授業のようす

2015年2月の記事一覧

理科の授業でブタの腎臓を解剖しました

 12月16日・17日に生物の授業で、ブタの「腎臓」を解剖しました。先生から、腎臓の組織についての説明と、尿を作り、老廃物の排出や浸透圧(塩分濃度)の調整をするなど機能の説明を受け、先生が手順やポイントを確認しながら実際に解剖して見せてくれ、その後各自での解剖となりました。
   

 最初は、恐る恐るの生徒たちも、じっくりと観察しながら学習ができました。

   

Q「人の腎臓もこれくらいの大きさですか?」

A「そうですね。これより少し小さいくらいですよ。ヒトの腎臓は縦約12cm横約6cm厚さ約3cmで握りこぶし大の大きさです。」

Q「コーヒーなどを飲むと、尿意を感じるのはどうしてですか?」

A「コーヒーの中のカフェインに尿をたくさん作る作用(利尿作用)があるからです。もっと詳しく言うならば、カフェインが腎臓の血管を拡げて、ろ過する血液量が増えるから、尿の量も増えるということです。

また、人間の腎臓では一日の原尿170リットルがこしだされ、その1.5リットルしか尿として排出されません」

Q「のこりの原尿はどうなるのですか」

A「再吸収といって、また、血管に戻ります。」

「腎臓に来た血液から、原尿が作られ、老廃物や過剰な塩分が濾しだされ尿となり輸尿管を通って体外に排出され、残りは吸収され血管に戻されるという働きをしています。腎臓は働き者ですね。」

   

この2つの画像はインターネット掲載のものを説明用に利用させていただきました。
http://outdoor.geocities.jp/y44235/index.html

解剖の手順

①手を広げたくらいの大きさの腎臓の、膜をきれいに剥ぎ、サイズを測る。

  輸尿管・腎動脈・腎静脈を手で確認する。
  

②腎臓の側面にナイフを入れる。   ③広げて、各部位を確認する。
            

腎臓解剖の生徒感想

・すごくきれいに切れた。また解剖したい。

・臭いが多少あった。皮をはぐときけっこう皮が強かった。中身に驚いた。

・頑張りました。なかなかこんな機会がないので、いっぱい触っておきました。

・腎臓を生で見る初めての実験だったのでためになりました。こういった構造なのかと、勉強になりました。

・腎臓から尿が出てきてそれどころじゃなかった。


 腎臓の働きを感じ取れる、素晴らしい授業になりました。



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ブタの目玉を解剖しました

11月26日(水)、生物の授業で「豚の目玉の解剖」をしました。
 

まず、先生が解剖手順の説明をしながら、実際に解剖を見せてくれました。
   

  

 目玉を瞳孔を上に向け水平に半分に切ると、内側の周りが黒くなっています。「どうして黒いのですか?」の生徒の質問には、「瞳孔から入った光が反射しないように黒いのです。
」との先生の答え。納得して、実際にペアで解剖をしました。

 みんなの目玉も同じようなものですと聞いて、真剣に解剖していました。
   

 ガラス体・網膜・最後には、透明できれいな水晶体を取り出し、新聞の文字に乗せてみます。新聞の文字が大きく見えました!
 

 視神経は、鼻と耳とどちら側につながっているとおもいますか?

 それは、鼻のほうです!
 

生徒の感想

・神秘的でした。

・眼球はきれいな球体ではなく、ゆがんでいた。触ってみると、ぬるぬるとすべった。

・自分の目もこういうのからできていると聞いて、びっくりします。

・グロテスクだったが、貴重な経験になった。


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