上天草高校の『いま』をお伝えします

いじめ防止LHRを実施!安全で楽しい学校生活のために

5月28日(水)、「いじめ防止LHR」が行われました。この集会は「情報社会を生きる生徒が、インターネットやSNS等を通じたコミュニケーションに潜む危険や課題を正しく理解し、他者の人権を尊重しながら安心・安全な関係性を築く力を育成する」という目的で毎年行われています。

生徒指導部からは、いじめ防止講話として、いじめをやる人は止められなくなることやいじめの傍観者にならないようにすることなどの話がありました。

企画広報部からは、情報モラル講話としてインターネットやSNSなどにおける見えにくいいじめや人権侵害についての話を周りの人と意見交換する時間を設けながらの話がありました。

最後に生徒会からは、「いじめを許さない宣言文」を公表し、生徒の皆さんに宣言文の周知を図っていました。

この集会を通して、他者の人権を尊重しながら楽しい学校生活を送れるよう、お互いに協力していきましょう!

【部活動】商業研究部、出張「高校生カフェ」で販売実習!

5月24日(土)、上天草高校商業研究部の生徒たちが、「you+youくまもと農畜産市場」で開催された「新茶まつり」に参加し、出張版「高校生カフェ」として販売実習を行いました。

この活動は、例年ミオ・カミーノ天草で行われる「高校生カフェ」の出張版とも言えるもので、今回は「上天草高校 × 天草海食まるけん」として、地元食材を活かした商品の販売に挑戦しました。

販売したのは、本校の生徒が商品開発に関わった

「鯛めしコロッケ」
「海山ミックスコロッケ」
「えびプリコロッケ」
の3種類。さらに、天草海食まるけんの人気商品「うにコロッケプレミアム」なども取り扱いました。


当日は多くのお客様にご来場いただき、「上天草から来たの?」と声をかけてくださる方もおられ、生徒たちも自然と笑顔に。自慢の商品を一生懸命にアピールし、時には一気にお客様が増えて嬉しい悲鳴をあげる場面もありました。

また、同じく高校生による販売として、熊本農業高校が出店し、新鮮な卵やハム、ソーセージを販売。熊本農業高校の卵は完売するほどの人気ぶりで、最後には両校の生徒同士で交流する時間もあり、非常に有意義なひとときとなりました。

慣れない環境での実習となりましたが、生徒一人ひとりが自分の役割を果たし、チームで力を合わせた結果、予想を超える大盛況で幕を閉じました。移動などで疲れも見られましたが、それ以上に充実感のある一日となりました。

 

【情報会計科】教育実習「高松先生、ありがとうございました!」

5月12日(月)~23日(金)の2週間にわたり、高松先生が教育実習に来られました!高松先生は、人生の新たな挑戦として高校で商業の教員免許を取りたいと本校に来られました。私たちはこの2週間で、高松先生がこれまで経験された様々な出来事や物事の考え方、商業を学ぶことの大切さについて教えていただきました。

5月21日(火)は「かみあまカレッジ①」として、情報会計科1年~3年生を対象に講話をしていただきました。話の中で、切り取った情報をうのみにするのではなく全体を見ることの大切さや、今は無駄に思えるかもしれない知識や勉強したことが、何かの課題を乗り越えようとしたときにネットワークのようにつながって役に立つときがくること、知識や勉強したことに自分で意味を持たせることが大事、と本当に貴重なお話を聞くことができました。

また最終日の5月23日(金)の5・6時間目は、2年情報会計科「原価計算特別授業」として、高松先生がご自分の会社で製造されている製品の実際の原価資料を用いて、自分たちで費目別に分類して製造原価を計算するという授業を行ってもらいました。グループワークでは「これって材料?経費?」「直接製造しているから直接費じゃない?」などの会話が飛び交い、これまでに学んだ知識を活用しながら、それぞれの原価計算を行いました。高松先生からは「これが正解という答えはないよ。自分たちで考えたことをきちんと説明できればいいんだよ。」とアドバイスをいただき、求めた製造原価からいくらで販売するかという売価の設定まで行い、すべてのグループが発表することができました。

最後の高松先生のお話では、世の中はお金がすべてではないけど、お金があった方が気持ちに余裕ができること、頑張って努力すればそれが収入の増加につながり新たなモチベーションにつながる事、そしてビジネス社会でステップアップしていくためには簿記の学びが大切であることについて、生徒たちに伝えていただきました。

最終日は別れを惜しむ生徒の姿もあり、高松先生も2週間の実習期間を振り返って「最初はどうなることかと思っていたけど、充実した教育実習だった。嬉しかったです。」とその思いを語られました。

高松先生とのご縁をいただいたことに感謝して、先生から伝えていただいた学びを糧として、いつかまた出会ったときに成長した姿が見せられるように、私たちも頑張っていきましょう!高松先生、本当にありがとうございました。

 

【上天草プロジェクト】上天草市の現状と課題を探る


5月22日(水)、本校生徒が取り組む「上天草プロジェクト」(総合的な探究の時間)で、上天草市の職員の方を講師にお招きし、上天草の現状や課題についての講話を実施しました。

講話では、観光、空き家、農業、漁業の4つの視点から、それぞれの分野における現状と具体的な課題について詳しくお話しいただきました。生徒たちは熱心にうなずきながらメモを取り、普段暮らしている地域の「リアル」を知る貴重な機会となったようです。

講話の後は、いよいよ生徒たちが主体的に考える時間です。上天草が抱える課題を深く掘り下げ、その解決策をどうすれば見つけられるか、活発なブレーンストーミングが行われました。個人でじっくりと考える生徒、グループで意見を出し合いながらアイデアを練る生徒。それぞれの方法で探究を進めていました。

このプロジェクトを通して、生徒たちのフレッシュな視点から、上天草をさらに魅力的な地域にするための新たな一歩が生まれることを期待しています!

【人権教育】人権教育LHR

 5月15日の7限は、1学期の人権教育に関するLHR(ロングホームルーム)を実施しました。

 1年生は「いじめの現状を知り、いじめを許さない意識を高める」ことを目標に、「いじめ」と「いじり」の違いや、SNSなどのコミュニケーションで気をつけるべき点について学びました。授業の中盤では、いじめの認知件数の推移を示した資料をもとに、クラス内で活発な意見交換が行われました。

 

 2年生は、社会的な差別の一例としてジェンダーによる偏見や不公平について考えました。途中、ジェンダーギャップ指数(男女間に生じる格差や不平等の実態を数値化したもの)で、日本が146か国中125位であることを知り、生徒たちからは驚きの声があがっていました。今回の学習は、自分自身の在り方や生き方について考える良い機会となりました。

 

 進路決定を間近に控えた3年生は、入社試験の採用面接について、学年全体で取り組みました。架空の入社試験を想定し、班ごとに課題に取り組む中で、自分たちが考えた質問が「違反質問」に該当するかどうかを検討しました。また、実際の面接で違反質問を受けた場合の対応や、その後の行動について、人権教育推進委員の先生から話を聞きました。