日誌

BIM実習【建築科】

1 日時  令和元年7月23日10時から11時30分まで

2 会場  学校法人 熊本YMCA学院 東部校舎(熊本県熊本市中央区帯山2丁目1番地11号)

3 目的   実際に業務としておられるコンサルタントの技術者の方々から、「BIM」を使った3DCADの使用方法、活用方法などを学ぶことによって、その技術を習得し、自分の将来に向けてのスキルアップにつなげる。また、熊本地震のような自然災害による被災地の復旧工事においても、設計図作成の時間短縮、施工時の建物細部の可視化、施工ミスが減少する手助けとなるものである。公務員、コンサルタント、施工業者に関わらず、将来必要不可欠になる技術を着実に身に付ける。

4 内容
 (1) 日程
 10:00~10:40 CAD・BIMの基本概念 講義 (パソコン室)
 10:40~10:50 BIMを使用した設計図についての解説・説明 (パソコン室)
 10:50~11:30 BIMの体験学習 (パソコン室)

 (2) 方法
 学校法人熊本YMCA学院東部校舎パソコン室のプロジェクターを用いて、レン建築工藝工房の連尾泰史様よりCAD・BIMの基本概念について、40分の講義をしていただいた。次に実際に連尾様が講師をされているゼミのある生徒が作成されたというBIMの一種であるArchiCADを使用した建物についての説明をしていただいた。最後にArchiCADを使用した図面の作成方法が印刷されたプリントが配布され、ArchiCAD上での図面を作成する体験学習を行った。

  (3) 参加者
   建築科3年生希望者14名、職員1名

5 生徒の感想
 今回は特別授業として、将来着々と普及が見込まれるであろうBIMに関してのイントロとして、講師の連尾様にCAD・BIMの基本概念やBIMのメリット・デメリットなどの説明をしていただいたり、実際にBIMの一種であるArchiCADに触れさせていただいたりした。受講した生徒たちの感想の中には、「BIMとCADの違いが最初はわからなかったが、丁寧に教えていただいたので詳しく学ぶことができた。」といった講義に関しての気づき・学びができた生徒もいたり、「操作の難しさがあったが、BIMの実用性や利便性がよく分かった。」といった体験を通してのArchiCADの操作についての難しさ、それを使いこなすことによって得られるメリットを学べたりした生徒もいた。そのほかにも「将来必ず必要になると思う。」「会社に入ったら使える技術なのでもっと学びたい。」といった、これからの建築業界の一端を担うであろう生徒の最新技術の導入の必要性やその技術への学習意欲が芽生えたといった点も、今回の講義の成果でないかと思う。1時間半という短い時間ではあったが、建築設計・施工の最先端の技術の体験ができた貴重な時間であったと思う。