1月16日(金)林業科3年生の課題研究発表会が行われました
本校林業科では、①森育・木育②鳥獣被害対策(林家ハンター)③アマモの3つの研究テーマを軸に研究を進めてきました
森育・木育班
ここ数年はこれまで見捨てられてきた「林地残材(りんちざんざい)」に着目した研究を進めています
伐採現場に残された枝葉や端材をただのゴミとして扱うのではなく、地域の資源として活用を目指しています
更に、地域の子どもたちへ「森林教室」を開催し、自分たちが学んだ森の現状を伝えるため、小学生・幼稚園を対象にした「森林教室」を企画。木工体験を通じて、楽しみながら森林保全の重要性を伝える「木育(もくいく)」の実践に取り組みました
林家ハンター班
地域が抱える深刻な「鳥獣被害」この難題に、最新技術と情熱で立ち向かい研究を行いました
見回りの負担を減らすため、罠に設置する「IoT送信機」、効率化と迅速な対応を可能にし、また、センサーカメラのデータから動物の動線を分析し、捕獲率を高める研究をしています忌避剤の研究も進めています
また、ジビエ(野生鳥獣肉)の活用のためにレシピを考案し、県内のイベント等に出店し普及活動を行っています
アマモ班
本校の探究活動の中でも、ひと際長い歴史を持つのが「アマモ班」歴代の先輩から後輩へとそのバトンを繋ぎ、地域の海の再生に挑み続けてきました
「コアマモ移植」への挑戦
「海のゆりかご」と呼ばれるアマモの中でも、浅瀬に自生するコアマモの移植・定着に取り組みました。長年の蓄積されたデータをもとに、苗の固定方法や土壌環境を緻密に計算。地道な作業の積み重ねが、豊かな海域の再生へと着実に繋がっています
県内初、高校生初の「Jブルーカーボンクレジット」の認証取得
研究が認められアマモが吸収・貯留する炭素「ブルーカーボン」を定量化し、Jブルーカーボンクレジット(国の認証を受けた温室効果ガス削減量などの価値)登録することができました。高校生の活動が、具体的な環境価値として社会に認められる一歩を踏み出しています
この研究を通して彼らが手に入れたのは、単なる研究結果だけではありません 「地域のために何ができるか」を考え抜き、自ら行動して社会を動かそうとした経験そのものが、卒業後の彼らの大きな糧となるはずです
3年生のみなさん、本当にお疲れ様でした。 皆さんが蒔いた探究の種は、これからもこの学校で、そしてそれぞれの進む道で、きっと大きな花を咲かせてくれるでしょう