2018年5月の記事一覧

東京御船会報告

先日、東京霞ヶ関で開催された「東京御船会」に出席してまいりました。国会議事堂や首相官邸がすぐ下に見える霞ヶ関ビルの35階を会場にして、約70名の会員と来賓が集い、第19回定期総会・懇親会が行われました。最初に、旧制中学19回卒の野口政止さんの献吟があり、太平洋戦争末期、学徒動員中に亡くなられた旧制御船中生徒たちへの追悼がなされました。第14代犬塚義雄校長が同級生の死を悼んで作られたという「学友の追悼詩」は、今聞いても胸に迫るものがあります。
 
  「殉死した学友の六十六回忌に当たり」
 無定の人生夢幻の如し    君達殉難して六十六年
 凛々しき紅顔今も眼にあり  秋空果てなく心蕭然
 
私は、現在の御船高校の様子を話しましたが、みなさん故郷・母校への関心は高く、後輩たちの活躍をとても喜んでおられました。御船高校百周年まであと3年。同窓会の皆様も、いつまでもお元気に御船高校を見守っていただければ幸いです。


野口政止さんから貴重なお話をうかがいました。