徒然雑記帖

2020年2月の記事一覧

小論文で思い出すあれこれ

 

 学年末考査が終わっての4連休、生徒の皆さんはいかがお過ごしでしたか?

 振替休日の24日(月)は、人吉市の最高気温が県内で一番高く、19℃で4月中旬並みだったとか報じられました。学校下の村山公園のモクレンが咲き始めていて、とてもいい香りが漂っていました。思わずパシャリ。

 

 話は変わりますが、先々週から先週にかけて生徒たちの頑張りのおかげで、私までその栄誉の場に立ち会うことが続きました。2月13日には3E 園田慧伍君の知事表敬(国体弓道競技少年男子団体で優勝)、14日は3E 尾形幸河君の教育長表敬(電験3種合格)、16日は専攻科の学生諸君が請け負った芦北郡鎌瀬地区の山の神社の落成祝賀会出席。いずれもホームページで詳細が紹介されていたとおりです。

 そして、18日は2AA 浦田星奈さんの「第21回高校生小論文コンクール個人部門奨励賞」の表彰式が福岡県から関係者2名が来校のうえ、校長室で執り行われました。

 本コンクールを主催する公益財団法人 生涯学習振興財団(本部:福岡県柳川市)のホームページには、高校生小論文コンクール「今こそ大志を語れ!」の募集要項が次のようにあります。

 

 「高校生を対象に、高校教育及び社会教育の見地から、次代を担う青少年の溌剌とした自己形成と、健全な意識形成に寄与することを期待するもので、●自分の未来、●人生の夢や目標、●今熱中していること、●高校生活、●ボランティア活動…のような個人的なこと・関心事から社会的提言にいたるまで、自由に副題をつけて400字詰原稿用紙で1,200字以上1,600字以内で、小論文スタイルで表現してください」

 

 「笑顔で溢れる未来に」と題する浦田さんの作品、改めて読ませていただきました。「大工であるお父様と一緒に将来一緒に家を建てたい」という決意の下、本校建築科に入学したこと、「将来は大学に進学して沢山の人を笑顔にできるような家を設計するとともに、一段落したらその経験を生かして工業高校で教員として、学んだことを次の世代に伝えていきたい」という熱い思いがしたためてありました。文字に綴るという形にすることが、人生を描くエネルギーになると信じます。浦田さん、受賞本当におめでとうございます。

 

 ところで、生徒の皆さんに改めて聞きます。小論文って一体何だと思いますか。「はぁ、何か難しいことが書いてあるやつ?」なんて答えますか。

 では、作文とどう違うのでしょう。

 私は国語の教師ではありませんので、それについて厳密なことを述べることはようしませんが、「短い論文」である小論文は、「自分の意見を論理的に述べる」ことを目的として読み手を説得する狙いを持って書く文章で、単に経験や体験を元にした自分の主観的な考えを「伝える」ことが目的の作文とは違う・・・、といった説明を(教諭時代、進路指導部で進学係を務めていた頃)していました。今もそうであると信じているわけですが、大きく外れてはいないはずです。

 

 大学進学を考えている人は、小論文が課されることを知って、どう対処しようかと悩んでいる人がいるかもしれません。そのような方は、なぜ大学は採点が簡単なマーク式の問題ではなく、面倒な小論文問題をわざわざ出題しているのか、まずはそこを考えてみることが大事かもしれません。

 

 大学受験の小論文で問われている力は、「与えられた情報を読み取って、自分の意見を論理的に述べる能力」と言い切っていいと思います。これは、大学に入学して、レポートや論文を書く際に非常に重要になる力と重なります。大学は小論文の問題を通して、大学生として必要最低限の力、即ち論理的な文章読解・論述ができる能力を測っているわけです。

 

 既に国語で習ったとおり、小論文は、序論(自分の意見を立場を明確にしながら述べる)→本論(具体例を交えながら自分の意見を裏付けていく)→結論(自分の意見を再度述べる:序論部と同じ表現の繰り返しにならないように注意)で書くことが基本です。このような意見論述能力と論理的文章構成能力は、ひたすら小論文を書いて鍛えるしかないのかもしれません。

 

 当時、私は「日頃から環境問題、少子高齢化、教育経済格差などのトレンドな話題に敏感になり、自分の意見を頭の中でまとめてみるという練習を積み重ねておくことが肝要」と、口癖のように言っていました。例えば、「AIは、人の仕事を奪う」と頻繁に耳にしますが、本当に人の仕事を奪うのか、奪われないためにはどんな力を身に付けておかないといけないのか、そういったことに対して自分の意見を持っておくことが大事だということです。そのためにも、新聞の社説を読むことを勧めていました。他の人の意見を知ることはテーマに対して深く考える機会になるからです。

 

 余談になりますが、私がこれまで出会った小論文のテーマで一番驚いたものを紹介します。2014年(平成26年)に愛知医科大学で出題された「(自分が浮気したから)婚約者に別れの手紙を書いてください」というものです。

 「青春を捨て彼女も作らずに今まで一心不乱に勉強した結果をこれで出せというのか!?」と、受験生の間で大きな話題になりましたので、当時中学生だった皆さんたちの耳にもひょっとして入っていたかもしれません。

 

「あなたにはこれまで3年間真剣なお付き合いをしてきて、来年くらいに結婚の約束をしている彼ないしは彼女がいるとします。ところが2カ月前にふとしたことで知り合った別の人が好きになってしまい、今付き合っている人と別れる決心をしました。600字以内でお別れの手紙を書いてください」

 

 もし、医学部を目指す受験生の立場に立ったとしたら、どのような手紙を書きますか?

 「涙を流しながら書いた受験生もいたかも・・・」とか、「恋愛体験がない人には絶対的に不利かなぁ・・・」、私は考えれば考えるほど「一体この小論文は受験生(医師)の資質・能力の何を探ろうとしているんだろう」と悩んでしまいました。

 

 ある予備校の先生の見立てには、「これは記述力だけでなく想像力や人間性まで問われる非常に高度な問題で、病状や余命、医療ミス等に関して、本人や家族に告知する場面が、婚約者に別れを伝えるというという場面に擬せられている」とありました。こうした良くないことを伝える際には、希望を持てるようにすることも大切なのは分かりますが、「君なら素敵な人がきっと見つかるといった言葉を回答に織り込むと評価が上がる可能性が高い・・・」、それ本当かなぁ?

 

 一方、就職試験でも小論文(もどき)を課す企業が少なくありません。進路指導室に保管されていた今年度の受験報告書によると、次のようなテーマで出題されていました。

 

 ●入社してから頑張りたいこと、●3年後の自分、●入社後の目標、●将来の夢、●志望職種であなたが発揮できる能力は何か、●〇〇で働く上で一番大切だと思うこと、●あなたが会社に求めること、会社があなたに求めていると思うこと、●あなたにとって仕事とは

 

「もどき」と敢えて書いたのは、求人票の試験欄に「小論文」を課す旨があるものの、実際に出題されたお題が「あなたはどのような社会人になりたいか」であるなど、明らかに自己PR系であり、これでは書ける内容も主観的なものにならざるをえず、作文だよねと考えられるからです。

ということで、大学進学の小論文と就職の小論文は打つべき対策が違うのかもしれません。

 

 最後に・・・、本校図書館の2月の受入図書に「奇跡の論文図鑑」という本があります。「ラーメンの残り汁でエンジンが動くか」など真面目に論じてあり、論文に込められた底知れない好奇心、愛、情熱、苦悩に驚かされます。

 前書きには「人間は万物を研究し、それを論文にしている」とか「研究者はものごとをこんなふうに見ているのか、という目線を味わう!」とかあり、ワクワクします。NHK Eテレ「ろんぶ~ん」を本にしたものです。刺激に満ちた知の世界が広がっており、面白いですよ!

【校長】

 

紫式部ってやっぱり凄い女性?!

 

 朝からうっすらと雪化粧した大変寒い日、学年末考査の最終日でした。考査が無事に終わり、運動場や体育館からはまた大きな声が戻ってきました。

 

 放課後、校内を回ってみました。

 溶接部ロボット班の部室の黒板に、ずっと消されることなく残っているメモらしき記載があります。「黒、白、ねずみ、紫、青・・・、これは一体何を意味するんだろう?」と、ずっと気になっていました。

 

 青には「高低速切替」とか書いてありますので、抵抗のカラーコードではなさそうです。

 今日は、意を決して、顧問の先生に伺いました。ロボットの動きを制御する各機器とスイッチボックスを繋ぐ多色フラットケーブル(右写真)の色分けのメモなんだそうです。

 

 抵抗のカラーコードで思い出しました。突然ですが、皆さんは、紫式部と聞いたらどういう反応をするのでしょうか。

 「源氏物語」を書いた平安時代の女性、ということを中学校の国語や社会で習ったはずですが、そのことを思い出しますか?

 工業に学ぶ皆さん方のことです。紫式部→「むらさきしちぶ」のゴロ合わせが条件反射の「7」と反応するのが普通かもしれません。

 

 紫式部が7って一体何?

 ひょっとしたら建築科や建設工学科の皆さんには何のことか分からないかもしれません。ただ、中学校の技術家庭科の電子工作で抵抗のカラーコードを習っていたら別です。以下に補足しますので、興味があったら読んでください。

 

 抵抗(電気抵抗器)とは、回路に流れる電流値を制限するための電子部品です。電気・電子回路で利用する抵抗には「炭素皮膜抵抗」がよく用いられます。

抵抗は「抵抗器」が正式名称で、回路図などではResistorの頭文字をとって「R」と表される場合が多いです。

 抵抗にはさまざま抵抗値があり、テスターでも測定可能ですが、炭素被膜抵抗器には外表面にカラーコードが着色されていて、抵抗値が一目でわかるようになっています。色に割り当てられた数字は次のとおりです。

黒:0、茶:1、赤:2、橙:3、黄:4、緑:5、青:6、紫:7、灰:8、白:9

 

 

  例えば、右図のような4本線式の抵抗器があった場合、次のように読み取ります。

1本目:1桁目(十の位)黄→4

2本目:2桁目(一の位)7

3本目:乗数(10のX乗)黒→0 10=1

4本目:誤差精度(金色:±5%、銀色:±10%)

 従って、47×10=47×1=47オーム

 

 ここで各色のゴロあわせによる覚え方は次のとおりです。

黒: 0 黒い礼服

茶: 1 一茶(小林一茶) 「お茶を一杯」という覚え方も

赤: 2 赤いニンジン

橙: 3 第三の男、「だいだい色のみかん」という覚え方も

黄: 4 岸恵子(若い人は知らないかもしれないけど?有名な女優さん)

緑: 5 ミドリゴ (嬰児のこと)

青: 6 青二才のろくでなし

紫: 7 むらさきしちぶ(紫式部)

灰: 8 ハイヤー

白: 9 ホワイトクリスマス

 

 話は大きく変わりますが、紫式部には、ほろ苦い思い出があります。私は、前任校に勤めていたとき世界最古の長編恋愛小説「源氏物語」に魅せられて、かなりのめり込んでいた時期がありました。そして、何を隠そう『勝手に源氏物語検定』と称して、全国の同好の士を相手にネット上の検定を主催しようという壮大な計画を立てて、検定問題(4択)をせっせせっせと作っていました。

 作問は全く苦労しません。強引に関係を持つことに長けている主人公の光源氏だけでも、その恋愛嗜好は実にバラエティ豊かです。不倫、略奪愛、ロリコン、男色、熟女愛など何でもありです。しかし、問題を150問位作ったころでしょうか、当然のように行き詰まってしまいました。

 

 古典の文法に関する知識や理解が全然ないので、原文を読んだことは全くありません。漫画をはじめ、色々な作家や予備校の先生たちの現代語訳を読んで得た知識のみが頼りの作問です。原文を読んだことさえない者がそんなことをするのは、やっぱり罰当たり、無謀過ぎると気付いたのです。

 それ以来、源氏物語は封印していたわけですが、退職直前になってあることを確かめてみようという思いが湧き上がってきました。

 

 本校のホームページの「校長室より」に3年間でアップしたブログの総文字数と源氏物語の総文字数とではどちらが多いのか確かめたいということです。

 

 当時、入門程度(3級)に次のような問題も作っていたはずです。生徒の皆さんは知っていますか?

 

 Q 源氏物語の総文字数はどのくらいですか。

 A  ①約200万字 ②約150万字 ③約100万字 ④約50万字

 

 答は、③の約100万文字です。

 

 源氏物語は、一般的には夫藤原宣孝(ふじわら の のぶたか)が没した半年後に書き始められたと言われています。宣孝が亡くなったのが1001年と記録されていますので、源氏物語の執筆開始は1001年~1002年頃になります。完成したのは1008年頃(2008年が源氏物語の源氏物語千年紀に当たるとして、様々な催しものがあり、11月1日が「古典の日」と定められたことを思い出します)とされていますので、7年位で書き上げたことになります。

 源氏物語の文字数は、400字詰めの原稿用紙で2,400枚位なので、執筆から完成までの約7年(2,555日)で平均すると、だいたい1日に原稿用紙1枚弱位のペースで書いていた計算になります。あくまで平均です。沢山書いたり、全く書かなったりした日もあったはずです。

 

 では、私の3年間のブログの総文字数はというと、この記事も2,470文字(原稿用紙約6枚)ですから結構な文字数になりそうな気がします。

 これまでの全ての記事をワードに張り付けて、ワクワクしながら総合計を電卓で求めてみました。

 3年間でこの記事まで含めて全部で157本アップしていることが分かりました。気になる文字数の総合計は・・・

 307,197文字(原稿用紙約768枚位)でした。

 3年間、自分としても結構書いていたように思いますが、彼女の3分の1にも及ばなかったことを知りました。

 別に張り合おうとか、そんなことは思ってもいませんでしたが、「やっぱり紫式部という人は凄い女性だな・・・」、それが今の正直な感想です。

【校長】

 

祝 総アクセス数1700000件達成

 

 いつも本校のホームページにお越しいただきありがとうございます。

 

 昨日は生憎、雨の日曜日でした。しかし、考査期間中ということもあって学習に十分専念できた人も多かったのではないかと思います。

 

 私は、熊本城マラソンに伴う交通規制が始まる午前9時前に熊本の自宅を発って人吉に向かいました。途中、伝統建築専攻科が新築工事を請け負って完成させた、芦北町鎌瀬の山の神社(やまのかみしゃ:右写真)の落成祝賀会に立ち寄り、氏子さんたちに挨拶等を行いました。人吉市内に近づくとジャージを着て足を少々引きずり気味に歩いている方々とすれ違い、熊本城マラソンだけでなく「ひとよし温泉春風マラソン」も行われていたことを思い出しました。

 本校からは陸上部の生徒の皆さんがボランティア(補助員)として運営に携わったはずです。時折強い横なぐりの雨が降る中、大変だったと思います。本当にお疲れ様でした。

 

 ところで、私は夢の中でしたが、本日2月17日午前2時15分前後に、ホームページの総アクセス数が1700000件に届いたはずです。その証人になろうと時々カウンタを見ながら頑張って起きていましたが、眠りに落ちてしまい、午前3時40分ごろパッと目が覚めたときは、42件オーバーしてしまっていて残念でした。

 右はそのスクリーンショットです。真夜中でも1時間に30件ほどのアクセスをいただいています。ありがたいことです。

 

 それにしても、17日に170万とは、偶然にしてはなかなかいい感じです。昨年11月26日が160万件でしたから、83日間で10万件、一日当たりに直すと約1,205件という計算になります。

 

 170万、無性に素因数分解してみたくなりました。

 1700000は17×10万で、17は素数、10万(10)が2×5だから・・・

 

 1700000=17×2×5

 

 従って、その約数は、1, 2, 4, 5, 8, 10, 16, 17, 20, 25, 32, 34, 40, 50, 68, 80, 85, 100, 125, 136, 160, 170, 200, 250, 272, 340, 400, 425, 500, 544, 625, 680, 800, 850, 1000, 1250, 1360, 1700, 2000, 2125, ・・・(途中省略)・・・, 50000, 53125, 68000, 85000, 100000, 106250, 170000, 212500, 340000, 425000, 850000, 1700000

 

 の72個です。

 いかがでしょうか?個人的には、170万が160という約数を持つということは感覚的につかみにくい気がしました。しかし、こうして約数を見せられると、17や170、1700が16で割り切れることを予感させて(実際、17÷16=1.0625)、面白いです。

 

 それでは、いつものように1700000の数字の並びをそのままにして、加減乗除等の記号を入れて217(今日の日にち2月17日)を作る小町算ごときで遊んでみます。

 

(||)!+!+!)!+=217 → 2月17日

 

170+{(!+!+!) ! }!!-!=217→ 2月17日

 

17!+!)-[{(!+!+!) ! }!!!]!!!!!!!!!!!!!!=217 → 2月17日

 

 「0!=1」という定義を使って、たちまち3つほど立式できました。

 この中でも一番お気に入りは、最初の式です。217を216+1と分けて、216が6番目の立法数(6=216)であることに着目してみました。

 生徒の皆さんだったらどのような式を作りましたか?「これは・・・!」という傑作ができたら教えてください。

 

 最後に、170万という数字を見て、考えたり閃いたりすることです。

 17だったら聖徳太子の「17条の憲法」などが思い浮かびますが、170万です。残念なことに私は何も思い浮かびません。ネットを検索してみても、商品の型番などに割り当てられている数字以外では、東京都豊島区の郵便番号が〒170-0000とか、某食品メーカーが昨年11月に微生物が検出されたとして、ペットボトル飲料水約170万本を自主回収すると発表したことなどがひっかかってくるだけでした。

 

 ネタがないので、最近私が頭をすご~く悩ました数字の並びに関するクイズを1問ご紹介します。

 兵庫県にある私立灘(なだ)中学校の今年の算数の入試問題です。

 

 この問題、一昨年(2018年)4月26日にアップした「3乗の展開の公式」の記事(→こちら)の中で触れていた「パスカルの三角形」にヒントを得て作問されていますが、そんな予備知識は全く不要です。

 小学生の柔らかい脳だったらすぐ解けるのかもしれませんが、私は悪戦苦闘しました。少なくとも制限時間を問題数で割った10分位では解けませんでした。

 皆さんはいかがでしょうか。ぜひ考えてみてください。

 

 灘中学校の算数入試は、これは算数オリンピックの問題?と見まごうほど数学愛に溢れていて、解いていてワクワクしたり、面白いと感じたりする問題が多く、算数マニアの間ではつとに有名です。この学校の数学の先生たちは、きっと数学が好きなだけでなく、常に問題を考え続け、解く人のことを一生懸命に考えられている探究心が旺盛な方ばかりなのではないかなと、勝手に想像しています。

↓(正解は・・・)

答えは446001です。

 

 でも、ネット上に置かれていたこの問題が本物の入試問題の写し(pdf)としたら、問題文がどうも変なので(「・・・その数の左上にある数の和になっています。」の箇所、正しくは「その数の左上と右上にある数の和になっています。」であるべきです)、ひょっとしたら、問題文の誤りということで全員正解扱いになったかもしれません。

 多くの有名予備校や塾がネット上で正解例を発表していますが、どれもこの問題が使われているので、実際の問題と思われます。しかし、試験の前に板書等でその旨の訂正があっていたら話は別です。      

【校長】