ブログをご覧の皆さん、この写真を見て、ピンときたでしょうか
これは、以前、農業鑑定競技会で紹介した、樹形に関する問題です
正解は、我々の園地で目指している「開心自然形(かいしんしぜんけい)」ですね。樹の中心を開けて、日光をしっかり取り込むための樹の骨格です
本日の実習は、このスイートスプリングの剪定3年生はまさに、学んだ知識を活かし、この理想の樹形を保つための実践に挑戦しています
剪定の目的は、この開心自然形を保ち、果実に光と風を行き渡らせること。そのために、基本となる「主幹(しゅかん)」や、そこから伸びる「主枝(しゅし)」、そして勢いよく伸びる「徒長枝(とちょうし)」など、それぞれの枝を見極める必要があります
しかし、実際に樹を前にすると、
「ああ、樹は教科書どおりになっているわけではないんだな…」と感じたことでしょう。
どこが主枝で、この徒長枝は切るべきか残すべきか。初めは戸惑い、先生からの指示を真剣に受けながら、一本一本の枝をよく観察していました
剪定は、自分の手で樹の未来を決める作業です。
生徒たちが「なぜ切るのか?」「なぜ残すのか?」と自分で考えることで、少しずつ分かってきます
この経験を重ねることで、彼らの技術が身についてきましたねさすがは3年生です
この実践から得た感覚は、座学では得られない貴重な財産となるはずです。生徒たちの成長にご期待ください