学校生活

主権者教育Ⅰ

7月16日(水)は、主権者教育が実施されました。

まずは、生徒への問いからです。

最も近い選挙はいつ?

なんと、4日後。参議院選挙になります。国政に大きな影響を与える大事な選挙になります。

一方、参議院は定数248、任期6年で、3年ごとに半数(124名)を改選し、解散はありません。

小選挙区では、熊本県選挙区で1名、鹿児島県選挙区で1名を選出します。

比例代表では、政党名または候補者の名前を記入します。政党に議席が割り当てられ、その中で、最も名前が書かれた人から順に当選が決まります。

何で、このような複雑な選挙制度なのでしょうか?

政治の安定性と多様な意見をくみ取ることを目的とした選挙制度になります。

選挙権年齢引き下げの意義は、様々なメディアを通じ多様な情報に接し、自分の考えを育んできた世代であり、未来の日本に生きていくための世代であるから、現在・未来の日本の在り方を決める政治に関与してほしいとの願いからです。

 

「権利をもつ」とは、政治について重要な役割を持つ事、「選挙等に参加する権利をもつ」ということです。

有権者としてあるべき姿勢とは、人任せにせずに、選挙を通じて積極的に政治に参加していくこと、これは権利であり、国家・社会の形成者としての責務であるということなのです。

選挙権について考えることで、探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するためにも、主権者とは自分たち自身であることを自覚して、18歳になったら、あるいは18歳になっている人は、次回の選挙までによく考えて投票所に行ってほしいと願います。