新春デッサンコンクール!!


 1月6日、美術科では1・2年生の新春デッサンコンクールがありました。
 企画、準備、審査、講評全て3年生が行いました。講評もしっかりしたもので、評価基準を明快し、また今まさにデッサンに格闘している人ならではの具体的アドバイスがありました。余談ですが、ちょっとした口癖が担当の先生に似ているのに日ごろのコミュニケーションの深さを感じました。



 クリスマスと新春、美術科ってこんなにデッサンばかりしているの?と疑問に思う人も多いはず。美術の勉強で大事なものを何か一つと言われれば、やはりそれはデッサンなのです。
 SSHの講演会である技術者の方が、美術をやるうえで一番身に着けてほしいのはデッサン力と即答されました。この場合のデッサン力とはイメージを実現化する能力です。見た目はきれいに描けていても、3次元では矛盾があることも多いとか。CG全盛の今、逆に確かなデッサン力が必要になっているのを感じます。「デッサンができるひと」=「絵を描く技能がある人」だけではなく、「物事の本質を見ることができるひと」と考えたらどうでしょう。
 描くって何?見ることって何?とちょっと哲学的ともいえることを友人同士で、または生徒と先生が熱く(暑苦しく)語り合える学校ってそんなにないのではないでしょうか?
 今年も美術科一同よろしくお願いします。