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農業土木科 NEWS

梅雨の合間に...1・2年生測量実習(農業土木科)

本格的な梅雨になりました。晴れれば暑く、雨だと外の実習ができない難しい季節ですが、天気予報と睨めっこしながら実習を行っています。今回は以下の実習を紹介します!

 

○1年生 トランシット&レベル測量(基本編)

1年生は実習で扱う測量器械の基本的な扱い方を学びました。測量は道路を造ったり、建物を建てるときには必ず必要となる技術です。みんな一つでも多く学ぼうと、真剣に取り組んでいました!※写真はトランシットの据え付けを練習している様子です。

  

 

○2年生 トランシットを使った角度を求める測量

2年生は応用編として、実際に3点間の角度を測る実習を行いました。測ると言っても正確に器械を据え付けることからはじめ、目標を視準し、反転させ、数値を設定し、計算し・・・またそれを繰り返し行います。それでも2年生は次々と課題をクリアし、これまで学んだ基礎基本がしっかり身についていることが実感できました!!

ICT活用授業(農業土木科)

農業土木科1年生は授業「農業と環境」の一環で、休校期間中からそれぞれの家庭でミニトマトを栽培しています。今日はその栽培方法について学習しました。本来ならミニトマトの周りに集まって解説をするのですが、今日は3密を避けるためドキュメントカメラとプロジェクターを使い、ICTを活用した授業を実施しました。もちろん窓も前方の暗幕以外はフルオープンにしています! 言葉や写真だけでなく、管理の実際を映像として学習することができたので、ミニトマト栽培のヒントになったのではないでしょうか。

初めての実習!(農業土木科)

長い休校期間も終わり、ようやく実習がスタートしました!1年生は実習服に着替えての初めての実習を行い、「歩測」について学びました。自分の歩幅で距離を測る方法は、最初の日本地図を作った伊能忠敬も行っており、まさに測量の基本中の基本と言えます。10m間隔で練習した後、より長い距離を実際に測ってみましたが、なんと今日はピタリ賞が出ました!!最後は広い熊農の敷地内を歩き、他学科の農場を案内していただきました。

バスツアーで農業土木を学ぶ(農業土木科)

熊本県庁の現場見学バスツアーに農業土木科2年生の希望者20名が参加しました。当日は県庁ロビーに集合し、和水町の白石頭首工、玉名市の横島排水機場、菊池市の地域道路拡幅工事現場を訪れました。見学だけではなく、県庁職員との意見交換も行われ、有意義なものとなりました。

角度を測る、測量実習(農業土木科)

農業土木科1年生が「セオドライト」という水平面、垂直面における角度を測定するための測量機器を使い、角度を観測する実習を行いました。

角度は(度、分、秒)で表し、最小表示は秒で表します。1周は360度、1度の1/60が1分、1分の1/60が1秒です。つまり、身近な物であれば、「分度器に記してある1度」を「3600分の1にした値」まで観測します。

セオドライトを使った実習では、単に機械の操作だけではなく、国家資格である測量士補試験につながるような実習を行います。機器の取扱方、計算の方法、どのような場合に使用するかなどを体験することで学びの理解を深めます。

 

課題研究発表会(農業土木科)

農業土木科3年生の課題研究発表会が行われ、6グループが発表を行いました。水準測量やドローン測量、世界灌漑遺産についての保全の発信を行うグループもありました。校内道路のコンクリート打設を行ったグループも2つあり、それぞれに3年間の学習成果を活かしていました。発表会には同学科1・2年生も見学に訪れ、「見えない所にお金がかかっている、という3年生の言葉が印象に残りました。」「3年生になったら色々やってみたいことが出来た」など感想を述べていました。

水準点の数値改定(農業土木科)

農業土木科3年生が西蓮寺(川尻)の一等水準点(標高がわかる点)から熊本農高正門や測量実習地に設置されている校内水準点まで測量を実施し、熊本地震後の標高値の変化を確認しました。結果、熊本農高正門の標高値は3.9200mでした。平成24年、平成26年、平成28年(熊本地震後)にも調査を行っており、平成28年の標高値は3.9202m。2年間での「ズレ」は0.2mmとなり、地震後は地盤が安定していると推察されます。なお、熊本地震前の数値は4.0875mでした。熊本地震でおよそ17cm沈下していることになります。

標識も塗り直し

バーコード標尺と電子レベル

現場見学会(農業土木科)


農業土木科1年生は現場見学会を行いました。今回訪れた場所は、熊本地震からの復興が続く、阿蘇郡南阿蘇村の長陽地区です。地震で崩落し、現在は架け替え中の阿蘇大橋の施工方法や周辺工事現場の様子を視察しました。午後からは他校生とワークショップを行い、災害と土木について考えました。見学会は熊本県建設業協会青年部の主催で「土木の日」に合わせて実施されました。

公務員一次試験合格状況(農業土木科)

平成30年度(10月19日現在)

2 関東・甲信越(技術)
2 九州(技術)
1 東京都(農業土木)
1 福岡県(農業土木)
2 熊本県(農業土木)
1 鹿児島県(農業土木)
1 大牟田市(土木)
1 東京都(土木)
1 菊陽町(土木)
1 人吉市(土木)
1 天草市(土木)
1 熊本市(土木)

述べ15名

トレース・製図(農業土木科)


トレースとは図面を模写することです。製図とは図面を書くことです。農業土木科では1・2年時にトレースや製図を行います。例年11月の南園祭に展示しています。写真は1年生のトレースの様子です。図面を模写しながら、関数電卓を使って縦断測量のデータを計算し、計画線も書き込んでいます。

3年連続!最優秀賞(農業土木科)


熊本県学校農業クラブ連盟主催の平成30年度農業鑑定競技(農業土木の部)が本校で行われ、関係学科を有する4校から31名が出場しました。競技の結果は最優秀賞に農業土木科3年生の本郷さんが選ばれました。本郷さんは鹿児島県で開催される全国大会に熊本県代表として出場します。

水理実験、試行錯誤(農業土木科)


2年前の熊本地震で水理実験装置が全壊。部品を買いそろえて2年ぶりの水理実験。今回はレイノルズ実験装置を使って層流と乱流の状態を観察しました。しかし、一度壊れた実験装置をハンドメイドで修復したため、思ったような結果が出ませんでした。まだまだ試行錯誤が必要です。