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2021年10月の記事一覧
今、熊聾では・・・(その324)
本校の山田京子先生(中学部所属)が熊本県教育委員会から熊本県教育功労(優秀教職員)として表彰(マスター部門)を受けられました。山田先生は本校教育を強力に牽引してもらっているお一人として本校職員誰もが認める先生であり、専門教科である理科や英語の教科教育は勿論のこと、情報保障、各教科等における手話の利活用、プログラミング教育等々、先生の研究分野は広く、留まることを知りません。
このたびの表彰は、長年にわたるICT関連の研究、教科における手話表現の検討・工夫、コミュニケーション支援のためのアプリ開発、遠隔情報保障の研究等の実践的研究が高く評価されたことによるものです。
どんなに忙しい時でも、優しく丁寧に相談に乗っていただける山田先生は、本校にとって無くてはならない存在となっています。
写真は熊聾校長室にて県特別支援教育課長の牛野様から表彰状を受けられた時の様子です。
令和3年10月29日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その323)
中高等部校舎前の畑では、小学部の子供たちが植えた「はつか大根」や「人参」、その他諸々の野菜の種が芽を出し、葉を広げ始めています。
乾燥した日が続いて心配していた時もありましたが、毎朝水やりに来る子供たちのお陰で、すくすく育っているようです。
子供たちは水をかけていますが、私は「大きくな~れ、大きくな~れ!」とおまじないをかけています。
令和3年10月28日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その322)
「平成28年熊本地震」における本校でのスクールカウンセラーの取組について、NHK制作局からインタビューを受けました。
熊本県庁にある「平成28年熊本地震に関する資料」を見られ、熊本聾学校における取組を是非取材させてほしいとの申し出から受けたものです。
取材された内容の一部が、NHK Eテレの「ろうを生きる 難聴を生きる」の15分番組の中で3分程度放映される予定です。
放映予定日は、11月20日(土)20:45~21:00です。
令和3年10月27日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その321)
10月20日(水)、寄宿舎で「お月見会」が開かれました。
お月見会では、謂れ(いわれ)発表の後でお団子を食し、茶の湯体験をしました。私も茶の湯体験では小学生のSさんにお茶を淹れていただき、本当に有り難い経験となりました。
ワクチン接種副反応等の関係で3人の生徒は共同教室には来られませんでしたが、なんと…皆、自宅からリモート参加をしてくれました。舎生の皆さん、そして先生方の周到な準備や配慮で、和やかでアットホームな「お月見会」となりました。
令和3年10月26日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その320)
先々週までは気温30度超える日が続いていましたが、先週からは朝夕の冷え込みを感じるようになってきました。
寒暖差による体調の変化やアレルギー反応等が出やすい時季です。衣服の調整や適度な運動など、日常の体調管理に気を付けて過ごしましょう。
さて、グラウンド横のプロムナードには桜の木が数本並んでいますが、そのうちの1本だけが、季節を間違えたのか2分先程度に花を咲かせています。花びらをよく観察すると、ピンクと白の花が入り混じっています。グラウンドに出るとき、ちょっと視線を上にやってみてください。
令和3年10月25日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その319)
本校正門前に可搬式ハンプ(スムーズ横断歩道)が設置されました。これは車側からすれば段差のある横断歩道で、設置により自動車の走行速度の軽減がどの程度図れるかという実証実験のための仮設のものです。11月16日(火)までの約1カ月間設置されます。
交通事故防止に向けた様々な国の取組の中のひとつなのでしょう。ハード面の工夫によって事故を減らすことと併せて、運転手の安全運転に対する意識とマナーの向上が大切ですね。
痛ましい事故を撲滅できるよう、まずは大人が気を引き締めましょう。
令和3年10月22日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その318)
UDtalkを使った職員朝会での情報保障を始めて2週目となります。
誤変換を修正するために3人の職員が担当し、情報保障に努めています。音声認識率はまだまだ高いとは言えませんが、今後のAIの進化に期待しましょう。
日頃は無意識に言葉を聞き取っていたり、実際に聞こえた音を修正しながら聞いていたりと、瞬時に様々なことを処理している人間の脳には本当に驚かされます。
令和3年10月21日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その317)
幼稚部運動会③
一年ぶりの運動会を迎えた青組(4歳児)、緑組(5歳児)の子供たちは、「かけっこ」の他、「むしさんの玉入れ」(青組)、「くまろう2021みどりんぴっく」(緑組)に出場しました。「むしさんの玉入れ」では、可愛らしいちょうちょ、カマキリに変身した8人がダンスをした後に、玉入れかごに向かって投げ方を工夫したり、友だちと協力したりする場面を見ることができました。また、東京オリンピック・パラリンピックが開催された年にちなみ、緑組の子供たちは「くまろう2021みどりんぴっく」で一人ひとりが得意な種目に挑戦し、それぞれに輝いている場面を見せてくれました。
子供たちの1年間の成長ぶりには本当に驚かされます。これからも、もっともっと輝きを放ってくれることを願っています。
令和3年10月20日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その316)
10月13日、新任者オリエンテーションが開かれました。
今回は「補聴器・人工内耳について」というテーマで、今年度本校に赴任された先生方向けに聴覚支援センター部長の齊藤先生からお話をいただきました。
私も以前、齊藤先生と同じ立場で話をする機会が多くありましたが、齊藤先生の資料は少しずつ改良を重ねられ、充実してきているのが分かり、とても嬉しく思いました。このような専門性を継承していくことは全国の聾学校でも大きな課題となっています。本校でもあの手この手を考えていかねばならないと思案しています。
さて、人工内耳に関しては、更に詳しく勉強できる「人工内耳自主研修会」を、明日実施予定です。お時間のある先生方、奮ってご参加ください。
16時05分、多目的室集合~!!
令和3年10月19日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その315)
幼稚部運動会②
雲一つない秋空の下、2年続けて幼稚部だけの運動会を実施しました。
10月とは思えないほどの暑さが続いているため、開始時刻を20分前倒ししての開会としました。
初めての運動会を経験する赤組(3歳児)の子供たちは、「かけっこ」と技巧走「おすしだよ」に出場しました。
「かけっこ」では、強い競争意識はまだまだ芽生えてはいないようですが、どの子もゴール目指し、途中立ち止まることなく走り抜けていきました。
「おすしだよ」では、わさびのネット、にぎりの平均台、お醤油のフープ等、山あり谷ありのコースを通り、最後はお気に入りのポーズでお皿の上のお寿司に変身!可愛らしいお寿司の出来上がり~となりました。
頑張った子供たち、夜の食事は本物のお寿司にありつけたのでは…。
令和3年10月18日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その314)
幼稚部運動会①
今日は幼稚部運動会本番の日です。
幼稚部の2学期は、学部閉鎖、分散登校に始まり、通常登校が10月から開始されたばかりです。運動会の練習は各クラス単位での練習を中心に行い、全体練習は限られた時間で行うなど、十分な練習ができていない状況で本日を迎えました。
しかし、子供たちにとっては、そんなことは関係ありません。頑張って練習してきた成果をしっかり発揮してくれることと思います。
参観される保護者の皆様には、子供たちの可愛らしい仕草やにこやかに演技している様子、成長している姿等を感じ取っていただけたらと思います。
写真は予行練習の時の様子です。どんな活躍が見られるか乞うご期待!
令和3年10月15日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その313)
第4回「障がい児者・きょうだい・両親の作文」募集に対して、本校からは小中高等部の児童生徒13人の作文を応募します。
日頃の何気ない日常の一端を表現した作文もあれば、聴者家族の中に一人だけ聞こえない自分がいることへの不満・葛藤、そしてそれを乗り越えた先の家族への感謝の気持ちを表現した作文等々、文の長い短いはありますが、どの子も心の声を素直に言葉で表現しています。どの作文も子供たちの心の豊かさ、言葉の温かさが私の心に染み入りました。
令和3年10月14日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その312)
寄宿舎の先生方を中心に「IPtalk(アイピートーク)」を用いた情報保障の研修会が開かれました。
本校では様々な場面でIPtalkを使ってリアルタイムに文字を入力したり、事前に準備した文章を提示したりすることで、聴覚障がいのある子供たちや先生方への情報保障に大いに役立っているところです。私も、儀式や職員会議などのあいさつでは、事前に担当の先生へ原稿を渡しているのですが、そのことで当日の情報保障に係る作業がとても楽になるとを聞いています。
今後、寄宿舎での活動において、どのような場面でIPtalkが披露されるのでしょう…、期待を膨らませています。
令和3年10月13日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その311)
熊聾では、自動体外式除細動器(AED)の追加購入を検討中です。
10月7日には聴覚障がいのある先生方に集まっていただき、実際の使用法等について説明を受けていただきました。
新規に導入予定の機器は、音声による指示だけでなくイラストやアニメーション、文字情報が表示されることで、聴覚に障がいのある人にとって、視認性・操作性の面で機能が随分と向上していることが判りました。
今後の購入の参考にしたいと考えています。
令和3年10月12日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その310)
安全点検はどの施設であっても定期的に行っているものです。
熊聾では毎月初めにチェック表をもとに校内各所の施設設備の破損や異状等について安全点検を行っていますが、今月は特にトラッキング現象を防ぐための取組を進めています。
トラッキング現象とは、コンセントに差し込んだままのプラグにホコリが溜まり、溜まったホコリに通電し発火する現象のことで、電化製品を使用していなくても、電源がオフになっていても火災に繋がってしまう恐ろしい現象です。また、結露が起きやすい時季には特に注意が必要な事象です。
本校では補聴器の水滴を飛ばすときに使うエアダスターがコンセント掃除の時に威力を発揮しています。
令和3年10月11日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その311)
熊聾では、自動体外式除細動器(AED)の追加購入を検討中です。
10月7日には聴覚障がいのある先生方に集まっていただき、実際の使用法等について説明を受けていただきました。
新規に導入予定の機器は、音声による指示だけでなくイラストやアニメーション、文字情報が表示されることで、聴覚に障がいのある人にとって、視認性・操作性の面で機能が随分と向上していることが判りました。
今後の購入の参考にしたいと考えています。
令和3年10月11日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その309)
10月6日、たんぽぽ学級を訪問しました。
ALTのルナ先生がお友達のスケルトン(がいこつ)君を連れて来られ、おっかなびっくりで楽しい授業を展開されました。
子供たちは「なんだろう?BOX」に入っているものを手探りだけで当てなければならないのですが、怖さのあまり恐る恐る手を入れたり、中を覗こうとしたりと様々な反応を見せてくれました。多くの子供たちは一旦手に触ってみると、その手触り感から、ものの名前や形をしっかり捉えることができていたようです。
令和3年10月8日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その308)
高等部では現場実習実施に向けての事前打ち合わせが次々と始まっています。
コロナ禍の中、実習受け入れについてお引き受けいただいた企業、事業所等の方々には心より感謝申し上げる次第です。
これまでに実習の機会がなかなか持てずにいた生徒の皆さん、職場での実習体験をとおして、仕事・就労に対する意識を高め、卒業後の自立した生活へのイメージを膨らませてほしいと思います。
感謝の気持ちを忘れずに・・・
令和3年10月7日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その307)
10月に入り、幼稚部の子供たちの通常登校が再開し、一段と学校に活気が戻ってきました。
来週15日(金)には、幼稚部単独での運動会を予定しており、早速全体での練習が始まりました。グラウンドのフィールド内には、幼稚部専用のグラウンドがお目見えし、子供たちの活躍を今か今かと待っているかのようです。
令和3年10月6日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その306)
10月1日、高等部で弁論大会が行われました。
本年度は代表6人によるリモート開催とし、代表以外の生徒たちは各グループ教室で視聴しました。
6人6様のテーマでしたが、弁論をとおして生徒たち自身が興味関心のあることについて、推敲した文章を基に落ち着いて発表してくれました。家族愛、友人愛、動物愛、ろう学校愛に溢れた発表には胸が熱くなりました。知識・思想・人格を錬磨し、知性の向上と豊かな教養の育成を図る目的が発表者以外の生徒たちにとっても達成されたことと思います。
6人以外の生徒たちの原稿についても、是非読ませてもらいたいと思っています。
令和3年10月5日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
管理責任者 校長 市原留美子