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校長室よりブログ

マラソン大会考 【校長ブログ】

 先日、第87回を数える伝統のマラソン大会が開催された。卒業生にとっては、走る距離もさることながら、地域の方々の応援や休憩所でのお菓子や果物もよき思い出である。
 このマラソン大会の歴史をひも解いてみると、第1回大会は昭和5年6月10日、「時の記念日」の行事として始められ、中学3、4、5年生は富岡往復の54Km。1、2年生は二江廻りの32Kmであった。競走の方法としては頑健の生徒は個人競走とし、大部分の生徒は何人かでグループをつくり団体競走で実施された。この54Kmマラソンが昭和21年まで続けられたが、食糧事情や物資不足の関係で54Kmは無理であろうということで、全員が二江廻りの32Kmとなり、男女共学後、女子は城川原・御領廻りコースとなった。時期については、6月10日は梅雨の時期でマラソン実施の時期としては適当でないということから、昭和38年から11月23日に変更となり、さらに、平成13年から2月に実施することとなったようである。
 距離や実施時期が変わっても、マラソン大会を頑張った自信がその後の人生の大きな支えとなっているのは変わらない。

サスティナブル(持続可能)【校長ブログ】

科学部が研究する「地球温暖化による海面上昇予測」が国内外で高い評価を受け、国立研究開発法人科学技術振興機構主催のコンクールであるSDGsアワードにおいて、次世代賞を受賞しました。自治体、企業、大学、高校が幅広く応募する大会で、高校としては全国唯一の受賞でした。
テーマである海水準の変動については3年生が学術的な研究を行い、それを引き継いだ2年生が研究を更に進め、地域社会や他校との連携、情報発信に努めていましたが、今回の受賞はこの取組が認められたものです。地球規模でのテーマであり、世界全体の課題である環境問題に関心をもち、「サスティナブル」持続可能な社会づくりに積極的に取り組む生徒を誇りに思います。学校全体としても「サスティナブル」に取り組んでいきたいと考えています。

雛鵬たちよ、今こそ飛び立て!【校長ブログ】

本日、寒い中にも緊張感があふれ、清掃がいきとどいた校舎玄関前において、センター試験出発式が開催されました。既に進路が決まっている3年生が作成した横断幕が数多く掲示され温かい雰囲気の式となりました。先生方や1・2年生、保護者の皆様にも見送っていただきました。この日に合わせ、全教職員からの寄せ書きも贈られたところです。
3年生は、明日からの試験に向けこれまで精一杯努力してきました。先生方とともに保護者の皆様、育友会の皆様に支えられ取り組んできたところです。これまでの頑張りに敬意を表するとともにセンター試験では最後の最後まで自分を信じ、力を発揮してほしいと思います。
さて、本校玄関前に架かる橋は図南橋といいます。この図南は中国の古典『荘子』にある言葉で、鵬が豊かで理想の地である南に向かって天高く羽ばたくことを意味しています。
雛鵬に例えられる本校生にとって、大きな志をもちこの図南橋を渡り向かうセンター試験は、まさに生徒一人一人の夢をかなえ、未来への扉を開き、無限の可能性につながるものです。3年生雛鵬の飛翔を祈ります。

生きる力【校長ブログ】

昨日、天草市民センターにおいて「税に関する作品等表彰式」が開催されました。
本校は租税教育講演会の開催や税に関する作文の応募など、これまでの取組が評価され租税教育推進校として、感謝状をいただきました。また、本校の1年生が税に関する作文で、天草税務署長賞を受賞しました。
表彰式の中では、本校生が代表として作文の発表を行いましたが、その内容は素晴らしいものでした。
消費税増税について、その複雑なシステムについて数学的に分析するとともに、店舗や消費者への影響を感性豊かに表現していました。情報を正確に読み取るとともに、判断の根拠や理由を明確にしながら自分の考えを述べたものでした。また、よりよい社会づくりに貢献していきたいという気持ちも込められていました。
これからの社会は、情報化、グローバル化が急速に進展し、加速度的に変化していきます。そのような中にあっても、人間ならではの感性を働かせ、よりよい社会の創り手となる力が育っているのを感じた表彰式でした。

受験シーズン到来【校長ブログ】

3年生が受験シーズンを迎えています。公務員試験やAO入試、推薦入試がはじまり、それぞれ願書の作成や小論文の練習、面接の練習等に取り組んでいるところです。

これまで一生懸命に頑張ってきた3年生だけに、十分に力を発揮してもらいたいと思います。

さて、世の中には、“求めた者だけが達成できる”という原則があります。そのためには、まず、志を高くもち、強く願望することです。将来の自分の活躍している姿がカラーでイメージ出来るくらいに強く思うことです。そして、目標達成に向けひたむきに努力することです。現実的には、来る日も来る日も地道に学習に取り組むことです。“千里の道も一歩から”、毎日の積み重ねこそ大切です。

そして、ここぞという時には、プラス発想や積極的な思考など、前向きな心の持ち方が大きく影響します。面接時には、カラーでイメージした自分の姿を自信をもって伝えて欲しいと思います。

天草高校には、新たな自分を見つけ、目標に向かい努力し、成長する環境があります。天高での学びを力に、自信をもって試験に挑んで欲しいと思います。