校長室よりブログ
地域貢献【校長ブログ】
天草の地にある天高として、天草にこだわり、天草の地域活性化に少しでも貢献できればと常に考えています。生徒達もその気持ちは同じで、地域の行事やボランティア等には積極的に参加しているところです。
先日、この地域貢献の一つとして、サイエンスアカデミーを開催しました。本校生が地域の小中学生に科学の面白さを伝えるものです。本校SSHの一環として取り組んでいます。
「せっけんづくり」、「割れないシャボン玉」、「ダイラタンシー」、2020年から小学校にも取り入れられる「プログラミング」の4講座を開講し、約120人に参加いただきました。
実験を中心に科学の面白さだけではなく、理論についても学べるよう生徒達が工夫してくれました。
この事業は募集をかけるとすぐ定員が埋まってしまう程好評で、参加者は「おもしろかった」「楽しかった」「また参加したい」とみな笑顔でした。今後も工夫を重ね、小中学生の好奇心や関心・意欲を高めることができればと考えています。
響きあう心【校長ブログ】
先日、金賞受賞記念合同演奏会及び天草吹奏楽祭が開催され、本校吹奏楽部も参加させていただきました。天草は吹奏楽が大変盛んで、毎年、優秀な成績を収める小学校・中学校との合同演奏会が開催されています。本校吹奏楽部もこのような基盤のもと熱心に活動を行っており、本年度も九州大会出場はならなかったものの9年連続金賞受賞、九州大会代表選考会出場と頑張っているところです。
今回は、3年生は課題曲最後の演奏会であり、1・2年生に部活動を引き継ぐ会でもありましたが、合同演奏する中でお互いが響きあい音楽を楽しむ機会ともなったようです。また、伝統の天高サウンドを日頃からお世話になっている保護者、市民センター、地域の皆さんに聞いていただく良い機会ともなりました。
吹奏楽部は、パート練習など日々の練習を重ね、いつも質の高い演奏を披露してくれます。学校行事はもちろんのこと野球部の応援でも盛り上げてくれました。
3年生はこれから進路実現に向けて頑張りますし、1・2年生は吹奏学部を引き継いでいきます。これからの活躍を祈るとともにこれまでの頑張りに敬意を表したい思います。
体験入学を終えて【校長ブログ】
8月1日(木)は猛暑でしたが、昨年を大きく上回る参加者を得て体験入学を実施しました。本校の生徒が中心となり、会の進行から参加者の案内を務めてくれました。
参加した中学生は皆さん笑顔で、「体験授業が楽しかった」、「学校紹介ビデオがおもしろかった」と満足してもらえたようです。
先生方も体験授業では、工夫を凝らし、興味を引く題材に取り組んでいただきました。また、暑い中、駐車場係など、支えていただいたことにも感謝します。
体験入学では、本校の歴史と伝統、優れた進路実績、文武両道の部活動、生徒が主体となり楽しむときはとことん楽しむ学校行事、探求心と表現力を養うSSHの取組など、本校の魅力を伝えました。
また、私は本校の何よりの魅力は、天草の地にあること、天草の人に囲まれているということであると考えています。豊かな自然環境に恵まれ、人情豊かな生徒、保護者、教職員、地域の人々に囲まれて学校生活が送れるということです。普段は気に掛けないことかも知れませんが、安心で、落ち着いていて、学習に集中できる環境にあるということが何よりなのです。だから、天高では生徒一人一人の学力が伸び、人材が育つと考えます。
本校は、これまでも天草にこだわってきました。SSHの各研究テーマは天草についてのものであり、ボランティア活動をはじめとして地域貢献にも積極的に取り組んできました。天草の元気づくりにつながればと考えています。
これからも、地域の期待と信頼に応え、多くの中学生に入学していただけるよう魅力の創造とその情報の発信に取り組んでいきたいと思います。
グローバル・リンク・シンガポール世界大会【校長ブログ】
本校科学部の「グローバル・リンク・シンガポール世界大会」への出場に際し、御声援、御支援をいただき誠にありがとうございました。
大会は、令和元年7月26日(金)から29日(月)まで、シンガポールの南洋工科大学キャンパスで開催され、これまでの取組と練習の成果を存分に発揮し、堂々とした研究発表を行うことができました。
残念ながら賞をいただくことはできませんでしたが、各国代表の質の高い研究内容とプレゼンテーション力、英語力に直に接し、新たな課題や目標を見つけるなど、次につながる貴重な経験を積むことができました。
また、同大会内で開催されたポスターセッションでは、参加した1・2年生4人が、他国の参加者に積極的にコミュニケーションを取り、研究内容を伝え共同研究を呼びかけることができました。
さらに、参加者交流の場である前夜祭においては、日本を代表してハイヤ節を披露するなど文化の発信にも努めたところです。
大会参加を通して、生徒達は大きく成長するとともに研究に対する意欲が一層高まりました。学校としても大きな一歩を踏み出すことができたと考えております。皆様方の御声援、御支援に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
知事表敬【校長ブログ】
7月5日(金)に科学部のグローバル・リンク・シンガポール2019出場についての知事表敬を行いました。知事からいただいた激励の言葉を紹介します。
つくばScience Edge 2019での探究指向賞の受賞、誠におめでとうございます。天草高校のスーパーサイエンスハイスクールには、大きな期待を寄せています。
今回、科学部の研究発表が、権威ある大会で認められ見事な賞を手にされたことを、大変うれしく誇りに思います。
日本代表として、7月26日からシンガポールで行われる「Global Link Singapore2019」に参加されることは、県内初の快挙であり、胸を張って大会に臨んでください。
また、テーマも50年後の熊本の海水準を予測する研究であり、環境問題の解決に向けても大変有意義な研究だと思います。
1、2年生のみなさんも、ぜひ先輩方の研究を引継ぎ、天草高校に新たな伝統を築いてください。
皆さんの活躍は、県内の高校生の自信と誇りにつながります。シンガポールでの素晴らしい発表と今後のさらなる活躍を期待しています。
期待値を超える【校長ブログ】
これは、今年度の進路指導部のスローガンです。既成概念にとらわれず、積極的で前向きな姿勢で挑戦することを目指しています。
生徒にとって進路希望の実現は、最大の目標です。本校では、進路指導部を中心に全職員で進路指導に力を入れています。
その一つが、進路カレンダー「雛鵬プラン」です。進路指導の具体的目標や取組の意味を各学年や職員間で共有しています。さらに、新大学入試に対応できるように1・2年生用は改良しています。
次に、教科指導力の向上にも取り組んでいます。各教科・科目において入試問題や模試の分析を行い、生徒へのフィードバックに反映させています。
また、情報満載の進路資料「求学志成」の作成・配付、進路ニュースの発刊、進路検討会・学力検討会の開催、生徒・保護者対象の進路講演会の開催なども行っています。
生徒の皆さんには、保護者・先生方の期待値を超えて欲しいと思っています。そうすれば次の舞台が用意されています。そしてそれを超えていくとまた次の舞台が用意されています。一つ一つを実現していくことが飛躍のチャンスです。天高で、人生の種を播き、しっかり根を張り、葉を茂らせることができるよう取り組んでいきます。
天高の伝統・生徒会【校長室より】
先日、生徒会選挙があり、新生徒会長・副会長が決まりました。
天高の伝統の一つにこの生徒会の活動があります。諸行事での生徒会の主体性とリーダーシップを発揮した言動は正に本校の伝統です。
最近では、生徒会が主体となって開催した体育大会がありました。種目の変更や応援合戦、事故防止対策の実施など、大会を盛り上げてくれました。また、新たな取組みとして目安箱の設置など、学校を良くしていこうとする活動を行いました。さらに、学校を代表して南部九州インターハイの会議に出席し、大会推進の一役を担ってくれました。自分のことだけでも大変ですが、他人のため学校のためにと頑張ってくれたことに敬意を表したいと思います。
しかしながら、生徒会役員は重責です。取り組む程、課題が出てきます。しかし、人は常に心に課題を持ちながら、その解決を図ることで成長もします。この経験は、何物にも代え難い経験となることでしょう。世の中が求めているのは、変化が激しい中で、受け身となるのではなく、積極的に行動する人であり、協働できる人です。生徒会の経験が感性を一層豊かにしてくれたことでしょう。
生徒会が活躍する学校は活性化します。高校生のパワーはすごいです。生徒が主体となってつくりあげる学校、これが天草高校の伝統であり魅力です。
「何かできることはないか」と立候補してくれた新生徒会役員には、本校の伝統である生徒会がますます活性化することを期待したいと思います。今後、グローバルな視点での活動があるかもしれません。
教育実習を終えて【校長室より】
先日、本校での教育実習を終えた大学生から、お礼の手紙をいただきました。その手紙には、次のようなことが書いてありました。「思うような授業が出来ずに悩んだ」、「生徒とのコミュニケーションを取る大切さを学んだ」、「生徒が自力で答えを出せるよう生徒主体の授業づくりを工夫されていた」、「教師という仕事の責任や大変さを学んだ」などです。高校生の頃にはわからなかった先生方の仕事ぶりを感じたようです。
また、「生徒の笑顔と声から教員の仕事のやりがいを感じた」、「いつの日か教員として母校天草高校に恩返しができるよう頑張ります」などもありました。忙しい中にも充実した日々を過ごし、教師になりたいという思いがさらに強くなった教育実習だったようです。
この手紙を読みながら、教師も生徒も常に学び続ける学習者という立場では同じであることを改めて感じました。学び続けると常に新たな課題に直面しますが、成長もしていくことでしょう。
フランスの詩人ルイ・アラゴンはこう書いています。
“教えるとは希望を語ること 学ぶとは誠実を胸に刻むこと”
同窓会中京支部に感謝【校長室より】
先日、同窓会中京支部総会・懇親会に出席させていただきました。遠い地にあっても同窓生が集い、毎年開催されていることに感激しました。中京支部の皆様には、母校の学習面・部活動面等での活躍ぶりを大変喜んでいただきました。また、科学部の世界大会出場に対して寄付金をいただきました。さらに、寄せ書きもいただき、「世界へ羽ばたけ」「母校の誇り」「歴史をつくろう」「応援しています」「後輩の活躍がうれしい」「ノーベル賞めざせ」「グローバルな天草高校」など、心温まる激励の言葉が書かれていました。今後も「天高で学んでよかった」と言っていただけるよう取り組んでいきたいと思います。中京支部の皆様ありがとうございました。
チームワークの勝利【校長室より】
6月9日(日)に開催された熊本県定時制通信制総合体育大会において、本校生が上位入賞を果たし、女子剣道競技2人、男子バドミントン1人、女子バドミントン2人の計5人が県代表として全国大会に出場する快挙を成し遂げました。
また、女子バドミントン競技においては、シングルス・ダブルスのポイント制で争う団体の部で優勝し、優勝旗をいただきました。
体育の授業等で切磋琢磨し、熱心に練習に取り組んだ成果が出ました。
素晴らしい活躍です。
また、ともに練習で汗を流し、大会会場で生徒に声援を送る先生方の姿にも感動しました。
生徒の皆さんの活躍にエールを送りたいと思います。
高校総体・総文祭を終えて【校長室より】
先日、高校総体・総文祭が開催されました。
各会場を回らせていただきましたが、どの競技においても一生懸命の姿があり、よく頑張っていました。
文武両道をモットーにする天高生は、限られた時間の中、学習との両立を図り、これまで一生懸命に練習に取り組んできました。
勝負の世界ですから、勝ち負けはありますが、強豪に怯むことなく、自分を信じ仲間を信じ、挑む姿に感動しました。
校歌にある「沸きて流るる剛健の生命の潮の高鳴り」を感じました。
本大会を目標に日々練習に打ち込んできた天高生を誇りに思います。
もう一つ感動したのが、応援です。
部員の応援はもちろんですが、多くの保護者の皆様に応援いただきました。
各会場で天高を応援する声が響いていました。
また、多くの卒業生が応援に来てくれていたのもうれしく思いました。
忙しい中にあっても、後輩を思う気持ちを強く感じました。
天高の伝統はこうやってつながっていくのでしょう。
この応援に選手も感謝の心を一層強くしたことと思います。