アクセス数に思う

昨日夕刻、学校を出る直前(1740分)のアクセス数は246537でした。この状況なら246642246738246802などのちょっと気に留めたい数字が、寝ているうちに過ぎてしまうのかな・・・と思いながら帰ったところでした。

今朝、学校に来て7時55分現在のアクセス数は247218。ということで、それらのことが昨夜、確実に起こっていたことを実感しました。1時間平均40件のアクセスをいただいたわけで、大変ありがたく思う一方、どのような方が真夜中にもかかわらず本校のHPを訪問していただいているのかと思いを巡らしました。(何と昨日は1日(16日8時~178)に997件のアクセスを頂いています)

 

言うまでもなく、最初の246642は、趣味の数学の分野でよく研究の対象になっている回文数字(右から読んでも左から読んでも同じ数になる数)です。最後の246802は偶数の並びが面白いと思っています。では、真ん中の246738は一体何?

これは下4桁の6738が鉄道の日本最長距離路線である山陰本線の距離、673.8kmの数字の並びであるということでした。

 

山陰本線は、京都駅から山口県幡生(はたぶ)駅までを結ぶ全長673.8kmの幹線(でも、現在全線を通して走る特急はありません)です。従来、日本最長距離路線を誇っていた東北本線東京~青森間739.2㎞(支線を除く)が、2002121日の東北新幹線盛岡~八戸間の開通に伴い、並行在来線の同区間105.9㎞が2つの第3セクター会社に譲渡され、東京~盛岡間565.3㎞となったことにより、山陰本線が遂に日本最長距離路線となりました。

山陰本線は、色々な意味で「偉大なるローカル線」と鉄ちゃんたちから評されています。車窓から垣間見える海や山、谷、都市や農村など、変化に富み情緒あふれる路線で、懐かしの昭和にトリップした気分になれます。好きな鉄道路線を3つ挙げよと言われたら、私、迷うことなく、東京の山手線、熊本の肥薩線、それとこの山陰本線を挙げます。

ふらっと山陰本線に乗って、文豪志賀直哉の「城崎にて」の舞台となった城崎温泉(三木屋という現存する旅館)でも訪れて、彼が何を見て何に思いを馳せたのか追体験してみたいのですが、今はその余裕がありません。

 

日本全国の鉄道を制覇していた若い頃の話ですが、山陰本線で車窓越しに日本海に沈む夕日を眺めながら、あの向こうに拉致被害者が住む北朝鮮とかあるのか・・・と哀しい気持ちになったことを思い出しました。

【校長】