徒然雑記帖

祝 総アクセス数1700000件達成

 

 いつも本校のホームページにお越しいただきありがとうございます。

 

 昨日は生憎、雨の日曜日でした。しかし、考査期間中ということもあって学習に十分専念できた人も多かったのではないかと思います。

 

 私は、熊本城マラソンに伴う交通規制が始まる午前9時前に熊本の自宅を発って人吉に向かいました。途中、伝統建築専攻科が新築工事を請け負って完成させた、芦北町鎌瀬の山の神社(やまのかみしゃ:右写真)の落成祝賀会に立ち寄り、氏子さんたちに挨拶等を行いました。人吉市内に近づくとジャージを着て足を少々引きずり気味に歩いている方々とすれ違い、熊本城マラソンだけでなく「ひとよし温泉春風マラソン」も行われていたことを思い出しました。

 本校からは陸上部の生徒の皆さんがボランティア(補助員)として運営に携わったはずです。時折強い横なぐりの雨が降る中、大変だったと思います。本当にお疲れ様でした。

 

 ところで、私は夢の中でしたが、本日2月17日午前2時15分前後に、ホームページの総アクセス数が1700000件に届いたはずです。その証人になろうと時々カウンタを見ながら頑張って起きていましたが、眠りに落ちてしまい、午前3時40分ごろパッと目が覚めたときは、42件オーバーしてしまっていて残念でした。

 右はそのスクリーンショットです。真夜中でも1時間に30件ほどのアクセスをいただいています。ありがたいことです。

 

 それにしても、17日に170万とは、偶然にしてはなかなかいい感じです。昨年11月26日が160万件でしたから、83日間で10万件、一日当たりに直すと約1,205件という計算になります。

 

 170万、無性に素因数分解してみたくなりました。

 1700000は17×10万で、17は素数、10万(10)が2×5だから・・・

 

 1700000=17×2×5

 

 従って、その約数は、1, 2, 4, 5, 8, 10, 16, 17, 20, 25, 32, 34, 40, 50, 68, 80, 85, 100, 125, 136, 160, 170, 200, 250, 272, 340, 400, 425, 500, 544, 625, 680, 800, 850, 1000, 1250, 1360, 1700, 2000, 2125, ・・・(途中省略)・・・, 50000, 53125, 68000, 85000, 100000, 106250, 170000, 212500, 340000, 425000, 850000, 1700000

 

 の72個です。

 いかがでしょうか?個人的には、170万が160という約数を持つということは感覚的につかみにくい気がしました。しかし、こうして約数を見せられると、17や170、1700が16で割り切れることを予感させて(実際、17÷16=1.0625)、面白いです。

 

 それでは、いつものように1700000の数字の並びをそのままにして、加減乗除等の記号を入れて217(今日の日にち2月17日)を作る小町算ごときで遊んでみます。

 

(||)!+!+!)!+=217 → 2月17日

 

170+{(!+!+!) ! }!!-!=217→ 2月17日

 

17!+!)-[{(!+!+!) ! }!!!]!!!!!!!!!!!!!!=217 → 2月17日

 

 「0!=1」という定義を使って、たちまち3つほど立式できました。

 この中でも一番お気に入りは、最初の式です。217を216+1と分けて、216が6番目の立法数(6=216)であることに着目してみました。

 生徒の皆さんだったらどのような式を作りましたか?「これは・・・!」という傑作ができたら教えてください。

 

 最後に、170万という数字を見て、考えたり閃いたりすることです。

 17だったら聖徳太子の「17条の憲法」などが思い浮かびますが、170万です。残念なことに私は何も思い浮かびません。ネットを検索してみても、商品の型番などに割り当てられている数字以外では、東京都豊島区の郵便番号が〒170-0000とか、某食品メーカーが昨年11月に微生物が検出されたとして、ペットボトル飲料水約170万本を自主回収すると発表したことなどがひっかかってくるだけでした。

 

 ネタがないので、最近私が頭をすご~く悩ました数字の並びに関するクイズを1問ご紹介します。

 兵庫県にある私立灘(なだ)中学校の今年の算数の入試問題です。

 

 この問題、一昨年(2018年)4月26日にアップした「3乗の展開の公式」の記事(→こちら)の中で触れていた「パスカルの三角形」にヒントを得て作問されていますが、そんな予備知識は全く不要です。

 小学生の柔らかい脳だったらすぐ解けるのかもしれませんが、私は悪戦苦闘しました。少なくとも制限時間を問題数で割った10分位では解けませんでした。

 皆さんはいかがでしょうか。ぜひ考えてみてください。

 

 灘中学校の算数入試は、これは算数オリンピックの問題?と見まごうほど数学愛に溢れていて、解いていてワクワクしたり、面白いと感じたりする問題が多く、算数マニアの間ではつとに有名です。この学校の数学の先生たちは、きっと数学が好きなだけでなく、常に問題を考え続け、解く人のことを一生懸命に考えられている探究心が旺盛な方ばかりなのではないかなと、勝手に想像しています。

↓(正解は・・・)

答えは446001です。

 

 でも、ネット上に置かれていたこの問題が本物の入試問題の写し(pdf)としたら、問題文がどうも変なので(「・・・その数の左上にある数の和になっています。」の箇所、正しくは「その数の左上と右上にある数の和になっています。」であるべきです)、ひょっとしたら、問題文の誤りということで全員正解扱いになったかもしれません。

 多くの有名予備校や塾がネット上で正解例を発表していますが、どれもこの問題が使われているので、実際の問題と思われます。しかし、試験の前に板書等でその旨の訂正があっていたら話は別です。      

【校長】