校長室(管理職)ブログ

2020年9月の記事一覧

ごあいさつ

 初めまして、令和3年4月開校予定の「かもと稲田支援学校」の校長に就任しました後迫貴利子(うしろざこきりこ)と申します。 
 特別支援学校で学ぶ児童生徒が年々増加し、県内の特別支援学校の過密・狭隘化が大きな課題となっていました。本県では、そのような状況を解消し、教育環境の改善を図るため、特別支援学校整備計画に基づき新設校の設置を含む整備を進めています。これまで山鹿・鹿本地域においては特別支援学校がなく、長年に亘り、特別支援学校の開設を求められていた地域でもありました。 
 そのような中で、令和2年3月、111年の歴史を誇る山鹿市立稲田小学校が卒業生や地域の方々に惜しまれながら長い歴史に幕を下ろしました。その校地と建物を山鹿市から譲渡していただき、令和3年4月、熊本県立かもと稲田支援学校が開校することになりました。 
 本校は、知的障がいのある子どもたちが学ぶ特別支援学校として、小学部、中学部、高等部を設置します。高等部は熊本県立鹿本商工高等学校のセミナーハウスにあり、現在は菊池支援学校山鹿分教室として、教育活動を行っていますが、令和3年4月からはかもと稲田支援学校高等部として、新たなスタートを切ることになります。 
 恵まれた自然環境の中で、子どもたちが豊かな心や健やかな身体を育み、地域資源を生かした活動や、近隣の保育園・学校等との交流を図りながら地域に根差した教育活動を行います。また、特別支援教育の専門性を生かし、個々の教育的ニーズに応じた学習を行うことにより、子どもたちが自信を持ち、夢に向かう力や地域社会で生きていく力を育んでいきたいと考えています。 
 子どもの笑顔があふれ、保護者も安心して見守ることができる学校を目指して、また、地域から愛され、頼りにしていただけるような学校となるよう全職員が一丸となって学校づくりに努めて参ります。どうぞ、皆様からの御支援御協力をいただきますようよろしくお願いします。 
 開校までに、学校施設の改修状況や教育課程、制服、校章デザイン等、ご報告できる内容をこのホームページ上で紹介いたしますので、お楽しみにご覧いただければ幸いです。 
  
令和2年8月 


                          熊本県立かもと稲田支援学校長 
                                  後迫 貴利子