新着情報

農業土木科 NEWS

熊本県との連携事業(第2回目)農業土木科

   農業土木科2年生を対象に、第2回目となる熊本県との連携事業を行いました。

 熊本県  県央広域本部農林部農地整備課と、熊本県土地改良事業団体連合会と、(株)九州開発エンジニヤリングの方々が来られ、「暗渠排水の経済効果」「元三・木部地区の貴重な生き物」について学習をしました。

 暗渠排水を学校の水田に入れた場合の工事費について、丁寧に説明いただき工事費の積算演習を行いました。暗渠排水を入れた後の作物生産効果を確認し、農業の費用対効果を理解することができました。

 (株)九州開発エンジニヤリングの方からは、農業を営むことは水田周辺の生き物と共生することを学び、環境調査の方法や確認された生き物の種類、絶滅危惧に指定されている「キタミソウ」が学校周辺に自生していることを学ぶことができました。

 工事をする際に配慮すべきことや取り組みについて、仕事の奥深さを学ぶことができました。農業土木の知識とともに些細なところへ気遣いができる職員になれるように、学習と実習に頑張っていきたいと思います。

熊本県との連携事業(第1回目)農業土木科

 農業土木科2年生を対象に、今年度では第一回目となる熊本県との連携事業を行いました。

 熊本県県央広域本部農林部農地整備課と、熊本県土地改良事業団体連合会の方々が来られ、「農業土木」に対する理解と興味を深めてもらうため、校内実習田の暗渠排水設置に向けた取り組みや元三・木部地区のほ場整備を題材に学習をしました。

 実習では、オートレベルを使い暗渠排水工事を行うための測量をしました。単点測量や横断測量を行う中で、専門的な用語や作業の意義について、教科書では学ぶことのできない奥深い学びを得ることができました。

 本日来られた熊農OBの先輩のように、未来の県庁職員や美土里ネット職員を目指して、学習と実習に頑張っていきたいと思います。

「土木の日」プロの技術を学ぶ!(農業土木科)

農業土木科の1年生が、土木のプロの技術を学びました!

例年は校外で土木・建設現場の視察・研修を行っていましたが、コロナ禍の影響もあり、本年度は熊本県建設業協会青年部の方々に来校していただき、校内での施工実習を行いました。

学校前庭の歩行者用通路に境界ブロックを敷設するのですが、土台部分に凹凸があると境界ブロックが綺麗に置けないため、土台部分の砂を綺麗に均していきます。青年部の方々に指導していただきながら生徒たちが挑戦しましたが、コツを掴むまでは苦戦している様子でした。境界ブロックの敷設では1本250kgもあるブロックを慎重に設置していきます。青年部の方々の、ミリ単位まで正確に敷設していく姿に「職人技」を見ることができました。

生徒にとっては、プロの施工を間近で見ることに加え、実際に教えてもらいながら自分たちでモノづくりを行うことを通じて、「技術者」について学ぶ良いきっかけとなったようです。

公務員試験の受験状況2(農業土木科)

<農業土木科 公務員1次合格者>述べ72名(11月13日現在)

○国家公務員

国家一般職(技術九州)11名   国家一般職(技術中国)2名

国家一般職(技術近畿) 4名   国家一般職(技術関東)5名

国家一般職(農業土木) 5名   国家一般職(税  務)1名  計28名

 

○都道府県

東京都(裁判所事務官)1名   熊本県(農業土木)4名   熊本県(土木)4名

福岡県(農業土木)  2名   福岡県(土木)2名     鹿児島県(農業土木)2名  計15名

 

○市町村

熊本市(土木)4名      熊本市(学校事務)1名   福岡市(土木)2名

宇土市(土木・事務)5名   玉名市(土木)1名     八代市(土木)1名

人吉市(土木)1名      大川市1名         八女市(土木)2名

筑後市(土木)2名      小郡市(土木)1名     宮若市(土木)1名

大分市(土木)1名      日田市(土木)1名     嘉島町2名

菊陽町(土木)1名      南小国町1名        津奈木町1名  計29名

 

<一般就職>内定6名

九州電力1名   九電工2名   西日本高速道路1名   株式会社ミゾタ1名

九州建設マネジメントセンター1名

 

<専門学校>合格3名

九州中央リハビリテーション学院   熊本電子ビジネス専門学校   YMCA学院

 

生徒たちの努力が実り、多くの生徒が1次試験を突破し、また就職内定を頂いています。

生徒ひとりひとりが進路実現に向け、日々邁進しています。

農業支援ボランティア

10月17日(土)に人吉市役所職員の協力の元、希望した2年農業土木科15名、2年農業科5名、2年生活科1名の21名と教職員2名で農業支援(豪雨災害)ボランティアへ参加してきました。感染予防対策のため、乗車前に検温を実施し、れんげ国際ボランティア会より45人乗りの大型バスを1台手配していただき、密を避けた状態で移動しました。今回の活動場所は、人吉市下田代町の小さで川が氾濫し、農地や道路が浸食し、石や流木が水田に混入しているところでした。あいにくの雨でのボランティア活動でありましたが、人吉市役所職員により事前に流木を切っていたただいたおかげで、搬出作業はスムーズに進みました。農家(所有者)の方より、「ひとりでは片づけることができず、困っていた。多くの学生さんが来てくれたおがげで、助かりました。」とイネの刈り取りができることを喜ばれていました。

公務員試験の受験状況(農業土木科)

農業土木科 公務員1次合格者総数 54名(10月15日現在)

 

<1次試験 合格先一覧>

国家一般職(農業土木、技術)

税務職員(九州)

裁判所事務官

熊本県(農業土木、一般土木)

福岡県(農業土木、一般土木)

鹿児島県(農業土木)

東京都(土木)

八代市(土木)、人吉市(土木)

福岡市(土木)、筑後市(土木)、小郡市(土木)、八女市(土木)

大分市(土木)、日田市(土木)

 

農業土木科では、今年も多くの生徒が1次試験を突破し、

進路実現に向けて日々頑張っています。

 

教育実習生による研究授業(農業土木科)

8月31日から2週間、佐賀大学より田中先生が教育実習に来ています。

本日、農業土木科2年のクラスで農業土木施工の研究授業を行いました。

多くの先生方が授業見学に来られ、実習生も生徒も真剣に取り組む姿がみられました。

梅雨も明け、いざ現場実習へ!(農業土木科)

農業土木科では、官公庁や市町村役場、建設・測量企業での現場実習を実施しています。学校で学ぶだけでは分からない、実際の現場の様子や、今学んでいることが現場ではどのように使われているのかなど、貴重な体験をさせていただきます。本年度はお忙しい中、21の事業所に受け入れていただきました。一部ですがその様子をご紹介したいと思います。

なおコロナウイルス感染症予防のため、毎朝の検温、屋内でのマスク着用、アルコール消毒を徹底しています。

左上:(株)杉本建設 レベル測量実習

右上:九州緑化施設(株) 建設機械操作体験

左下:(株)いずの造園 剪定作業

右下:武末建設 光波測量実習

 

実験づくし!(農業土木科)

2年生の総合実習ではクラスを3つに分けて土木に関する実験を行っています。今日の実験では、○水理「層流と乱流」、○土質「液性限界試験」、○材料「セメント密度試験」を実施しました!教室での座学や、外で行う実習と同様、物質の特性や性質を、実験を通じて学ぶことはとても大切です。普段当たり前にあるものも、こうした実験や試験を繰り返し、改良を重ねた上に社会が成り立ったいることを、今日の実験を通して感じ取ってくれたような気がしました。

○水理「層流と乱流」

○土質「液性限界試験」

○材料「セメント密度試験」

国土交通省事業説明会・卒業生の勇姿!(農業土木科)

国土交通省・九州地方整備局様にご来校いただき、3年生へ向けて事業説明会を催していただきました。なんとその中には、昨年度の卒業生が...!しかも勤務地の佐賀から駆けつけてくれました!実感のこもった先輩の話を、3年生はしっかりと聞いていました。元担任の先生にも近況を報告し、卒業後の活躍を頼もしく感じました!

梅雨の合間に...1・2年生測量実習(農業土木科)

本格的な梅雨になりました。晴れれば暑く、雨だと外の実習ができない難しい季節ですが、天気予報と睨めっこしながら実習を行っています。今回は以下の実習を紹介します!

 

○1年生 トランシット&レベル測量(基本編)

1年生は実習で扱う測量器械の基本的な扱い方を学びました。測量は道路を造ったり、建物を建てるときには必ず必要となる技術です。みんな一つでも多く学ぼうと、真剣に取り組んでいました!※写真はトランシットの据え付けを練習している様子です。

  

 

○2年生 トランシットを使った角度を求める測量

2年生は応用編として、実際に3点間の角度を測る実習を行いました。測ると言っても正確に器械を据え付けることからはじめ、目標を視準し、反転させ、数値を設定し、計算し・・・またそれを繰り返し行います。それでも2年生は次々と課題をクリアし、これまで学んだ基礎基本がしっかり身についていることが実感できました!!

ICT活用授業(農業土木科)

農業土木科1年生は授業「農業と環境」の一環で、休校期間中からそれぞれの家庭でミニトマトを栽培しています。今日はその栽培方法について学習しました。本来ならミニトマトの周りに集まって解説をするのですが、今日は3密を避けるためドキュメントカメラとプロジェクターを使い、ICTを活用した授業を実施しました。もちろん窓も前方の暗幕以外はフルオープンにしています! 言葉や写真だけでなく、管理の実際を映像として学習することができたので、ミニトマト栽培のヒントになったのではないでしょうか。

初めての実習!(農業土木科)

長い休校期間も終わり、ようやく実習がスタートしました!1年生は実習服に着替えての初めての実習を行い、「歩測」について学びました。自分の歩幅で距離を測る方法は、最初の日本地図を作った伊能忠敬も行っており、まさに測量の基本中の基本と言えます。10m間隔で練習した後、より長い距離を実際に測ってみましたが、なんと今日はピタリ賞が出ました!!最後は広い熊農の敷地内を歩き、他学科の農場を案内していただきました。

バスツアーで農業土木を学ぶ(農業土木科)

熊本県庁の現場見学バスツアーに農業土木科2年生の希望者20名が参加しました。当日は県庁ロビーに集合し、和水町の白石頭首工、玉名市の横島排水機場、菊池市の地域道路拡幅工事現場を訪れました。見学だけではなく、県庁職員との意見交換も行われ、有意義なものとなりました。

角度を測る、測量実習(農業土木科)

農業土木科1年生が「セオドライト」という水平面、垂直面における角度を測定するための測量機器を使い、角度を観測する実習を行いました。

角度は(度、分、秒)で表し、最小表示は秒で表します。1周は360度、1度の1/60が1分、1分の1/60が1秒です。つまり、身近な物であれば、「分度器に記してある1度」を「3600分の1にした値」まで観測します。

セオドライトを使った実習では、単に機械の操作だけではなく、国家資格である測量士補試験につながるような実習を行います。機器の取扱方、計算の方法、どのような場合に使用するかなどを体験することで学びの理解を深めます。

 

課題研究発表会(農業土木科)

農業土木科3年生の課題研究発表会が行われ、6グループが発表を行いました。水準測量やドローン測量、世界灌漑遺産についての保全の発信を行うグループもありました。校内道路のコンクリート打設を行ったグループも2つあり、それぞれに3年間の学習成果を活かしていました。発表会には同学科1・2年生も見学に訪れ、「見えない所にお金がかかっている、という3年生の言葉が印象に残りました。」「3年生になったら色々やってみたいことが出来た」など感想を述べていました。

水準点の数値改定(農業土木科)

農業土木科3年生が西蓮寺(川尻)の一等水準点(標高がわかる点)から熊本農高正門や測量実習地に設置されている校内水準点まで測量を実施し、熊本地震後の標高値の変化を確認しました。結果、熊本農高正門の標高値は3.9200mでした。平成24年、平成26年、平成28年(熊本地震後)にも調査を行っており、平成28年の標高値は3.9202m。2年間での「ズレ」は0.2mmとなり、地震後は地盤が安定していると推察されます。なお、熊本地震前の数値は4.0875mでした。熊本地震でおよそ17cm沈下していることになります。

標識も塗り直し

バーコード標尺と電子レベル

現場見学会(農業土木科)


農業土木科1年生は現場見学会を行いました。今回訪れた場所は、熊本地震からの復興が続く、阿蘇郡南阿蘇村の長陽地区です。地震で崩落し、現在は架け替え中の阿蘇大橋の施工方法や周辺工事現場の様子を視察しました。午後からは他校生とワークショップを行い、災害と土木について考えました。見学会は熊本県建設業協会青年部の主催で「土木の日」に合わせて実施されました。

公務員一次試験合格状況(農業土木科)

平成30年度(10月19日現在)

2 関東・甲信越(技術)
2 九州(技術)
1 東京都(農業土木)
1 福岡県(農業土木)
2 熊本県(農業土木)
1 鹿児島県(農業土木)
1 大牟田市(土木)
1 東京都(土木)
1 菊陽町(土木)
1 人吉市(土木)
1 天草市(土木)
1 熊本市(土木)

述べ15名