体育大会本番まで、登校する日は残すところあと10日。
今日の学年練習のメニューは、注目の「ダンス練習」です。
■農場では見せない「熱」
舞台は農場から体育館へ。
農業科3年生のダンスリーダーたちが中心となり、練習の指揮を執ります。
体育館に移動させた電子黒板には、スロー再生される振り付けの動画。
リーダーたちは画面を食い入るように見つめ、一つひとつの動きを確認します。
その表情からは、普段の実習中とはまた違う、行事にかける並々ならぬ「熱」が伝わってきます。
■至難の業「笑顔のメンタルをのせる」
複雑な振りを覚え、それを仲間に教えるだけでも大変な大役です。
しかし、リーダーたちが目指しているのはさらにその先。
ステップやキレといった「技術」以上に、いかにして「皆が楽しめる気持ち」や「笑顔でやり切れるメンタル」を、クラス全体に浸透させていくか――。
ただ正確に踊るだけでなく、見ている人も思わず笑顔になるような、農業科らしい一体感。
そのポジティブな空気感を全員で共有するのは、まさに至難の業です。
■歩み寄るリーダー、食らいつく仲間
「こないだやったとこだよぉ、頑張ろう!」
「今の動き、うまいうまい!」
「みんなできてる? わからない人いるかな?」
体育館には、リーダーたちの鼓舞する声と、周囲を置いていかないための細やかな気遣いが響きます。
一方、ダンスが苦手な生徒たちも、必死にリーダーの動きを追い、何度も手足を動かして食らいついていきます。
戸惑いながらも、教えに耳を傾け、一歩ずつ振りを揃えていく仲間たち。
高い目標を掲げ、クラスのために奔走するリーダー。
そして、その熱意に応えようと、苦手なりに一生懸命ついていく生徒たち。
互いに歩み寄りながら、一つのものを作り上げようとするその姿に、「やっぱり、この子達いいものもっているなぁ」と、改めて彼らの魅力を再発見した思いです。
■頑張れ! 農業科!
残された時間はあとわずか。
けれど、この試行錯誤と歩み寄りの時間が、本番で「最高の笑顔」が溢れ出すパフォーマンスに変わるはずです。
頑張れ、ダンスリーダー! 頑張れ、農業科3年生!
保護者の皆様、彼らが心を通わせ、笑顔で作り上げるステージを、当日どうぞお楽しみに!