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先輩をお招きし進路講演会が開催されました

 2月13日の総合学習で、進路講演会が開催され、本校定時制卒業生の廣田頼史様(株式会社愛和不動産代表取締役社長)に「後輩へのメッセージ」のタイトルでご講演をいただきました。


 

 小学校時代から活発で友達もたくさんいたが、両親は共働きでカギっ子であった。心細くただ寂しかった。高校にもいかず、いろんな悪さもした。

人生の再スタートをきろうと、休学していた湧心館定時制に復学し、昼は仕事、夕方から学校、それが終わってからまた仕事の日々を繰り返していた。建設会社にいた時、夕方5時ごろになると、周りの人が「何しよっとか、遅刻するぞ」と背中を押してくれた。ある日「俺、学校に何しに来たんだろう?勉強しよう!」と思い、コンピュータの2級を取得した。ショートカットで卒業したい思いから、通信制にも通い3年で卒業できた。

 一年遅れで学校にきた二つ下の女の子が、弁論大会で、「白血病で1年入院し復学し同級生になった」と言った。「自分はまだまだだなぁ、俺何してるんだろう」と思った。その彼女が夜間大学に行くと聞き「そういう方法もあったな」と気づいた。建設現場で仕事をしている時、背広をぴしっと着た人が、「おーい、頑張ってるね。気をつけなんばい」と声をかけてくれた。「こういう社長になりたい」と思った。それで、夜間大学に入学した。この学校に来て、いろんな人に出会い良かったなと思う。

経験がないと自信がないから不安になる。経験するためには、その中に飛び込む勇気が必要。勇気の源は夢。みなさんには、「夢」を持ってもらいたい。

 今レモンをかじることをイメージしてください。耳の後ろで酸っぱく感じるでしょう!夢を持つことはイメージすることです!

 私にはできない、無理というのは、自分で壁を造っているのですよ!「夢はかなう」です。

 「何で俺が?何で俺だけが?」といった言葉を吐かず、一生懸命やっていると、「吐(はく)」という字から一(マイナス)がなくなる。すると「叶(かなう)」になるのです。

 僕もあの時みなさんと同じ場所にいたのです。夢を描き叶えるために、頑張ったのです。みなさんの前にも色んな障害があるかもしれませんが、乗り越えて欲しい。夢を実現するために。
 

   

   生徒会長より謝辞

※生徒の感想

・昼も夜も働いて、夕方からは学校というハードなスケジュールをこなしていたというのに、すごいと思いました。人の支えがあるというのは大事なことだと思いました。また、人との出会いも大切だと感じました。

・人の変化、心の変化、自分の環境など人のせいにしないことが、大事だと改めて思いました。自分の状況はまだまだ楽なので、これから自分をもっと締めていきたいと思います。

・学校をちゃんと卒業しようと思いました。

・今までがどれだけ悪くても、これからを大切にしていけば、大きな事を成すことができるということがわかった。

・自分で限界をつくらず、何事もやってみる。中途半端に終わらせず、最後までやり遂げる。

・目標(夢)を作り、それを達成させるという根気、努力する気力をもつこと。

・過去に悪いことをしていても、人は変わろうと思えば変われるんだなと、人間のすごさを感じた。社長になりたいと思って、本当に社長になるなんてすごいと思った。人との出会いは大切だと感じた。

 

江戸時代末からの歴史ある「五龍太鼓」をいただきました!

 出水南有行会の方から寄贈のお話しいただいていた「五龍太鼓」を、本校同窓会に寄贈していただきました。


 

 五龍太鼓の大太鼓は、江戸時代末から地域農民の雨乞太鼓として、毎年、地域内を引き回されて打ち鳴らされ、農作物の豊作や地域の安全を祈っていた太鼓でした。しかし、昭和初期には太鼓をたたく人がいなくなり、出水8丁目の諏訪神社の倉庫に残骸が放置されていました。そこで、平成3年に、出水南有行会が創設され、地域から寄付を集め、放置されていた太鼓を復元し、合わせて、胴長太鼓4本を購入「五龍太鼓」と名付けられました。

 平成10年正月には、熊本市の出初め式で演奏するなど、士気を高めてきましたが、平成21年に演奏活動は再び中止され、その後は眠ったままになっていました。


 その歴史ある太鼓を、本校で有効に活用してほしいというありがたいお話を昨年よりいただき、検討を重ねてきましたが、同窓会に寄贈していただき、本校生徒に使用させていただくこととなりました。

 そこで、6日に部員総出でお伺いし、車のついた土台ごと引っ張って学校まで太鼓を運びこみました。


  

  



いったん、校舎内に入れるため土台から下ろされていたため、放課後、部員で力を振り絞ってやっとのことで土台の上に乗せて、さっそく「舞湧伝」を演奏しました。


   

本校でこれまで使ってきた大太鼓と比べても格段に大きく、部員は、その太鼓の響きと音色に感動し、この大太鼓を響かせるには、とても体力が必要と実感したようです。この太鼓の響きを披露するには、今以上の練習が必要なようです。


左が五龍大太鼓

右が本校がこれまで使ってきた大太鼓

 

いつの日か、地域のまつりで、この「五龍太鼓」を披露させていただきたいとわくわくしています。



歴史ある太鼓を使用することができるようになり、出水南有行会のみなさまに心より感謝申し上げます。

 

卒業生、いよいよ家庭学習に入ります!

 2月2日(月)から実施されていた後期期末考査が本日6日(金)の1限目で終了しました。

 その後、2限目は、9日(月)から家庭学習に入りますので、家庭での生活について、次の登校日や卒業式などについて、学年主任から連絡がありました。

試験終了後ということもあり、みんなニコニコの笑顔で下校しました。「卒業」を迎える輝かしい笑顔でした。

  

 次は、3月6日(金)の卒業式予行・予餞会、7日(土)卒業式です。
 
 
それまで、元気で!

トライアングル(振興会新聞)編集作業が開催されました!

 2月5日(木)に振興会(保護者会)役員によるトライアングル№65の編集作業が行われました。トライアングルは、年3回発行され、今回が最後の発行になります。

今回は「卒業記念号」で、卒業生一人一人が湧定での生活を振り返り、未来への夢などを原稿にしていました。それを、保護者の方がパソコンに入力されます。入力されながら、保護者としての想いを自分の子どもの姿と重ね合わせて、真剣なまなざしで作業を続けられました。

 

  

 №65の発行は、3月7日(土)の卒業式の日です。みなさま、お手元に届きましたら、ぜひご熟読いただきたいと思います。

 振興会役員の方々お疲れさまでした。

いよいよ、卒業生の後期期末考査が始まりました。

 2月2日(月)から6日(金)までの1週間、3修生と4年生の考査が実施されます。

3修生とは、本来卒業まで4年間かかるところを、通信制との併修や高校卒業程度認定試験での科目認定を受け、3年間で卒業を目指している生徒たちです。

 初日の1時間目は、高校生最後の試験に真剣に取り組んでいました。その雰囲気がとても頼もしく感じました。

 全員の健闘を祈ります!