徒然雑記帖

616161 → 水無月

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616161とは、月がかわった本日6月1日(木)11時15分現在のアクセス件数です。

「まるで今日の日を待っていたかのように616161とは何と縁起がいい!」とか考えながら、数字の並びをそのままにして、加減乗除等の記号を入れてみたくなりました。

 

61+61―61=61  6月1日 全く面白くありません。

6+1-6+|1-61|=61 → 6月1日 絶対値は反則なのかも?

(6-1)!÷(6―√16)+1=61 → 6月1日 今日の会心の出来!

 

【注】 中学生の皆さんへ

2番目の式の中にある"||"の記号は「絶対値」です。中学1年の数学で正の数、負の数を学習したとき、この言葉は見受けたことがあるはずです。数直線上の(原点との)距離(の差)を表し、|-4|=4とか学習しましたよね!

絶対値の問題では、絶対値の記号"||"をはずして計算をすることが多くあります。そのはずし方、3通りあります。

①絶対値の中が0より大きい場合は、|3|=3のように絶対値の記号をはずすだけ。②絶対値の中が0の場合は、|0|=0のように0になります。③絶対値の中が0より小さい場合は、|-4|=|(-1)×(-4)|=4のように、中の数字に-1をかけてから絶対値の記号をはずします。-をとるのではなくて、-1をかけるというのが"みそ"です。

先日、1年生のある教室の数学では、|√22|の絶対値をはずす授業をしていました。√2はおよそ1.414です。それから2を引きますので絶対値の中は0より小さくなります。従って|√22|=|(-1)×(√22)|=-√2+2(=2-√2)となります。中学生の皆さんにはちょっと難しいかもしれませんが、大丈夫ですよね!このくらい。

 

3番目の式の中にある""は「階乗」または「ファクトリアル」と読み、詳しいことは高校の数学で学習します。ここに出てくる(61)!即ち5!なら、5×4×3×2×1を計算します。このようにn!なら、n×(-1)×…×3×2×1の自然数の積を計算します。

 

6月、あじさいが夢見心地に咲く梅雨(つゆ)の時期になります。雨音を聞きながら本を読んだり、眠りに落ちたりするのが好きな私は、6月は最も好きな月の一つです。

数十年前、中学で初めて古文を学習したときに、睦月・如月…という旧暦を暗記させられました。6月は水無月(みなづき)です。先生が「6月は雨がたくさん降る時期なのになぜ『水の無い月』と書くのでしょう?」と皆に問いかけられました。「確かにそうだよね」と思いました。

「水無月」の「無」は「の」にあたる助詞ですから、「水無月」は「水の月」ということになります。田植えが済み、田に水を張る必要があることから「水の月」→「水無月」と呼ばれるようになったといった趣旨の説明だったはずです。しかし、今日、ウィキペディア等で改めて調べてみたら、その他にも様々な説があるようです。

旧暦の月は梅雨明け後で夏の盛りであることから、水が涸れて無くなる月であるという説

田植えなどの農作業をみんなやり尽した「皆仕尽(みなしつき)」が変化

雷が多いことから「雷月(かみなりづき)」が変化

そのように説明を受けると、どれも正しいような気がします。

睦月、如月、弥生、卯月、皐月、水無月、文月、葉月、長月、神無月、霜月、師走。旧暦に風情を感じるのは、その月にふさわしい呼び名だからかもしれません。大人(高校生)の常識として覚えておくべきことだと思いますが、生徒の皆さんは全部言えて、正しく漢字で書けますか?

 

そう言えば・・・、結婚当初、旅行に行く計画を立てた際、妻は「晴れるといいな」と、てるてる坊主をつり下げていたことがありました。「この人、こんなことをするんだ」と苦笑したことも思い出します。ジューン・ブライドでした。

 

最後に・・・、食中毒に注意しましょう。特にお弁当の管理!

【校長】