第1回講師招へい授業(商業科)
9月27日(火)の1・2時間目に、講師招へい授業が行われました。
これは商業科における取組の一環で、生徒たちがさまざまな学びを展開できる貴重な機会となっています。
今回は講師として、道の駅みなまた・Shop&Cafeミナマータ 館長の北田様、館員の大塚様にお越しいただきました。
まず前半では、これまでの振り返りを行った後、講師の方々にお話をしていただきました。
今年リニューアルオープンした道の駅みなまたの様子や、新しい施設に関してご説明いただき、水俣市を盛り上げるための取組などを学ぶことができました。
後半では、3・4年生がグループに分かれ、それぞれがプレゼンを行いました。
プレゼン内容は、各班でオリジナルのメニューを考案し、道の駅みなまたでの販売を想定した価格設定や製造・販売方法なども考えるというものでした。
A班は、エコパーク水俣内にある「バラ園」を意識した、バラパフェとプリンタルトを考案しました。
バラをイメージした材料を加えるなどの工夫を凝らし、見た目だけでなく、食感や手頃さにもこだわった一品を考えていました。
B班は、年間を通じて販売できる、かつ“SNS映え”も狙ったパンケーキを考案しました。
商品自体へのこだわりはもちろん、販売方法やお客さんを楽しませる工夫までしっかり考えられた、高校生ならではの発表でした。
C班は、種類豊富で、見ても食べても楽しいミニピザを考案しました。
もち麦を中心とした地元の材料を使用することにこだわった「ご当地ピザ」にし、さらに、大きさや販売方法にも工夫を重ね、幅広い客層をターゲットとしたアイデアでした。
プレゼンの後は、それぞれのアイデアについて講師の方々にご講評をいただきました。
講師の方々は、まさに商品開発のプロです。「なぜその値段にしたのか?」「なぜその材料にしたのか?」など、詳細まで踏み込んだ質問も投げかけていただきました。
生徒たちもかなりの時間をかけて今回のプレゼンに臨んだため、しっかりと自分なりの考えで質問に答え、次第に本格的な話し合いへ発展していきました。
プレゼンには参加していない1・2年生も、講師の方々や先輩のアイデアにしっかりと耳を傾け、今後の活動につなげられるようにたくさんメモをとっていました。
すべてのプレゼンが終了し、最後にまとめを行いました。
講師の方々からお褒めの言葉をいただき、とても緊張していた3・4年生も安堵の笑みを浮かべていました。
今回のプレゼンに向けて、生徒たちは水俣や周辺地域に関することや特産品などを数多く調べ、勉強していました。
さらに、その土地のすべてを集結したスポットともいえる「道の駅」で働く方々と、深い交流を行うこともできました。
今回の講師招へい授業を通して、水俣高校でしかできない学びを経験することができたのではないでしょうか。
生徒たちには、学びを活かし、あらゆる場面で充実した活動を行っていくことを期待しています。