンドとなるのです。時間は3分18秒。

 全編を通して、5人の女子生徒が笑顔で幾度も現れます。初々しくも爽やかで、その姿が歌、曲と相まって手作り感を醸しています。「情報通信技術」のイメージとは真逆のようですが、この手作り感こそ高い評価の理由ではないかと思いたくなります。

 「御船町PRソング ~ 見に来るっきゃないでしょ」を御船高校ホームページで公開しています。多くの方に視聴していただきたいと思います。