日誌

芸術鑑賞会 劇団東京芸術座「未来」

令和5年(2023年)10月6日(金)、本校第1体育館で芸術鑑賞会を行いました。

 今回は、劇団東京芸術座による、いじめをテーマにした演劇「未来」でした。

 「見えないところで苦しんでいる中高生がいるとしたら、その背中を抱き寄せてあげることができる演劇を届けたい。均一性、同質性を重んじるあまり、異なるものを認めない風潮の現代社会に対して、不寛容からゆとりある社会への転換を呼びかけます。」(劇団パンフレットより)

 

 いじめという意識されやすく重いテーマで、それぞれの日常生活における他者との関係のあり方を深く考える機会になりました。

 また、熊本工業高校定時制と一緒に鑑賞し、生徒同士の交流を楽しみにしていた生徒さんもいたようです。

 演劇の後は交流会として団員の方に生徒の方から質問し、それに答えてもらう時間もありました。演劇について、俳優という仕事についてなど、生徒たちからいくつも質問が出され、進路について考える時間にもなったようでした。

生徒感想より

・最後までしっかりと現実を受け止めていた男の子は、すごいと思いました、自分がもしいじめたりする人を見かけたら、絶対に止めます。見て見ぬふりだけはしません。

・みんながどうではなく、自分自身で考え、いじめにあっている人がいたら助けたいと思いました。

・思ったことが二つあります。一つ目は失った命は二度と戻らないということです。失ってからでは遅いということです。もう一つは命を奪った側にも生活があるので、一部の情報で決めつけないという事です。

・演劇の迫力があってとても感動しました、今まで演劇は観たことがなかったので感動しました。いじめはいけないことだと再認識しました、劇団のみなさんありがとうございました。

・このような公演で疑似体験的なことを観るのは、とても自分の心中で考えるよい機会になったと思います。