学校生活

環境教育

12月16日(金)に、環境教育が行われました。

今年度は講師として国立水俣病総合研究センターの丸本様にお越しいただき、SDGsをテーマに専門的な視点からお話をしていただきました。

 

はじめに「SDGsとは何か」についてお話をしていただきました。

本校でもSDGsについて勉強する機会を設けており、生徒たちはこれまでに、目標達成に向けて自分にできることは何かを考えてきました。

 

今回は講師の先生と一緒に、現在の世界情勢や日本国内の状況、それらに関するさまざまな調査データなどと照らし合わせながら、「このままで本当に2030年までに目標を達成できるのか?」ということを考えました。

      

知識を取り入れるばかりではなく、具体的に何をする必要があるのか等の課題発見も行うことにより、生徒たちはSDGsについて新しい見方をできるようになりました。

 

次に、身近なSDGsについてお話をしていただきました。

日本国内で駆除された動物のうち、多くはそのまま捨てられてしまっている現状があるのだそうです。

水俣市内でもイノシシやシカをはじめとする動物の駆除が行われており、この問題は決して他人事ではありません。

そこで、駆除された動物を利用してSDGsの目標達成につなげられることはないかということを考えました。

   

   

この日は講師の先生がつくられた動物の骨の標本などに触れ、SDGsの視点における解決策を考えるだけでなく、この問題の根幹ともいえる“命の尊さ”を直接感じることができました。

 

今後、世界はさらにSDGsがキーワードとなっていきますが、2030年までの目標達成に向けて、これからは本校の生徒たちから発進していけるようになってもらいたいと思います。