学校生活(芦高ブログ)

鉛筆 鉄パイプ 打ち込み挑む 知恵比べ

 昨日の1限目、農業科3年生の「課題研究(果樹班)」での出来事です。

 

 「獣害から果樹園を守る」をテーマに掲げる彼らが、日課である果樹園の見回りのため坂道を登っていたときのこと。

 

 「あれ……? ネット倒れてない?」

 「あっ……!」

 目の前に広がっていたのは、見事に倒された露地不知火園のネットでした。

 

【現場に残されたくっきりと重い痕跡】

 ゾクッ……。

 一歩園地に足を踏み入れると、異変はすぐに分かりました。

 足元には無数の鹿のフン。

 さらに不知火の木を観察すると、鹿の口が届く高さの葉が見事に削ぎ落とされ、綺麗な「ディアライン(鹿の採食線)」が出来上がっていたのです。

 

「これがあいつらのやり方かぁ〜〜!」

 

 被害の大きさに驚きつつも、即座に対応策会議をスタート。

 まずは設置していた自動撮影カメラの位置を変更して犯人を特定することにし、本格的な復旧作業は翌日の課題研究で行うことに決定しました。

 

【深夜1:38、カメラが捉えた犯人!】

 カシャリ。

 翌朝、回収した自動撮影カメラのデータをチェックすると……そこには深夜1:38、暗闇の中で堂々とたたずむ「鹿」の姿がくっきりと写っていました。

 

 犯人確定です!

 

 「絶対にこれ以上侵入させない!」

 生徒たちのエンジンが一気に回ります。

 

【即行動!廃材を活かした補修作業】

 ビィーン、ガツン!

 早速、廃材の鉄パイプをカットし、倒れたネットを補修しながら頑丈な支柱を追加していきます。

 支柱作成や杭打ちも、これまでの実習で鍛えたチームワークで手際よく進め、ひとまず鹿が入らないよう防御陣形を完成させました。

【戦いは、ここからが本番!】

 物理的な防御は一旦完了しましたが、これで終わりではありません。

 今後は「音」「匂い」など、どうやって鹿を遠ざけるか(忌避対策)の実証実験に入っていきます。

 相手は山の野生動物。

 一筋縄ではいきませんが、自分たちの「不知火」を守るため、そして課題研究を成功させるため!

 果樹班と鹿との知恵比べ、まだまだ熱い戦いは続きそうです!