徒然雑記帖

2019年6月の記事一覧

夏至の日を求める計算式

 

 今日6月22日は夏至(げし)。

 北半球では、1年のうちで最も昼の時間が長くなることで知られています。

 長い説明は不要と思いますが、暦のうえで1年を24分割し、それぞれに季節を表す言葉をつけた二十四節気という季節の呼び方があり、そのうちの一つが夏至です。例年6月21日頃と記憶しています。でも、年によって1日位前後することがあるので、今年はいつだろうと毎年調べなければなりません。

 

 これは誰がどんなふうに定めているんだろうと思って、今さらながら色々調べてみました。1日位前後する理由がごちゃごちゃ解説してあるサイトがありましたが、中学理科以来、天体の分野が苦手だったので敬遠(パス)しながら、やっと辿りつきました。

 知りませんでした。やはりあるんですね。計算式が。次のような式でした。

 

 =INT(22.2747+(0.24162603*(Y-1900))-INT((Y-1900)/4))

 

 Yに夏至を調べたい西暦年を代入します。例えば今年(2019年)なら、

 

 =INT(22.2747+(0.24162603*(2019-1900))-INT((2019-1900)/4))

 

 となります。手元の電卓で計算をしてみます。

 

 =INT(22.2747+28.75349757-INT(29.75))

 

 となります。ここでINTは、「指定した数値を超えない最大の整数を返す」関数です。正の数の場合、小数点以下の端(はした)を切り捨てる関数と言ってもいいです。

 従って、INT(29.75)=29となり、これを代入してさらに計算を進めます。

 

 =INT(22.2747+28.75349757-29)

→ =INT(22.02819757)

→ 22

 

 おお、確かに!!

 この、INT(インテジャー(注:イントと読まれる方もいます))という関数、教壇に立っていたころは、エクセルの実習で消費税率をかけて端を切り捨てる場面等で指導していたことがありましたが、久々に目にしました。関数名は、整数のことを英語でintegerと綴りますので、きっとそれに由来しているのでしょう。

 

正の数の場合は、INT(3.33)=3となります。でも、負の数の場合、INT(-3.33)=-4となるので注意が必要です。

 

 この計算式、「1904年から2099年まで使える」とありました。楽しそうですので、エクセルを使って色々と計算してみました。

 その結果、1992年から2019年までの夏至は21日~22日ですが、2020年から2055年までは全部21日でした。そして、2056年から2099年の中には、しばしば20日の日があるようです。

 「NASA(アメリカ航空宇宙局)などで使われる厳密な計算式よりもかなり精度が落ちる式」とか紹介されていましたが、厳密な計算式とはいかなるものか興味が湧いたところです。

 

 ところで、今日6月22日、19時14分現在の総アクセス数は1415669でした。

 いつものように、この 1415669 という数字の並びをそのままにして、加減乗除等の記号を入れて、今日の日にち6月22日の数字をそのまま並べた622を作る「小町算ごとき」に挑戦してみます。

 

 INT(141÷)+66×=622 → 6月22日

 

 使ってしまいました。INTを。ちなみに、この「小町算ごとき」で初めてINTという関数を使ったような気がします。生徒の皆さんだったらどのような式を作りますか?

 

 梅雨入りもせず、夏はまだまだこれからが本番というのに、今日を境に日が明るい時間が一日一日短くなるということで、少々メランコリックな思いもしないわけではありません。皆さん良い週末をお過ごしください。

【校長】

なすに悶絶!?

 

 図書館に配架してある料理雑誌「オレンジページ」の6/17号の特集記事は、「なすに悶絶」。何とキャッチーなタイトルなんでしょう!

 

 なすびは、煮る、炒める、焼く、蒸す…と、どんふうに調理をしてもお箸がとまらない料理ばかりで、私、とても好きな野菜です。でも、「身悶(みもだ)えするほどのなすび料理とは一体どんな料理?」、タイトルにつられてパラパラと写真を眺めてみました。

 凄く美味しそうで、心を捉える料理の写真がありました!レシピをさっそくメモ。この週末に作ってみるつもりです。なすびは、夏野菜を代表する存在です。これから旬の味を大いに楽しみたいと思っています。

 なすび料理が好きな生徒の皆さん、図書館に足を運んで「オレンジページ」をめくってみてはいかがでしょうか。

 

 ところで、3週間ほど前、校庭の花壇に植えたなすびが写真のように、かなりしっかりと葉を広げてきました。

  

 2ヶ月後?の収穫に向けて、夏場の水やりが大変ですが、校長室の掃除の生徒たちにも手伝ってもらいながら心を込めて育てるつもりです。何事も根気がいるのは人材育成と同じです。

 

 ところで、本日6月21日、午前8時33分現在の総アクセス件数は、1414213

 有名な数字の並びです。何でしょう?

 ヒントです。

 最初の1と4の間に小数点を入れると、1.414213

 もうお分かりだと思います。√2の近似値でした。

 

 そういう思いで先ほどのなすの若葉の写真を眺めてみます。葉の先端と茎を結ぶ三角形を想像してみると、辺の比が1:1:√2の直角二等辺三角形が浮かび上がってくるから不思議です。考えすぎかもしれませんが、見れば見るほど√2です。3つの星が「くし団子」のように並んでいたら、オリオン座にしか見えない悲しい習性と似ているのかもしれません。

 

 

 話は大きく変わりますが、生徒の皆さん。

 

√1=1

√2=1.414214356(一夜一夜に人見頃)

√3=1.7320508(人並みに奢れや)

√4=2

 √5=2.2360679(富士山麓オウム鳴く)

 

 √3の「人並みに奢れや」や、√5の「富士山麓オウム鳴く」の語呂合わせは、とてもよくできていて納得もできると思いますが、√2の「一夜一夜に人見頃」はどういう意味か分かりますか?中学校でどう説明を受けてきましたか?

 

 私は中学校のときの数学の先生がどういうふうに説明をしてくださったのか、さっぱり思い出せないのですが、勝手に次のように解釈して生徒にも教えていました。

 春に桜が咲きつつあるときは毎日毎日、少しずつ花が開いていくので、「一晩(夜)一晩(夜)経つごとに人が見て、どんどん丁度よい頃合いになっていくものだな~」⇒「一夜一夜に人見頃」

 

 今日改めて、ネットを色々と調べていたら、次のような解釈をしている方がいらっしゃいました。とても優雅な解釈で感動したので一部を引用して御紹介します。

 

 春を過ぎ、初夏から夏にかけて、夜ごとに華やいでゆく街の風情が目に浮かびます。描かれているのは、単なる風景ではありません。街の賑わい、人々の暮らしなのです。

  花を見るのでも月を見るのでもありません。人なのです。人を見ているだけで嬉しくなるような、そんな季節になろうとしているのです。

  人々は解放的であり、くつろいでいて、穏やかで、平和で、この先に対する希望を持っている。しかも、変わってゆく。

 わずか12音節で、人間の生活の場としての街を 、そのゆったりとした時間の中の変化を、一瞬一瞬の大切さを、希望を、人と人とのつながりを、人間への興味を 生き生きと描いています。

 

 最後に、いつものように 1414213 という数字の並びをそのままにして、加減乗除等の記号を入れて、今日の日にち6月21日の数字をそのまま並べた621を作る「小町算ごとき」に挑戦してみます。

 

 14!!!!+14!!!!!!++(!)!!!=621 → 6月21日

 

 ちなみに、大丈夫と思いますが、14!!!!は、14の4つ飛ばしの階乗ですから、14×9×4を計算して504となり、14!!!!!!は、6つ飛ばしの階乗ですから14×7を計算して98です。

 皆さんだったらどのような式を作りますか?

【校長】

 

 

祝 総アクセス数 140万件達成

 

 いつも本校のHPにお越しいただき、ありがとうございます。6月に入り蒸し暑さを感じる毎日が続いていましたが、今日は朝から凄い雨!

 

 そんな本日6月7日、午前8時2分現在の総アクセス件数は、1400000

 

 140万! 久々にきりのいい数字です。こういう綺麗な数字を見ると無性に素因数分解をしてみたくなります。100万(10)が、2×5で、14が、2×7ですから簡単です。

 

 1400000=2×5×7

 

 従って、その約数は、1, 2, 4, 5, 7, 8, 10, 14, 16, 20, 25, 28, 32, 35, 40, 50, 56, 64, 70, 80, 100, 112, 125, 140, 160, 175, 200, 224, 250, 280, 320, 350, 400, 448, 500, 560, 625, 700, 800, 875, 1000, 1120, 1250, 1400, 1600, 1750, 2000, ・・・(途中省略)・・・20000, 21875, 25000, 28000, 35000, 40000, 43750, 50000, 56000, 70000, 87500, 100000, 140000, 175000, 200000, 280000, 350000, 700000, 1400000 

 の84個あることになります。 

 

 では、いつものように 1400000 という数字の並びをそのままにして、加減乗除等の記号を入れて、今日の日にち6月7日の数字をそのまま並べた67を作ることに挑戦してみます。

 

 !+!+!)!+!=67 → 6月7日

 

 勿論、0!=1で、これは定義(決めごと)ですから「どうしてそうなるのかなぁ?」なんて考えたらいけません。

 実は・・・、6月に入って1日当たりのアクセス数が平均840件位で推移していましたから、「140万件に到達するのは6月9日頃かな?もし10日になったら、610という数字はどうやって作ろうか・・・」とか思いながら、次のような式を心温めていました。

 

 14×{(!+!+!)!-!}-!=69 → 6月9日

 

 ところが、どうしたことか一昨日(6/5)が2,900件、昨日(6/6)が3,080件というように、急激にアクセスが増えたので、朝から慌てて式を考えたところでした。皆さんだったらどのような式を作りますか?

 

 話を変えますが、生徒の皆さん、140万という数字に何か心当たりありませんか?

 ヒントです。高校入試の理科で必ず覚えておかなければならい数字です。

 

 もう思い出しましたか?

 

答は、太陽の直径でした。140万km(地球の直径の約100倍)です。これと、太陽の表面温度である約6000度、地球と太陽の距離の1億5千万km、この3つの数字は太陽に関して必ず暗記してきたはずです。

【校長】