令和5年度

第14回熊本県高校生介護技術コンテスト【普通科福祉教養コース】

 3月12日(火)に熊本学園大学で「熊本県高校生介護技術コンテスト」が行われました。県内福祉系高校7校の介護実践を見ることができました。事前に出されていた課題を利用者に対して7分間で提供し、2分間でその介護方法について説明(アピール)し、その後、審査員の方からの質問に5分以内で答えます。今回、本校から出場はしませんでしたが、開会式運営の手伝いをしました。また、午後からの学園大学学生の山本栞奈さんの講演会にも参加し、講師の方に質問することができました。

 参加生徒の感想の一部です。

 「声掛けが大事だとわかった。利用者への声掛けだけでなく、同じ介護者同士の声掛け(コミュニケーション)も 大事だとわかった。」「はきはき、てきぱきとした動きに圧倒された。時間内におさめるのもすごいと思った。」「開会式でのことばがきちんと言えてほっとした。」「ストレスを感じたときの対応について、今回講師に質問できてよかった。よく理解できた。」「参加できてよかった。勉強になった。」

 今回、少ない人数での参加でしたが、参加した3人は1日を終え、それぞれに良い表情で、今後に生かせるものをもらったようでした。翌日からの福祉の授業で、この日の様子や感想を述べる等の報告をしました。今後改めて各校の動画も見て学びたいと思います。

 

 今回の課題はこのようなものでした。

 『大江薫さん(84歳)は、朝、目が覚められて部屋着に着替えた状態でベッドで仰臥位で休まれています。リビングに向かうために上着を着て身支度を整え、車いすへ移乗し、リビングへ移動する支援を行ってください。大江さんは「うなずく」「はい」「指差し」のみです。《制限時間7分》』

※実際はこの他に、現在の部屋の中の様子、心身状態、人生歴、環境的な情報等が提示してあります。