早朝学習の意義を考える
第二高校では皆さんの進路実現に向けて、3年間を通じてさまざまな取り組みを行っています。その取り組みの1つに「早朝学習」があります。他校では講義形式の課外授業を実施しているところが多い中、なぜ、本校は「自学」を行うのでしょう。この取り組みは本校で20年以上にわたって続けられ、その躍進の礎を支えてきた特色ある取り組みです。先輩方は、3年間をかけて培った「自学力」での進路目標を達成し、卒業後もそれぞれの進学先で、積極的に学び大いに活躍しています。しかし、その意義を考えずに、与えられた教材を表面的にこなすだけの「受け身」の学習になってしまっては、効果も半減です。「早朝学習」は、自ら学ぼうとする皆さん一人一人の姿勢と精選された教材によって、初めて意味ある取り組みとして成立します。学年のスタートに当たってそのことを確認し、本物の学力の糧となる「早朝学習」へと高めていきましょう。
- 主体的に学習に取り組む姿勢が身につく。
- 自ら見通しを立て、集中して学習に取り組む習慣が身につく。
- 分からない部分を自分で確認し、早めに手当てをすることができる。
- 規則正しい生活を通じて生活リズムが確立する。
- クラスみんなで「勉強する雰囲気」を作ることができる。
- 3年間をかけて培った「自学力」が、その後の各自の「学び」の基礎となる。
1年生の皆さんは、これまで述べた「早朝学習」の意義を理解した上で積極的に日々励んでほしいと思います。早朝学習を通して、3年間の学習の基礎となる「自ら学ぶ姿勢」を身につけて下さい。
2年生の皆さんは、改めて早朝学習の意義を確認し、新鮮な気持ちで頑張ってほしいと思います。日々の早朝学習に主体的に取り組んでいるか、意味のある時間となっているか振り返ってみてください。2年生という時期は「進路目標を意識した学習」への切り換えが求められる時期です。「学習習慣の確立」を目指すとともに「目的意識を明確に持った」早朝学習にしてほしいと思います。
3年生の皆さん、いよいよ早朝学習の成果が問われるときがやってきました。「自分は本気で学習に取り組んでいるか」を振り返り、自らの進路実現に向け日々真剣に取り組んでほしいと思います。
第二高校の原点は「朝」にあり。生徒の皆さんと、教師が一体となって素晴らしい第二高校を創り上げていきましょう!!