学校からのおしらせ

熊聾時々新聞

今、熊聾では・・・(その2)

 熊本地震から4年が経過しました。4月14日は前震が、そして16日は本震が起きた日です。
 熊本地震の際には、全国の皆様から物心両面にわたって多大なる御支援をいただき、あらためて感謝とお礼を申し上げます。
 未だに仮設住宅での生活を余儀なくされていたり、自宅再建の目途が立たない方がいたりと、まだまだ復興半ばの状況です。

 最近は新型コロナウイルスの影響で、熊本地震のことが薄れている感がありますが、熊本県人にとっては忘れることのできない、そして忘れてはならない日です。本校では、今後も熊本の創造的な復興を目指していくこと、後世に繋いでいくことを誓い、熊本地震で犠牲になった方々に対し、全職員で黙祷を捧げました。

今、熊聾では・・・(その1)

 4月14日(火)朝8時30分、熊聾の全職員が体育館に集まり、会議を開きました。会議のテーマは、休校期間中の、そして更に延長されるかもしれない休校を見据えての「子供たちの学習保障や心のケアをどのようにしていくか」というものです。前週に学習支援のための緊急プロジェクトチームを立ち上げ、短い期間に今後の対応策を検討し、14日当日に全職員向けに提案をしてもらいました。
 県立学校の児童生徒へのタブレット1人1台導入が未だ実現していない状況ですが、今出来るところからスピード感をもって進めていこうと考えています。
 先ずは、児童生徒・保護者の皆さんに学習支援の希望の有無、御家庭におけるネット環境の状況、可能なやり取りの方法等についてのアンケートを早急に実施します。御協力のほどよろしくお願いします。

令和2年4月16日               
 熊本聾学校        
  校長  五瀬 浩   

令和2年度のスタートにあたり…

 令和2年度がスタートしました。

 数日続いている好天と粘り強く咲いている桜の花が、進級、新入の子供たちを今か今かと待っていたかのようでした。

 4月8日(水)には学部毎に時間をずらして始業式を実施しました。そして、翌9日(木)の入学式では出席者を新入生と保護者、本校職員に限定したり、プログラムを短縮したり、席の間を十分に開けたり、さらには体育館の窓を開放したりと、昨年度末から続く新型コロナウイルス感染症の影響で、本校も異例尽くしの対応を迫られています。

 日本中がこれまでに経験したことのない状況を目の当たりにして、いつまで続くことになるのかという不安も抱きながらのスタートになりましたが、心温まる場面にも幾つか遭遇しました。始業式当日は寄宿舎を閉舎したこともあって遠方の生徒たちの出席は叶いませんでしたが、ほとんどの幼児児童生徒たちが久しぶりに会う友との再会を喜んでいる様子が窺えました。「子供たちが学校に来てくれるだけでこんなに賑やかになり、先生達の表情もパッと明るくなるんだ。」と、あらためて子供あっての学校だと感じました。さらには、入学式に参加できない幼稚部在校児のお母さん方が、翌日入学してくる3歳児(赤組)さん向けにお祝いの壁面掲示物を作ってくださっていました。なんともその心遣いとチームワークの良さに感嘆したことと併せて、本当に幸せな気分になりました。

 今後しばらくは休校が続くことになり、課題も多々ありますが、全職員で知恵を出し合い、工夫しながら、この難局を乗り切っていきたいと思います。

 保護者の方々、関係の皆様におかれましても御理解と御協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 まずは、学校再開の日まで皆様が健康で過ごされますことをお祈りしております。

 

  令和2年4月9日

                               熊本県立熊本聾学校    

校長  五瀬 浩

  

令和元年度 定期異動に伴う転退任式

 

 3月27日(金)転退任式が行われました。新型コロナウイルス感染拡大防止のために、職員のみで実施しました。一人一人の転退任の御挨拶の中には、「本校だけはないが、生徒達とのお別れがきちんとできないことが悲しい・・・」と話される方もいました。

 そんな中、高等部執行部の生徒から送られきた、転退任の先生方へ心温まるメッセージを職員が代読し、子どもたちからの「お別れの言葉」を伝えることができました。先生方の今後のご活躍とご健勝をお祈りいたします。

 



令和元年度 熊本県立熊本聾学校 幼稚部修了式・小中高等部卒業証書授与式

 令和2年3月1日(日)、「令和元年度 熊本県立熊本聾学校 幼稚部修了式・小中高等部卒業証書授与式」が挙行されました。新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、卒業生、保護者、そして教職員のみで行いました。また、幼小中学部に関しては、3月13日(金)開催の予定を急遽変更することとなりました。

 これまでにない異例の形で行うことが直前に決まりましたので、卒業生の皆さんはもちろん、保護者の方も大変残念に思われたかもしれませんが、そのような中、御理解と御協力を賜りまして、本当に有難うございました。

 あらためて感謝申し上げます。卒業生の皆さんの新たなステージの活躍を心よりお祈りします。