【授業の取り組み(2学年)】18歳成人にむけた消費者教育(家庭科・数学科・地歴公民科)
2022年4月1日から、成人年齢が18歳に引き下げられます。大人としての自覚を持ち、責任ある行動ができるように、家庭科・数学科・地歴公民科のクロスカリキュラム(教科横断的指導)として、4時間構成のコラボレーション授業を行いました。
18歳で「親の同意なしに契約を結ぶことが出来る」ことに重点を置き、これから社会の一員として過ごしていく中で、契約に対しての正しい知識を得て、自分で決断できる力を身に付けるために、様々な活動を行いました。
①利息計算用プログラム(Googleスプレッドシートで作成)を活用し、クレジットカードの分割払いとリボ払いについて理解する。
②消費者庁「だまされやすさ度チェック」で、自分の消費傾向を知る。
③キャッチセールス(モデルスカウト)のロールプレイングを通して、身近に潜む悪質商法について知る。
④架空のインターネットショッピングサイト(GoogleJamboardで作成)を見て、おかしいなと思う箇所を指摘する。
●コラボレーション授業実施後のアンケート結果(感想)の一部●
・リボ払いよりも分割払いの方が利息が安く済むからこれから大人になって上手く活用できるようにしたいなと思いました。将来に役立つし、とても楽しく授業を受けることができました。
・結構騙されるタイプだったので気をつけたいです。
・自分も将来一人暮らしはすると思うので、悪質商法やクレジットカードのことについてコラボ授業を通して知ることができたので良かったです。
・ネットで買い物をするとき怪しいところがないかしっかり見定めていきたい。
・大人になることでメリットがある代わりにデメリットもたくさんあるので、正しい決定ができるようにしていきたいと思いました。
「授業を通して、成人になることへの自覚は高まりましたか?」という質問に対して、「とても高くなった」「高くなった」と答えた生徒は85.4%という結果でした。
自分のことを自分で決断できるということは、反面、その決断に責任を持たなければならないということです。そのために、「正しい知識を持つ必要がある」と気付くことができた授業になったと思います。