「よけまん」って?
いつも本校のホームページにお越しいただきありがとうございます。
学校では明後日19日までの予定で3日間にわたる中間テストが始まりました。廊下にバッグ類が一斉に出された光景はある意味壮観です。
生徒の皆さん、頑張ってください。
ところで、学校からちょっと郊外に足を向けてみると、球磨川沿いに広がる田んぼでは、稲の穂が重そうに垂れています。
秋まさにたけなわ。
この光景を見ていると、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉を思い出しました。色々な話でよく引用されますので、きっと生徒の皆さんも聞いたことがあると思います。稲の穂は実るほどに穂先が低く下がるわけですが、人も社会的な立場が高くなればなるほど、謙虚な姿勢で人と接することが大切であるという教えです。(私自身はこの言葉、パナソニックの創業者松下幸之助氏の「人生談義」という本の中で知りました)
稲と言えば・・・
お隣の高校、南稜高校のHPの昨日の記事が印象的でした。「南稜米の調製が終わりました!」というタイトルのブログの中に、調製作業が終わった南稜米を冷蔵庫へ運ぶ様子が写真付きで載っていました。今年は豊作だそうです。お米が一杯に詰まった100袋もの米袋をトラックから冷蔵庫まで運ぶのは、本当に大変だったみたいです。実際、とても難儀そうに運んでいて、袋を担ぐ生徒の表情に重さが滲み出ていました。
その記事の中に気になる言葉を見つけました! 次の一文です。
「重い、重い」と言いながら持ち方を工夫して運びました。終わった後、「よけまんがあればいいのに」と。確かに(笑)
私、「よけまん」という言葉を初めて目にしました。何人かの先生に聞いたところ御存じないようでしたので、「きっと方言に違いない!」と思って検索してみました。
やっぱりそうでした。あるサイトに、次のように紹介されていました。
この言葉の意味を知ってる方は、相当ディープな熊本人か、熊本オタクですね!「よけまん」とは、主に球磨地方に伝わる方言で、おやつ とか、一息入れる という意味です。よける(避ける) と おまんま がくっついて、「よけまん」となったそうで、「田んぼや畑での農作業を休憩して、おやつで一息いれる」という、意味合いなんだそうです。でも、昔むかしの言葉ではなく、球磨では今も立派に、普通に使われてるんですよ。・・・(後略)・・・
ディープな熊本人とか熊本オタクというコメントが何とも面白く可笑しいです。
それはさておき、農業系の高校は血が通う生き物を相手にしているので、工業高校とはまた違った学校の日常があり、ブログの内容もバラエティに富んでいます。同じ高校生として、隣の高校に通う友がどのようなことを学んでいるのか、他校のHPもちょっとのぞいてみてはいかがでしょうか。
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