くま川下り㈱への舟釘(和釘)贈呈
平成26年11月20日(木)14:00~ 本校、機械科 実習棟(鍛造工場)において、くま川下り㈱への舟釘(和釘)贈呈式がありました。
くま川下り㈱から依頼を受け、本校 機械科では、地域貢献の一環として製作を引き受け、今年で3年目になります。
主に3年生の課題研究班員の10名と、指導する職員3名の手で、約半年かけて300本製作しました。
製作した和釘は、新しい舟を製作するときに使われています。
【和釘とは】
飛鳥時代から明治初頭まで神社・仏閣など日本古来の建築物に使われていたもので、1000年釘ともいわれています。
現在、和釘を製作する所が全国的にも少なく、製作時間も1本30分程度かかるため手に入りにくいのが現状です。
【和釘の制作風景】
左側の板が最初の材料です。右側が完成した釘です。 板材を火床(ほど)に入れ赤くなるまで加熱します。
エアーハンマーである程度の形にします。 再度加熱して、ここからは全て手作業のハンマで仕上げていきます。
下の写真は、重油を使った炉で再加熱しています。 鉄が冷えてくる前に形を作り上げます。
写真は贈呈式の様子です。
今後も、ものづくりを楽しみながら取り組んでいきたいと思います。
★製作した生徒及び指導者★
指導者 機械科:信國先生、石川先生、竹内先生
生 徒 機械科3年生(課題研究:鍛造担当者)