日誌

2021年11月の記事一覧

先輩を囲む会(進路学習会)

 本校の卒業生の話を聞き進路決定の参考にするため、先輩を囲む会(進路学習会)を11月12日(金)に共同教室で行いました。

 講師一人目は、看護師を目指されていたが見えにくさ等で進路変更をすることになり、本校理療科で資格を取り、現在接骨院でマッサージ師として働かれている方の講話でした。治療院と接骨院の仕事の違い、見えにくさによる学習の大変さ、進路選択の難しさなどを話していただきました。

 

 講師二人目は、急激な視力低下により本校普通科に入学され理療科で資格を取り、現在デイサービスでマッサージ師として働かれている方の講話でした。業務内容、仕事のやりがい、失敗談、視覚障害のあるマッサージ師の置かれている状況、在学中からやっておいた方がよいことなど多くのことを話していただきました。

 

 

 

第2回生徒保健委員連絡協議会に参加!

 令和3年11月4日(木)に、市民会館シアーズホーム夢ホームで第2回生徒保健委員連絡協議会が開催されました。

 県内55校から高校の保健委員と引率職員が参加し、約250人が集まりました。本校からは、高等部の保体・放送委員1名と職員1名が参加しました。

 午前中は、保健だよりコンクールの表彰式や代表2校の取組の発表がありました。今後の保健委員会の活動のヒントとなる内容もたくさんありました。また、質疑応答では、本校生徒も積極的に手を挙げ、大勢の前で臆することなく質問することができました。

 午後からは、NECソリューションイノベータ 緒方 剛氏の講演と演習がありました。「あなたはどっち?うで体?あし体?」という演題で、プロスポーツ選手等のトレーナーとしても有名な鴻江 寿治氏の理論に基づいた体タイプ判別方法の紹介や体タイプ別の日常生活のアドバイス、鴻江ストレッチの紹介等がありました。実際に、参加者も体を動かして、うで体タイプか、あし体タイプかを判定したり、歩行中の姿勢を独自のシステムを用いて測定し、数値化したデータから体タイプを判定したりしました。体タイプ別に合った生活をすれば、ストレスが軽減し、快適な生活が送れるという新たな着眼点が得られました。後半は、20種類のストレッチ法を実践し、体もポカポカ、心もゆったり、笑顔で溢れ、穏やかな雰囲気の会場に包まれました。

 今回、数年ぶりの本校からの参加となりましたが、同世代と関わり合うよい機会にもなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【質問する様子】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ストレッチをする様子】

 

 

 

 

 

 

文化祭 高等部の取組と様子

理療科の取組

 文化祭の開会式後、理療科では、以下のような4つの特別講座を実施しました。

 受講形式は、各クラスでのリモート視聴でした。

 

講座1

テーマ:卒後につながる! 「あいEYEワークセンター(平島鍼灸院)の活動について」

講師:髙瀬 京子 先生 就労支援事業所「あいEYEワークセンター」 サービス管理責任者

内容:視覚障碍者を対象とする就労支援B型事業所である「あいEYEワークセンター」の概要や支援内容、利用者の皆さんの活動の様子などについてご紹介いただきました。

 

講座2

テーマ:社会とつながる! 「歩行訓練やその他の生活訓練について」

講師:東 和孝 先生 県視覚障害者福祉協会歩行訓練士

内容:自立に向けて大切になる「移動」についてのいろいろな知識や技術、その他視覚障害者の生活を支えるための様々な知識についてご説明いただきました。

 

講座3

テーマ:歴史とつながる! 「歴史から学ぶ視覚障害者の活躍」

講師:本校職員 天川 浩彦  教諭

内容:視覚障害あはき師の原点とも言える江戸時代の杉山和一先生をはじめとして、多くの視覚障害者の今日の社会的自立を作り上げた歴史上の人物について学びました。

 

講座4

テーマ:世界とつながる! 「東京2020オリパラ報告」

講師:東京2020パラリンピック大会視覚障害柔道日本代表 本校職員 平井 孝明 教諭

内容:東京2020パラリンピックでの選手村の生活の様子や平井先生の試合にいたるまでのけがとの戦い、コロナによる1年延長のあいだの思いなどについて講話がありました。

 

普通科の取組と様子

 高等部一般学級「未来への一歩~理療科の学習を通して~」

総合的な探究の時間で理療科の先生方から座学や実技により学んだことや、理療科の学習を通しての学びを、自分の進路(未来)と結びつけながら考えたことを劇にアレンジして発表しました。繰り返し練習を重ねていき、難しかった立ち位置や長いセリフも当日は完璧に演技することができました。また、最後に一人ひとりが感想を述べる場面も堂々と力強く発表することができ、会場の方々からも大きな拍手をいただきました。

 

 高等部A組発表

音楽の授業で歌えるようになったイタリア歌曲の独唱やピアノの弾き語り、ウインドチャイム独奏、コーラスの発表をしました。様々なジャンルに取り組み、一人一人が輝く素敵なコンサートになりました。また、それぞれが司会をしましたが、A1組は、日頃学習している英語を使うことにチャレンジし、英語で友達紹介をすることができました。

 

 普通科バンド演奏

ステージの最後は高等部普通科生徒職員全員によるバンド演奏でした。曲目は「Yes!!」(北方寛丈作詞・作曲:教育芸術社)という楽曲で、ボーカル、ピアノ、アコースティックギター、ベース、ドラムセット、タンバリンという編成でバンドが組まれ、生徒と職員が一体となって躍動感のある楽しいステージが披露されました。歌詞の途中に「Yes!!」という決め言葉がありますが、この部分を高3生徒が担当し、ステージを大いに盛り上げてくれました。