校長ブログ

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2024/05/01(59) 5月になりました

 ずいぶんと気温が高くなってきました。ちょっと前まで、梅だ、桜だと、次々に咲く花を見ながら、たまの肌寒さと一緒に春を楽しんでいましたが、最近は少し歩くと汗ばんできます。空を見れば、つばめをはじめ、いろんな鳥たちが飛びかっています。

 そういえば、枝をくわえたカラスをよく見かけます。わが家では、すずめのさえずりが目覚まし時計。カエルの鳴き声も、私には心地よいくらいです。そういえば、よくアマガエルがやってきます。郵便受けの上やバケツがお気に入りの場所のようです。今まで見たことがない(気づかなかった?)昆虫との出会いも楽しい。家の近くを散歩すると、まだレンゲの花が咲いていました。スイカズラやナワシロイチゴをはじめ、初夏の訪れを思わせる野花が鮮やかな彩りを見せています。

 今日5月になったばかり。これから、もっと美しい人吉・球磨の風景が見られると思うと楽しみでしかたありません。

▲アマガエル

▲スイカズラ

▲ナワシロイチゴ

▲咲きかけのアザミ

2024/04/26 (58)体育大会ありがとうございました!

 本日4月26日(金)体育大会を行いました。4月開催の体育大会ということで、短期間の準備となりましたが、生徒会やダンスリーダーのみなさん、そして全員が集中して取組んだおかげで今日を迎えることができました。私が何よりもうれしかったのは、前日の予行練習に真剣に取組んでいたこと。大きな声で声援をおくっていたこと。一所懸命に準備をしたこと。

 3年生に残された学校行事は段々少なくなっていきます。一つ一つの学校行事を大切に過ごしてください。2年生はこれまでの伝統に、2年生色を加えて来年につなげてください。1年生は球磨中央の良さを味わって、これからの学校生活を楽しいものとしてください。

 改めて、生徒会のみなさん、ダンスリーダーのみなさん、大会運営を行ってくれたみなさん、大きな声援を送ってくれたみなさん、まじめに競技に参加したみなさん、本当に有難うございました。球磨中央生の真剣な顔や笑顔が大好きです。友達を思いやるところが大好きです。

生徒のみなさん、こんなに素敵な体育大会を有難う。球磨中央生は最高の生徒です!!

最後に平日の早朝よりお越しいただきました保護者の皆様及びご来賓の皆様に心から感謝申し上げます。

▲3年生のダンス

▲前日の予行練習①

▲前日の予行練習②

▲当日の朝の準備、天気が心配

 

2024/04/23(57)3回目の校歌のお話

 新学期が始まって2週間が過ぎました。この間、新しいクラスでの生活や気温の寒暖差、生徒の体調が心配でした。先週はほとんど学校にいなかったので、生徒の様子が分からず、もどかしさを感じていました。全体的には無事に学校生活を送っているように見えますが、一人一人をしっかりと見守る必要性を感じています。26日(金)は体育大会、今日から学年練習が始まりました。短い練習期間ですが、それだけに集中して取り組んでほしいものです。

 さて、卒業式の式辞の中で本校の校歌についてのお話をしました(校長ブログ49)。実は、この話には続きがあります。作詞をされた渋谷 敦(しぶや あつし)先生はこうおっしゃっています。「歌は時代とともに生き、時代とともに消長する。やがてこの歌詞が古めかしく、なじまないものになったとき、この歌はいつでも改正され、新しい歌にとって代られても構わないと思う。その踏台(ふみだい)となる日まで、今の願望と今の喜びが、声高らかに歌いつがれていったら、草創時代に生きた私たちの証(あかし)として十分であろう。そんな、ささやかな、一途な願いが、この歌詞にはこめられている。」 私はこれを読んだ時に、現状に留まらない進取の気概を感じました。同時に、先人の足跡を大切にしながら、世界とつながって生きていくことこそが、地球規模の課題解決のために必要であり、そのことは不変のものであるという渋谷先生の確固たる信念を感じます。校歌誕生から50年。体育大会当日、「歌おう!! みんなの校歌を」

▲学年練習はじまりました

▲歌おう!みんなの校歌を 

2024/04/17 (56) 足の痛み

 先週4月8日、左足の甲〜足首〜土踏まずにかけて激痛が走りました。年に数回は発症するのですが、今回の痛みはいつもよりもひどかったような気がしました。8日は始業式、入学式。テーピングをし、鎮痛剤を飲んで式に臨みました。幸い2・3年生や新入生に大きな迷惑をかけることはなかったようで一安心。翌日も杖をつきながら勤務しました。痛みが出るたびに、学校(本校だけでなく、一般的な学校)の施設が人に優しくないことを痛感します。校内に入るためには、一部スロープはあるものの、基本的には段差を越えなければなりません。どこに行くにも段差や階段だらけ。本校は手すりなどが割と多く付けられていますが、車椅子や松葉づえをついての移動はかなり難しいと思います。普段気にならないちょっとした段差も、体に痛みがあると、高い壁のように感じられます。そんな時に生徒から「大丈夫ですか」「早くよくなってください」「危ないから気を付けてください」と声をかけられました。その言葉だけで痛みが和らぎました。

 コロナ禍の中、一人一台端末が進み、オンライン会議や在宅での仕事が当たり前のように行われています。2年前、本当ならばつくば市に行って受ける研修を、学校でオンラインによって受講しました。移動時間を考えるとずいぶん助かりました。その一方で、私はある障がい者の方の次の言葉にはっとさせられました。「障がい者があれだけテレワークやオンライン授業を熱望したのに、あれだけ声をあげたのに、ちっとも耳を傾けてもらえなかった。ところがいざ「自分」たちが同じような困難に直面したらこれだけスピーディーに、これだけダイナミックに世の中変わっていくんだなって、やっぱり悔しいですよ。」

 いろんな出来事が自分事になってはじめて人は考え、行動します。しかし、困りごとがある人の立場にたって、その思いを自分事とし、他者のために行動することによって、少しずつでしょうが、環境がよい方向に変わっていくと思います。学校の施設を一気に改修することは難しいです。しかし、学校の中で困っている人を見かけたら、自分事としてそっと寄り添い、優しく、当たり前のように支える雰囲気をつくっていきたいと思います。

▲ちょっとした段差もつらい

▲家庭科室前の階段の手すり

▲事務室前のスロープ

▲正面玄関のスロープ

2024/04/09(55)藤の花

 今日4月9日(火)は、昨日の始業式・入学式とはうって変わって透きとおるような青空。午前中、2・3年生は課題考査、1年生はオリエンテーション、午後から対面式、部活動紹介と続きました。1年生の前でお話をさせていただきましたが、素晴らしい礼法所作、きらきら光る表情、真剣に聴く態度、私も気が引き締まりました。

 校長室横の庭に藤の花が咲きました。私は恥ずかしながら、藤の花は芽吹いて、少しずつつぼみが開いて、花が咲くのだろうと思っていました。ところが、観察してみると、様々な変容を経て、美しい紫の花となることが分かりました。

3月1日、立派になって卒業した生徒たち。3年間、楽しいことも、つらいこともあったことでしょうが、色々な困難を乗り越えて大きく成長しました。1日1日成長し、大輪の花を咲かせたのです。これから、子供たちの、毎日の少しずつの成長を見逃さないよう、伴走していきたいものです。

▲3月7日「藤の花」

▲4月2日「藤の花」

 ▲4月9日「藤の花」①

▲4月9日「藤の花」②

▲4月9日「藤の花」③