熊本県立美術館「子ども美術館」

 5年ほど前から第二高校美術科は熊本県立美術館で行われている「子ども美術館」にワークショップやギャラリートークの補助をするボランティアを継続して行っています。と申しましても、県立美術館には伝統ある美術館ボランティアの方々がいらっしゃいまして、生徒達はボランティアの姿勢を学ばせていただいているといったほうがいいのかもしれません。美術館ボランティアさんの真摯な姿勢にいつも頭が下がります。
 学芸員さんのレクチャーも間近に見ることができ、学芸員や教師を目指す生徒たちにとってはまたとない勉強の機会です。
 今年度は6月11日、7月30日、8月20日に参加しました。8月は「ターナーからモネへー英国の至宝」の展覧会にちなんだワークショップで、2・3年生14人が参加しました。水溶性の色鉛筆を使い、ターナーや印象派の色使いやタッチを自分なりに追いかけていきます。高校生も子どもたちと一緒に制作しました。
 子どもたちの中には小さなころから毎回参加するお子さんもいて、高校生より美術に関心が高いのでは?と思わせる場面もしばしばあります。

 印象派が目指した、刻々と変化する光や色彩の一瞬のきらめきを表現します。

 小さな手と大きな手がほほえましいですね。

 今年度最後の「子ども美術館」は10月29日、伊藤若冲の展覧会にちなんだワークショップを行うそうです。