学校からのお知らせ

第29回「手で見る造型展」見学

2月5日(火)、熊本県文化協会主催による第29回「手で見る造型展」が熊本県立美術館本館で開催されました。この見学会は「造型作品を視覚障がいの方々に見て、触れていただきたいということ、誰もが手にとって見る、あるいは手で触れてみるという本来の鑑賞方法を実現してみよう」という二つの目的から企画されているもので、毎年、盲学校の児童生徒たちが招待いただいている展示会です。

今回は、県立盲学校の児童生徒の作品をはじめ、県内の彫刻家や大学、高校、特別支援学校などの作品が370点ほどが出品されていました。

見学に先立ち、エントランスホールにおいて開会式が行われ、関係者のご挨拶の後、松﨑校長先生と児童生徒代表の中学部2年女子も加わって、テープカットが行われました。 また、エントランスホールにあるロダンの「接吻」やマイヨールなど4点の彫刻も触って鑑賞することができ、児童生徒たちは恐る恐る遠慮しながらも、興味深そうに触りながら、世界最高峰の彫刻を「手から心に」感じることができました。

 

 

 

 

 

 

 

   <テープカットの様子>           <ロダンの作品を触る生徒の様子>

 作品が展示されている文化交流室には、様々な作品が展示されていました。本校からは、幼稚部から高等部までの作品21点と、美術教師の作品を出品しました。空き缶を使って秋の音をイメージして作った太鼓や、針金を使って宇宙人をイメージしながら作った作品、また様々な陶芸作品など、それぞれに工夫された楽しい作品が展示されていました。他の特別支援学校からも陶器で作ったトーテンポールやペットボトルを活用したランプシェードなど、どれも素晴らしい作品ばかりでした。

 日頃はなかなか経験することのできない鑑賞方法で数々の作品に触れることができ、参加者の顔も笑顔でみんな大満足の時間を過ごすことができました。

 

 

 

 

 

 

 

 <作品い触って談笑する生徒の様子>        <本校小学部児童の作品>