2016年3月の記事一覧

笑う 祝!卒業 黒板アート

 保健委員は全学年合わせて60名いますが、学年に5~7名が中心となって活動しています。毎日、掃除の時間は保健室にて掃除&活動を行っています。
 毎年、卒業する3年生に対し、後輩たちからVTRを作ったり感謝の手紙を書いたりしていますが、今年は黒板アートに挑戦しました。美術科の保健委員1年生原崎くん、宮津さんを中心に2年生も少し手伝ってくれました。
 あまりの出来栄えに、3年生本人たちも「似てる~!」と感嘆の声!!





保健室を訪れた先生たちも絶賛です。
卒業しても後輩の活動に協力してくれる先輩たち。これからも見守っていて下さい。

にっこり 坂本達さん講演会報告!

 11日(金)、「夢に向かって!今、あなたのできること」~自転車世界一周から学んだこと~と題して、株式会社ミキハウスの坂本 達さんに大阪からお越しいただきました。せっかくの熊本を味わっていただこうと、職員手作りの郷土料理「だご汁、高菜めし、辛子レンコン、一文字のぐるぐる」を召し上がって頂きました。『アツイおもてなしに涙が出た』(初めての辛子レンコンがとても辛かったようです)とおっしゃりながら、進行の放送部員とも気さくに打ち合わせをしていただきました。
 ギニアの民族衣装で登場していただいたあとは、3・11の黙祷を一緒に捧げました。坂本さんは、東日本大震災の支援をされており、震災以降一度も運動会ができない小学校がある現状も伝えてくださいました。

 その後、小さい頃のつらい思い出や夢、自転車で世界一周するまでの軌跡、世界各地で出会った人たちとのエピソードを写真を交えて紹介していただきました。
 生徒たちは、坂本さんの優しい笑顔とトークに惹きこまれ、たくさんの心に響く言葉を受け取ったようです。最後に、坂本さんが夢をかなえるために心がけている「自分から挨拶をする」「ありがとうの感謝を伝える」「自分の持ち味を活かす」という3つのメッセージをいただき講演は終了しました。
 続く質疑応答では、世界一周で一番楽しかったことや自転車の修理について、髭についてなど積極的な質問が続き、時間が足りないほどでした。質問した生徒の中には、坂本さんと同じように自転車で世界をまわりたいと思っている生徒もいました。

 
 坂本さんへの感謝の気持ちを込めて、2年A組(美術科)の嶋田凪紗さんが坂本さんファミリーの似顔絵を描いてくれ、第二高校のネックタオルと一緒にプレゼントしました。持ち味を活かしたこのプレゼントをとても喜んでくださいました。



【生徒の感想】
・「夢や目標は待っているだけではやってこない」という言葉が一番心に残った。受 
 け身でいるのではなく、自分から積極的にいろいろな経験をやっていこうと思っ
 た。(1年女子)
・世界へ旅立つまでに3年間準備され、そこまで真剣に夢に向かって取り組めること 
 がうらやましく思った。私にはまだ明確な夢がないけど、小さなことでもいいか
 ら、夢を見つけてみようと思った。そしてその夢に本気になって、人生を振り返っ 
 たときにあぁよかったなと思えるようにしたい。(1年女子)
・この講演をとても楽しみにしていた。なぜなら私も世界一周をしたいと思っている
 からだ。なぜ、世界一周をしたいと思っているかは、世界各国の文化や宗教の違い
 によって起こる戦争に対する人々の考えを聞き、それぞれの国の歴史を学ぶことで
 日本的な偏った見方ではなく、他方からの色々な視点で見ることができると考えて
 いるからだ。~中略~これから自分の夢を叶えるための手助けをしてくれる人たち
 に感謝して、学んだことを伝えていきたい。(1年男子)
・今まで「運動会で走るのが嫌だな・・」と思っていた自分が情けなくなった。これ
 から、自分が毎日普通に生活できていることに感謝の気持ちをもって、一日一日を
 大切に生きていきたい。(1年女子)
・テレビやスマホで世界のニュースが流れている中、ニュースを見ただけでその国の
 ことを分かった気になっていた自分が、少し恥ずかしくなった。「百聞は一見にし
 かず」だと実感した。3月11日に講演してくださったことにも意味があると思
 え、「忘れない」のではなく「関心を持ち続けたい」と強く思った。(1年女子)
・世界一周するなんてアクティブで好奇心が旺盛な人だろうと思っていた。しかし、
 気が強いわけでもなく、とても怖がりなところもあるが、それは長所でもあるとい
 う話を聞き、何でも物事の捉え方次第で良い方向にいけると気づかされた。「ない
 ものを見るのではなく、あるものをみる」すごく大切なことだと思った。自分の長
 所を活かしていける人になりたい。(2年女子)
・「人の目を気にせず、考えすぎずに行動する」という言葉は、すぐに他人の行動に
 流されてしまう自分には、とても励みになった。「おはよう」などの一般的かつ基
 本的な挨拶を大切にし、「ありがとう」「おいしい」など相手を気遣う言葉は、国
 境を越えても同等なのだと思った。肌の色、言葉、宗教、考え方が違っても、同じ
 仲間である人々とのコミュニケーションは一見難しようでそうでないということを
 教えていただき、ありがとうございました。(2年男子)

※生徒たちの多くが、ぎっしり感想を書いてくれました。全てを紹介できませんが、坂本さんへ直接送りたいと思います。