新しいALTの紹介 ~ ALTの新任式開催
「私の名前はマシュー・ディーツです。アメリカのミネソタから来ました。大学で生物を専攻しました。趣味は料理です。御船町は美しい所です。」
マシュー先生の流ちょうな日本語の挨拶に私は驚きました。本格的に日本語を学習し始めて3ヶ月ほどと聞いていましたが、全校生徒の前で立派な日本語のスピーチを披露したのです。歓迎の挨拶を生徒会長の田中美璃亜さんが行いましたが、後半は英語のスピーチに挑戦し、マシュー先生も笑顔になりました。
ALT(Assistant Language Teacher)の先生の新任式を、9月2日の2学期始業式後に体育館において実施しました。吹奏楽部がアメリカ合衆国の国歌の歓迎演奏を行いました。
アメリカ合衆国は50の州(State)がありますが、マシュー先生はミネソタ州の出身です。ミネソタ州はカナダと国境を接し、多くの湖がある自然豊かな所だと聞いています。マシュー先生は、大学でBiology生物学、History歴史学、そしてコンピュータサイエンスなどを学ばれましたが、歴史学の先生からJET (Japan Exchange Teaching)プログラムを紹介され、日本にとても関心を持ち、ALTとして働きたいと来日されました。
マシュー先生は、6月に大学を卒業されたばかりのフレッシュマンです。ちなみにアメリカの標準的な大学は9月に入学し、6月に卒業を迎えます。日本の学校は明治時代以来4月入学、3月卒業の仕組みをとっていますが、欧米の多くの国では学校は9月入学となっています。毎年、ALTが7月に離任し、9月に新しく赴任となるのは、このような学校制度の違いが背景にあります。
マシュー先生は日本で新しいことをたくさん学びたいと意欲的です。急速に日本語が上達中なことは今日のスピーチで証明されました。趣味はラグビーと料理だそうです。大学時代にラグビーの選手として活躍され、がっちりとした体格のナイスガイです。
生徒の皆さん達から積極的に先生へ話しかけ、対話を楽しんでくれることを期待します。