ブログ
【美術工芸コース】『構成』の授業風景
『世界をもっと別なふうに見る。別なふうに振る舞う。』
鷲田清一氏の言葉。
小雨降る肌寒い午後。普段とは違う思い思いの場所で風景画制作。
明るく、淡く、神秘的に描き上げたい。
扉を開けたらそこは異世界、をイメージ。ラフスケッチで構図を考える。
描くのに落ち着いた場所で。自然と人工物のコントラスト。
冒頭の鷲田清一氏の言葉は、現在実習中の教育実習生から伝えられたもの。
約4時間の授業でこの風景画を描き上げ、その後「みんなの“見え方”を共有」する。
哀愁漂う感じで仕上げる予定。色付きの絵画、イラストは苦手だが、満足のいく作品を描きたい。
これら校内における風景画制作は、
7月開催予定の「第23回熊本県高等学校写生大会」(会場:熊本市動植物園)の対策も兼ねている。
普段の教室とは違い、風、肌で感じる温度、匂い、雨に濡れた岩やタイル、葉っぱの質感。
それぞれが感じる“エッセンス”を絵画で表現、そして共有する。
F6サイズのキャンバス。
日常を別の視点で見よう。
0