(14)農業を活かした体験活動及び生涯スポーツコーディネーター育成

活動日誌SPHERE(14)農業を活かした体験活動及び生涯スポーツコーディネーター育成

・パラリンピック・スポーツ体験 【SPH(14)】(2017/11/12)

・パラリンピック・スポーツ体験 【SPH(14)】(2017/11/12)
11月12日(日)熊本機能病院 顧問 山本行文氏らをお招きして、車いすバスケットボール、ボッチャ競技を体験しました。
山本さんは、11月17日(金)には、開校記念式典で記念講演を行っていただきます。





自然体験学習 ラフティング

日本三大急流の一つである「球磨川」
その流れを活かした自然体験スポーツ「ラフティング」を実施しました。

本校体育コース1年生は、幼少期から現在まで、ここ球磨・人吉地区で生活しています。
身近な存在である球磨川で行われているラフティングは、1名以外は初体験でした。
川遊びは経験があるものの、急流をゴムボートで下ることは未知の領域。
ライフジャケット・ヘルメットを着用して、安全に留意しながら楽しむことを学びました。





昨日の救命講習・着衣泳法が、今日の実習に十分活かされました。
ガイドによる急流「球磨川」の特徴や、川の流れの特性、渦の水流と緊急退避方法など、
身近な存在である自然を新しい切り口で知り・見て・感じることができました。

自然体験学習 ラフティング 事前学習2

明日の野外活動(自然体験学習ラフティング)を前にしての事前学習です。
上球磨消防署の御協力で、次は、着衣泳法の実地訓練をプールで行いました。
「背浮き」を実体験。
着衣(靴もはいて)のまま、水面に両手・両足を広げて、顔を真上に向けた状態でリラックス。
肺に空気をためることで浮き輪の役目。また、靴をはいたままということもポイント。浮き具になります。

ペットボトルやビニール袋、ボール(サッカーボール・ハンドボール2号)を使っての背浮きも実体験。
最後は、2分間の背浮きをして、水に浮く訓練を終えました。

着衣泳法は、全員が初めて。
まとわりつく服、水をすって思うように動かない状態を体験し、改めて水の怖さを知りました。
自ら浮くことだけでなく、救助のときに必要な方法も学び、自らが飛び込んで助けにいくことは危険なことも知りました。
水難事故のときは、118番ということも初めて知り、119番と合わせて救命の必要知識が高まりました。

自然体験学習 ラフティング 事前学習1

明日の野外活動(自然体験学習ラフティング)を前にしての事前学習です。
上球磨消防署の御協力で、まずは、心肺蘇生法・AEDの実技演習で救命について学びました。
多良木中学校では、3時間講習を3年次に受講し、救命資格を取得していますが、
それ以外は授業等で学んだ程度です。
救急救命の現場で活躍されている消防署員からの手ほどきで、より詳しくかつ実践的に学びました。

猪口さん(H23卒(普通科総合コース))による実演

心臓マッサージ(圧迫)時の正しい姿勢
1分間に106回程度の速さで圧迫します。この姿勢を作ることが難しいです。
また、人吉球磨管内では、119番通報後、救急車到着までに約8分を要します。
その間は、心臓マッサージを止めることは命に関わるので続けるためにも正しい姿勢を理解することが必要です。

7/11 障がい者スポーツ2 競技体験

「障がい者スポーツの理解」について、講義で理解を深めた後は、実際の競技を体験。
パラリンピック正式種目でもあるボッチャを体験しました。
ルールの説明を受けた後、3コートに分かれて試合開始。
競技運営も兼ねて、実際の道具にも触れて、白熱した時間を過ごすことができました。

「ボッチャは、とても盛り上がりました。これは、誰がしても楽しい競技だから、この競技を通して、障がいを持っておられる人とも関わることができたらいい」
「私は、障がい者スポーツは全く違うルールで実施されていると思っていました。今回の講義で、「障がい者スポーツは特別なものではない」という言葉を知り、ルールも平等ということを理解しました。」

7/11 障がい者スポーツの理解1 講義

研究項目
「農業の多面的機能を活かした自然体験活動及び生涯スポーツのコーディネーターの育成」

普通科1年体育コース及び福祉コース合同で、特別授業を開講しました。
講師:山本行文 氏(熊本機能病院 車いすマラソン)
昨年度、南稜祭で車いすバスケット体験のときも御協力いただきました。
今回は、「障がい者スポーツの理解」をテーマにして、歴史や目的の講義とボッチャ競技体験を通して理解を深めました。

農業の多面的機能を活かした自然体験活動 など

農業の多面的機能を活かした自然体験活動及び生涯スポーツのコーディネーターの育成

<環境工学科・新校及び新学科設立に合わせた取組み>

自然体験活動及び生涯スポーツの方法と知識を習得する。地域に潜在的に潜んでいる様々な
資源(自然資源・歴史資源・人的資源など)を発掘・理解する。グリーンツーリズム研究会と連携し、
活動体験から、グリーンツーリズムの理論と有用性を理解し、実践方法を学ぶ。


想いをつなぎ、表現する。「南稜就農塾生」

 6月21日(火)南稜就農塾生は、上益城郡益城町にて「農業学習」を実施しました。
この取組は、近隣校である球磨支援学校生の「想い」をつなぐ活動でもありました。


 6月18日(金)
球磨支援学校 高等部草花班の生徒さんから、「地震で大変な思いをされている方に対して役立てて欲しい。」
とのメッセージを添えられ、草花約150株をお預かりしました。


 6月21日(火)
 前日から降り続いた大雨の影響で、一部高速道路が通行止めのなか、約3時間30分かけて益城町立益城中央小学校へ到着。
この校舎には、町内で唯一未だに校舎を間借りし、園生活を送っている益城第五保育所の園児さんがいらっしゃいます。

 そしてここからが、農業学習活動。日頃の学習の成果を表現する場です。
まずは、花壇の土をならし、畝(うね)をたてます。もちろんクオリティーを求めて。


 その間、他の生徒は花の植栽方法を指導。コミュニケーション力や知識・技術を表現します。


 花壇の準備ができ、みんなで草花を植えていきます。子ども達も楽しそうです。
      

 最後は全員で記念撮影。子ども達の「多くの笑顔」を見られ、園の先生方からは、「さすがですね。
高校生のみんなが日頃の学習で身に付けた技術の高さがわかりました。」と声をかけていただきました。


 午後からは、益城町平田で水稲栽培を行われている農家さんを訪問。その栽培面積なんと17ヘクタール。
本校水田の約18倍もの規模を誇る大規模農家です。そこでは、苗運びから始めます。
 
 6条植えの最新型田植機に、苗を乗せ、作業の効率を図ります。

 ここでも作物専攻生の「技」を発揮。苗箱から苗をトレーに移すのも、技術と慣れが必要でした。

また、近くの公民館には、全国から寄せられたメーッセージが掲示されていました。
この地域の田んぼに水が引かれたのは、約3週間前のことだそうです。

 今年は田植えができるのか...。そんな不安を抱えながら迎えた田植えはじめの6月21日に益城町を訪れることができ、本当に良かったです。
参加した生徒は、農業生産現場に足を運んだことで、「地域の状況」から、また、私たちを温かく迎入れていただいた「人々」から、様々なことを肌で感じました。