寄宿舎

2025年6月の記事一覧

サークル紹介① 「写真サークル」

 寄宿舎では余暇時間の活用として、サークル活動を行っています。今年度は文化系・運動系・趣味系とバランスよく設定し、生徒の希望に応じて、手話・調理・ゴルフなどに取り組んでいます。

 今回は、「写真サークル」の紹介です。寄宿舎の裏庭で運動系の生徒がよくゴルフをしているのですが、その楽しんでいる様子をカメラに収めました。緑の木々をバックに、ボールの行方を追っている表情を実にうまくとらえています。地面から見上げるように撮ったことで奥行きも感じさせる1枚となりました。ちなみに、撮影したのは2年生の女子です。

※カメラはミラーレス、ゴルフボールは練習用のスポンジボールを使用。

 

男子棟 点呼シリーズ2025②

「FSDって知っていますか?」

FSDとは、「完全自動運転」のことです。自動運転には、5つのレベルがあるそうですが、アメリカとカナダではT社のレベル3の電気自動車が普通に走っているとのことです。レベル3とは、運転の主体が人間ではなくシステムである車を指すそうです。いったいどんな車なのかと検索したところ、日本人が投稿している動画を見つけました。その動画は、車を運転したことがある人なら、きっと誰もが驚くような内容でした。アメリカで撮影されたものですが、ヒューストン~オースティン間(250km)を人間がほとんど操作することなく安全に走り切ったのです。非常に交通量の多い駐車場で2回だけ人の手が入りましたが、それ以外は完全自動運転でした。信号のない交差点の右折も、高速道路での車線変更も実にスムーズで、360度見渡せるカメラで周囲を確認しAIが最適な走行を実現してくれるのです。

映画で見たことのある未来の交通網が、現実のものとなる日も近いと感じました。と同時に、今あるものが消えていくのだろうとも思いました。

と、言うことで生徒に動画を見せ、「FSDが普及すると、なくなるもの」を生徒に予想してもらったので、いくつか紹介します。

「あおり運転」
 世相をよく反映した答えですね。確かにあおりたくてもできないでしょう。

「交通事故」
 人間よりAIの方が状況判断は正確かもしれません。

「自動車学校」「免許」
 運転という行為そのものが不要になるかもしれません。そうなると、運転免許も免許取得のための学校もなくなるかもしれません。

「バス」
 時間に縛られて走るバスを利用するより、自由に移動ができるFSDを選ぶ人は増えるかもしれません。

「ヤンキー」
 この答えは、まったく予想ができませんでした。

色々な予想をしてくれましたが、次の答えが私の中のベストアンサーです。

「運転するよろこび」
 しびれました。車好きにはたまらない答えです。運転したことがないはずなのに、なぜこの境地にたどり着けるのか? 

いつの日か、彼の助手席で語り合いたいと思いました。