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R3卒業制作展(書道)説明文 坂口 理愛・2

(刻字:郷)

 故郷をこれからもずっと大切にしていきたいという思いを込め「郷」の文字を選びました。字形は、私が3年間学び続けた造像記を基に創作しました。また枠にとらわれない大胆な構成に挑戦しました。

 

(下)創作の基となった造像記

 

 

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R3卒業制作展(書道)説明文 坂口理・1

坂口 理愛(漢字の書:杜甫詩二首)

 県高校書道展で最優秀賞を受賞した作品です。この後、さらに作品の高めて全国総文祭へ出品し、最高賞の文部科学大臣賞を受賞することができました。

(下)文部科学大臣賞受賞作品。現在、東京・代々木で開催されている「全国高等学校優秀作品展」へ出品中です。

 「造像記」の書体に興味を持ち臨書を重ね、この作品はそれを生かし創作に挑戦しました。制作にあたっては、書いては壁に掲示し診断分析、また書いては診断分析・・・を繰り返して作品の質を高めていきました。

(下)制作の基となった造像記。野趣あふれる鋭い造形美が特徴的。

 

 

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R3卒業制作展(書道)説明文 坂口 日奏・1

(漢字仮名交じりの書:夏目漱石「草枕」より)

 夏目漱石・草枕の一節を書きました。私の心に響いた言葉です。

「山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」

 様々な人と関わることの難しさ、自分を保ち続けることの難しさを高校生活で学びました。また同時に、楽しく生活できるのも人の世だけだと、尊さを感じています。

 高校生活で様々な書体を学びましたが、この作品は私が最後に力を入れて取り組んだ中国・明時代の書家、張瑞図(ちょうずいと)の書風をもとに制作しました。

 

制作の基となった張瑞図の書

 

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R3卒業制作展(書道)説明文 向山 智帆・2

(漢字の書:無彊福)

 限りない幸福という意味を持つ漢字3字「無強福」(強いは旧字体)です。

 中国・清時代の書家・金農(きんのう)の特徴的な造形美に惹かれ、挑戦しました。平行で均一な横画の線を強調して雰囲気を出すことを意識しました。

 今までお世話になった方々へ、福が訪れてほしいという思いを込めました。

(下)金農の書

 

 

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R3卒業制作展(書道)説明文 向山 智帆・1

(漢字の書:杜甫詩「春望」)

 3年次9月県揮毫大会で書いた作品です。中国・明清時代の書家、王鐸(おうたく)の行書をもとに創作しました。

(下)王鐸の行書作品。

 揮毫時間120分間の中で、墨量の変化や字群をつくる構成を意識しました。県揮毫大会では、3年連続で第1位を受賞することができました。12月には全九州長崎大会へ出場したことは高校生活最後の思い出となりました。

(下)全九州総文祭長崎大会 九州席上揮毫大会にて(左:2年・坂井心 右:3年向山智帆)

 

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