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郷土料理講習会

12月6日(火)先日の米粉料理教室に引き続き、郷土料理講習会が実施されました。

講師は、くまもとふるさと「食の名人」より牧山様、鶴田様

そして球磨地域振興局より斉藤様にお越しいただき、つぼん汁栗まんじゅう を調理しました。

つぼん汁は持ち帰りができないので、短時間ですが皆で一緒に会食できました!!

ここで私は初めて聞いた人吉・球磨の郷土料理「つぼん汁」の紹介です。

「つぼん汁」は、鶏肉、かまぼこのほか、里芋、ごぼう、人参、大根など根菜の野菜を小さめに切り、いりこ出汁で煮て醤油味で仕上げた具だくさんの汁もので、野菜の旨味が溶けだした優しい味わいです。もともとは人吉球磨地域で、秋祭りに供される会席膳の一つで、現在は正月や祭りなどでもつくられています。特に祝い事には欠かせない料理であり、そのとき具材は7種類か9種類など奇数でそろえるらしいです。
名前の由来は、会席膳では浅いお椀と深いお椀を使うが、蓋付きの深い椀に汁を盛り付けていたことから、「壺の汁」と呼ばれ、それが変化して「つぼん汁」という名が付いたそうです。各地域や家庭でそれぞれ出汁や材料、切り方などに違いがあります。例えば人吉地区(おくんちさん)では焼き豆腐、球磨郡あさぎり町(八幡さん)では厚揚げ、多良木町(えびすさん)では油揚げを入れる。出汁もいりこのほか、干ししいたけ、地鶏、焼きエビなどさまざまに受け継がれているそうです。

地域の歴史や文化を受け継いでいくことの大切さを改めて感じた授業でした。講師の牧山様、鶴田様、斉藤様、お忙しい中ありがとうございました。