徒然雑記帖

胸がざわつく17歳

 

 今日2月22日は、「ニャン(2)ニャン(2)ニャン(2)」の語呂合わせから、「猫の日」に制定されていると朝のニュースで報じていました。この日をきかっけに、2月は全国各地で猫にちなんだイベントが開催されて、猫好きにはたまらない月なんだとか。

 

 考えてみれば、月日をその順に並べた時、同じ数が3つ連続するのは1月11日の111と2月22日の222の2つだけです。万一、333とかあったら超気持ち悪いよな・・・とか考えていたら、今日は総アクセスカウンターに、2が沢山出現するということに気付きました。1312222という数字です。

 午前7時頃からカウンターを見守っていました。多分、7時18分頃通過したはずです。

 

 さっそく1312222で今日の日付の222を作ってみることにします。

 

 1×222=222 → 2月22日 

 ()×222÷=222 → 2月22日

 

 どちらも下4桁の2222を使っただけの面白みに欠ける式で、「小町算を舐めているのか!」と叱られるかもしれません。

 

 気を取り直して、今日が誕生日の本校生が何人いるのか、名簿に検索をかけてみました。561人在籍しているから確率的に1人以上は期待できます。

 1人いました。今日17歳を迎えた方、おめでとうございます。何か特別な感慨がありますか?

 

 我が国も3年後の2022年4月から、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられることが決まっています。その頃には、大人になる寸前の17歳という年齢は、今の19歳以上に輝きを増しているのかもしれません。

 

 ところで、2年生の大半は既に17歳のはずです。今、その真っ最中を主人公として過ごしている皆さん方には、実感があまりないかもしれませんが、17歳というのは大人が昔を振り返ったとき印象深く刻まれている年齢だと思います。映画や文学など様々な作品でも17歳というのはよく取り上げられていていますし、大阪経済大学は「17歳からのメッセージ」という随筆コンクールを主催しています。Seventeenという女性向けのファッション雑誌もありますよね。

 

 48年も前の話になりますが、南沙織さんというアイドル歌手のデビュー曲は「17でした。私、この曲を希に耳にすると、自身が17歳のころ、どんな景色を見ていたんだろうと胸がざわつきます。(でも、残念なことに先日、2月7日の記事で取り上げた「ワンちゃん事件」以外あまり思い出せません)

 大人と子どもの間で揺れる曖昧な時である17歳、きっと皆さんもずっと後になってからそのキラキラに気づくのかもしれません。

 

 自分はどういう人間なのか、大人になるとはどういうことか、どのような大人になりたいのか、将来どんな仕事をしてどんな働き方をしているのか・・・そんなことに想いを巡らして17歳の今の自分の考えを文章にまとめておくのも有意義なことかもしれません。

【校長】

 

南沙織さん、昭和46(1971)年に、この曲でデビューして1ヶ月後に17歳になったそうです。当時、テレビやラジオからやたらに流れていました。年末に日本レコード大賞(新人賞)を受賞して、紅白歌合戦の紅組トップバッターだったこと、私は小学5年生でしたが、「歌謡曲大好き少年」でしたからよく覚えています。

 軽やかなメロディーも詞もどちらも好きでしたが、今にして思えば「17才」という言葉が歌詞の中に出て来ない不思議な曲だと思います。ウィキペディアによると、作詞家の有馬三恵子さんが作詞したのは既に40歳前後だったため、この曲がヒットしたときは周りから「40歳になってよくあのような詞が書けたね」と、半分呆れられるかように誉められたとあります。心温まるいいコメントです。それほど詞の内容が当時としては鮮烈だということだと思います。

 小学生の私には、高校生のお姉さんの恋愛事情は眩しすぎましたが、しっかり感情移入して口ずさんでいました。ませガキだったんだと思います。多分。

 その後、色々な歌手がカバーしていますので、きっと皆さんも聞いたことがあるはずです。