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2021年3月の記事一覧
今、熊聾では・・・(その212)
本日は3学期の修了式です。今回の修了式も中・高等部、幼稚部、小学部と時間帯をずらしながら開催しますが、本校ではこのスタイルがほぼ定着してきました。
3学期の終わりでもあり、1年の締めくくりでもあります。修了式の中では、子供たちの頑張りをしっかり称えたいと思います。
さて、新年度の始まりまでは休みが続きますので、それぞれの備蓄品は家庭に持って帰っていただくことになります。本校内の備蓄品は賞味期限、消費期限等を点検しながら防災食試食に充てるなど、随時入れ替えを行っています。消費して新たな物と入れ替える方法を「ローリングストック法」と言いますが、保護者の方、先生方の御家庭でも是非実践されることをお勧めします。
この「今、熊聾では・・・」(校長室便り)ですが、昨年4月から掲載を始めました。コロナ禍にあって、休校期間中だからこそ少しでも学校の様子を発信しようと思って始めたのですが、気が付けば授業日には欠かさず発行することが出来ました。来年度、またご縁がありましたら、継続していきたいと思います。
皆様、1年間本当にありがとうございました。
令和3年3月24日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その211)
本校中学部で、3月19日(金)に「国際交流」の授業がありました。
現在、御船恐竜博物館に御勤務で、フランスご出身のダビッド氏に講師として御来校いただき、フランスの街や文化、中学生の学校生活についてなど楽しくお話をしていただきました。また、日常学習している英語をフランス語でどう表現するかなど実際の発音に触れ、外国や外国語について興味を持ったり、理解を深めたりすることができました。
授業後の感想で、生徒達は、「日本とフランスでは学校の授業開始時間や休憩時間、休日など、全く違って驚いた」「カーニバルで大勢の人が踊る様子など見られて良かった」などの感想を持ち、「外国に行ってみたい」と外国への興味を持つことができました。
ダビッド先生ありがとうございました。
令和3年3月23日
熊本聾学校 副校長 山本誠二
今、熊聾では・・・(その210)
完成した新グラウンドを先週昼休みに眺めに行きました。
グラウンド周辺には長い毛足の人工芝が施してあり、素足で歩くと柔らかくてとても心地よい感触が伝わってきます。観戦用のスペースとして施工されましたが、身体のストレッチにも絶好の場所となりそうです。
また、先週は雨の日もありましたが、新グラウンドは水引き抜群です。
今日晴れていれば、昼休みに子供たちがグラウンドに出て、ドローンに向かって手を振る予定です。
令和3年3月22日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その209)
本校寄宿舎の東側道路に面するフェンスに「熊本聾学校寄宿舎」の看板を設置しました。藍色の下地に黄色の文字で書かれているため、とても見やすい看板になっています。
看板から少し目線を落としてみると、チューリップやパンジーなどが誇らしげに咲いています。どの花も例年よりも少し早めの春を迎えており、寄宿舎の花壇も今が見頃です。
令和3年3月19日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その208)
会議室前方のホワイトボード下に設置していた木製の踏み台が老朽化していたため、高等部の住吉先生に修理の相談をしていました。相談していた本人の私が忘れかけていたころ、思いがけなく高等部のYさんと一緒に校長室まで届けてくださいました。
話を聞くと、高等部生徒の実習の時間に新しい踏み台2台を作られたそうで、高等部の生徒たち6人が約1カ月位で仕上げてくれたものです。既に、会議室に設置してあります。上履きのまま上るには忍びないほど、とても綺麗に仕上がっています。
今後も先生たちの手話学習の場面などで重宝しそうな品物です。
大切に使わせていただきます。製作に携わってくれた高等部の生徒の皆さん、本当にありがとう!
令和3年3月18日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その207)
本校小学部の先生が作成された行事計画が紙面で私の手元に届きました。
それは「UDフォント」(ユニバーサルデザインのコンセプトに基づいたフォント)を用いて作られたものだとすぐに分かりました。校内ではまだまだ明朝体を使っている文書も多くありますので、できるところから相手の見やすさを考えたUDフォントを使っていくよう推奨していきたいと思います。
私が書いている原稿はゴシック体の中でも見た目に刺激が少なく、やわらかで優しい印象になる「丸ゴシック体」を使っています。明朝体よりはUDに近いと思いますが、濁点が読みづらいなどの難点もあります。
(実際のHP画面では、「メイリオ」に変換して表記しています。)
先生方、UDフォントは職員の共有フォルダに置いてありますので御自由にダウンロードしてお使いください。先ずはプレゼン資料などで使ってみてはいかがでしょう…。
令和3年3月17日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その206)
【抜去】
本校の正門から入ってすぐ右側の花壇にある梅の木ですが、一昨年までは大きな二つの幹の先に紅白の花を咲き分けていました。昨年は片方の幹には花が咲かず、心配していたところなのですが、今年はもう片方にも花をつけず、とうとう枯れてしまい、抜去するしかありませんでした。熊聾のシンボル的な木だったのでとても残念です。これまで十分私たちの目を楽しまることができたと梅の木も安心したのでしょうか。
その代わりではありませんが、反対側の花壇に教材用の松の木を新しく植えました。
令和3年3月16日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その205)
旧寄宿舎跡地に整備中のグラウンドですが、工事も最終段階に入り、先週竣工検査が行われました。本格的に使用できるのは今週末か来週あたりからだと思われます。
また、事務長先生から業者の方に竣工後の学校写真撮影をお願いされたところ、快諾いただき、ドローンを使った写真や動画の撮影をしていただくことになりました。撮影期日は未定ですが、昼休みを利用して子供たちが中庭、そして新グラウンドに出て手を振る様子などを撮ってもらうことにしています。
今年11月には本校創立110周年記念事業の開催を予定していますが、それに向けた貴重な資料になると思います。
ドローン撮影に御協力・御支援いただきます施工業者様に、心より感謝申し上げます。
令和3年3月15日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その204)
本日は、小学部・中学部卒業式を午前9時30分から、幼稚部修了式を午前10時30分から実施します。
本年度は幼稚部修了生8人、小学部卒業生7人、中学部卒業生3人、計18人が卒業を迎えます。
ところで、幼稚部単独での修了式開催は実に久しぶりのことです。いくつかの学部と合同の卒業式では、子供たちにあった話をじっくりできないジレンマに悩まされましたが、今回の式辞では幼稚部の子供たちに合わせた話ができるので、私個人としてはとても楽しみにしているところです。きっと子供たちや保護者の方にとって分かりやすく、子供たちの成長の様子を感じることのできる卒業式になると思います。(今年度の運動会と同じように、これもコロナ禍にあっての怪我の功名です。)
小・中学部、幼稚部どちらの式の中でも、子供たち一人ひとりの紹介(得意なことや頑張ったこと)を式辞の中に織り込むことにしています。
令和3年3月12日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その203)
今日、3月11日は10年前に「東日本大震災」が発生した日です。
もうそんなに月日が経ったのだろうかと思うくらい、時の流れの速さを感じずにはいられません。
つい先日、福島県沖を震源とする震度5の地震が起きましたが、東北地方太平洋沖地震の余震であるという気象庁の解説を聞きました。10年経ってもそのような大地震が起きるなどとは東北地方の方々は予想していないことだったかもしれません。
熊本地震からは約6年が経とうとしていますが、熊本でもエネルギーを蓄えた活断層があちらこちらに存在し、いつまた大規模な地震に襲われるかも分かりません。
大切なことは震災の記憶や経験を風化させず、後世の人たちに伝えていくこと、そしてその体験から得た教訓を防災に活かしていくことです。
熊聾では、東日本大震災発災10年となる今日、哀悼の意を表するため、震災の発災時刻(午後2時46分)に黙とうを捧げます。
令和3年3月11日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その202)
朝、校長室に入ると桜のつぼみをたくわえた一輪挿しが目に留まりました。
いつも季節の花を生けてくださる先生のお心遣いです。
この桜は、解体された技術工芸棟の前にあった大木の桜の枝で、伐採された時の枝をかき集めて今日まで大切に保管されていたそうです。
決して、折ってきた桜の枝ではありませんので…。
「桜切る〇〇、梅切らぬ〇〇」という諺を思い出しました。
令和3年3月10日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その201)
【くまひゃくプロジェクト②】
本校職員が学校の課題として捉えている事柄をカテゴライズし、絞り込んだ8項目は以下の項目です。
次の作業として、これら8項目の課題解決のための方策(64項目)を全教職員で検討・共有し、個々の行動目標を決めていきました。これは、現在アメリカ大リーグで活躍している大谷翔平選手が高校生時代に用いたオープンウィンドウ64(マンダラチャートとも言います。)という手法で、学校活性化に向けた取組にも大いに活用することができるものです。
令和3年3月9日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その200)
【くまひゃくプロジェクト①】
熊聾教職員は、「魅力ある熊聾教育の創造」をテーマとして、これまで約3年にわたり、学校が抱える課題に対して個人レベルで、あるいは分掌部等の組織として取組可能な行動目標を設定し、実践を重ねてきました。魅力のある教育活動を展開していくことによって、本校の活性化につながると考えての取組であり、校内では「くまろう100人プロジェクト(くまひゃく)」と呼んでいます。
取組初年度は、先ずはプロジェクトの目的を確認し、課題の洗い出し(8項目)のために日頃から先生たちが感じている課題を思いつくだけ、付箋紙に書き出す作業から始まりました。
約20分間の短い時間に500枚近い付箋が集まったことは、先生たちの関心と意欲の高さの表れでした。
令和3年3月8日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その199)
3月1日、高等部卒業式を行いました。
コロナ禍にあっての開催でしたので、感染防止のためのマスク着用、参加者人数制限、換気、時間短縮などの対策を講じながらの卒業式となりました。
立派に成長した卒業生8人の姿を、在校生や御家族、他学部の職員・保護者の方々にも間近で見ていただきたかったのですが、昨年に引き続き今年もそれが叶いませんでした。
そこで、当日撮った映像をダイジェスト版にして、期間限定で配信してみようと、情報管理部担当者が映像を現在編集中です。配信の準備が整い次第、学校安心メールで視聴方法等についてお知らせしますので、今しばらくお待ちください。
乞う御期待!
令和3年3月5日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その198)
2月25日(木)、共同教室にて寄宿舎の送別夕食会がありました。
現在は、コロナ禍にあって、個室で舎食をとることが日常となっていますが、この日の夕食会では、本当に久しぶりに舎生全員が一堂に会し、楽しく会食を行うことが出来、顔を合わせて食事をすることの大切さをあらためて感じました。
会食後は思い出のVTRで寄宿舎生活を振り返り、在校生から卒業生に向けてのお祝いの言葉、卒業生一人ひとりからのあいさつ、そして記念品贈呈などのプログラムで会が進みました。場の設定が良かったこともあるのでしょうが、本当に感動的な夕食会となりました。スライドを見て涙を浮かべる舎生もいました。記念品を贈呈した後に、涙をこらえきれず顔を覆う小学生の姿もありました。思わず私も目頭が熱くなりました。
このような寄宿舎の行事を通して、寄宿舎の一体感が生まれることは間違いありません。心の成長につながるとても良い企画でした。
卒業生からは、これまでの寄宿舎生活での思い出や先生方への感謝の言葉も多く聞かれました。指導員や舎監の先生方に反発したり、困らせたりしたことなども述べてくれました。卒業生からの言葉をあの場で聞かれた寄宿舎の先生方、舎監の先生方はきっと御苦労が報われたことと思います。寄宿舎の先生方、舎監の先生方にはあらためて日頃のお取組に感謝いたします。
来年はできるだけ多くの先生方が夕食会に参加できるようになることを願っています。
令和3年3月4日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その197)
今日3月3日は「耳の日」です。
「みみ」と3月3日を語呂合わせで覚えることも簡単ですし、3と3の形を「みみ」に見立てることもできます。
「耳の日」は、難聴や言語障がいのある人たちの悩みを少しでも解決したいという社会福祉への願いから始められたもので、日本耳鼻咽喉科学会の提案によって、昭和31年に制定されたものです。
「耳の日」あたりの期間には、全国各地で「耳」にちなんだイベントが開催されるものですが、今年はコロナ禍のため、そのようなイベント開催の情報をあまり耳にしませんね。
ちなみに、3月3日は電話の発明者であるグラハム・ベルの誕生日でもあります。
またまた、補足ですが、音の強さや聴力などに用いる単位のデシベルはdBと表しますがdBのBを大文字で記すのはベルの名前からとっているためです。決して小文字でbとは書かないようにご注意を…。
令和3年3月3日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その196)
2月24日(水)放課後、手話落語部の引退寄席がありました。
引退寄席は毎年校内のみで行っているもので慣例行事にもなっています。
今回の引退寄席では、今まで披露したことのないジャンルでの演目に挑戦しており、個人個人の表現力がとても生かさせていました。
また、今年度は本校手話落語部が県高等学校文化連盟から優秀芸術文化賞を受賞し、卒業生への華を添える形となりました。
今年は高等部3年生2人が引退することになります。後輩たちは歴代先輩が築いてきた熊聾手話落語の伝統を必ずや引き継いでくれることでしょう。
令和3年3月2日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その195)
2月24日、高等部3年生が卒業後を見据えて、社会人としての身だしなみ等について学んでいました。
青年期にある高3生にとっては最も関心あるところなのでしょう!とても興味深そうに、あーでもないこうでもないと言いながら、男子生徒はネクタイの結び方あれこれ、女子生徒は化粧や服装、髪形などについて話を聞いたり実践したりしていました。
さて、本日3月1日(月)は高等部卒業式です。
式への参加者は昨年同様限られていますが、職員一同、お祝いと激励と感謝の気持ちを卒業生、保護者の皆様にしっかり届けたいと思います。
令和3年3月1日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
管理責任者 校長 市原留美子