校長室からの風
「We are 西高!」 ~ 第44回西高体育大会開催
「We are 西高! We are 西高!」
プログラム最後の「全校応援」は圧巻でした。全校生徒が運動場に集結し、応援団リーダーの指揮のもと気持ちをひとつに声をそろえました。マスクをしていても声は響き渡り、計り知れない若いエネルギーが渦巻き、空に舞い上がっていったように感じました。全校生徒及び職員の力を結集し、体育大会を創り上げることができ、学校全体が一体感そして達成感に包まれました。
第44回熊本西高校体育大会をきょう5月8日(土)に開催しました。コロナパンデミックのもと、限られた練習・準備期間、平年より縮小されたプログラム、そして無観客という制約の中でしたが、「今年は体育大会をしたい」という生徒と職員の強い意志で成し遂げました。
西高の体育大会は私にとって初めてでした。予行(5/6)の日に、西高グラウンドにおいて、凹面鏡を使い太陽光から採火を行いました。オリンピックのギリシアでの採火式のように、生徒会の生徒が女神姿に扮しでのセレモニーに目をみはりました。この採火式は昭和63年の第13回体育大会から続いている伝統行事で、かつては金峰山山頂で行われていたとのことです。今日の体育大会開会式では、陸上部のキャプテンが聖火を掲げ走って入場し、点火台で点火され、生徒たちの士気が上がりました。
プログラムは8時半に始まり、午後1時の閉会式で終わりました。どの種目も見応えがあり、生徒の皆さんの一生懸命さが観る者に伝わってきました。体育大会の華とも言えるリレー競技(クラス対抗、団対抗)は、抜きつ抜かれつ、声援、歓声も一段と高まり、会場が大いに沸きました。また、体育コース演舞「天の舞・飛翔」(2、3年生)は、アスリートたちのきびきびとした動作、かつ流れるようなパフォーマンスに魅了されました。そして全校生による西高体操は、全員の気持ちが一つとなり、「西高体育スピリット」の伝統が受け継がれたと思います。
フィナーレの全校応援の中で、生徒会長の児藤さんが「体育大会を実施できたことの感謝」と「これからの高校生活への決意」を述べる姿は爽やかでした。
新型コロナウイルス第4波に社会が覆われている今、ここ熊本西高校から高校生の元気を発信できました。昨年の今頃、学校は一斉休校でした。今年、不完全ながらも体育大会を実施できた意義は大きいと思います。来年こそは、コロナが終息し、西高の体育大会を開放し、保護者、中学生、地域住民の方々へ広く発信したいと願っています。
採火式はじめ上3枚は予行の日の様子
以上6枚は体育大会当日の様子