学校長挨拶

ここ「ひのくに」で

  「ひのくに」は豊かな自然に囲まれ、心穏やかに過ごせる環境にあります。とくに朝は、澄みきった空気の中にウグイスやホトトギスなど野鳥の鳴き声が心地よく響き渡り、気持ちが整うひとときとなります。

 校長室から見える右のような景色を眺めながら、ひのくにで仕事ができるこの巡り合わせに、日々感謝の念を抱いています。

  本校は平成13年、県内で初めて開校した高等支援学校であり、園芸科・工芸科・クリーニング科(皮革工芸を含む)・窯業科の専門教育を通して、社会の即戦力となる人材の育成に取り組んできました。

 「心:清く 道:正しく 生:逞しく」の校訓のもと、生徒一人ひとりの「社会自立・職業自立」を目指し、「ひのくに」の名にふさわしい情熱的な教育を、日々展開しています。3年間で目を見張るような成長を遂げる生徒たちは、我が校の誇りです。

  私は今年度の入学式で、「自分の未来は自分の力でいくらでも変えられる」というメッセージを新入生に送りました。そのうえで、ひのくに生の秘めた力を引き出すためには、保護者の皆さまのご協力も不可欠であることをお伝えしました。

 生徒・保護者・職員が同じ方向を見据え、三者が力を合わせベクトルをそろえたとき、未来への道が拓かれ、ひのくに生は大きな一歩を踏み出すことができるのです。

  四季の移ろいを肌で感じることのできる、ここ「ひのくに」で、なりたい自分の姿をしっかりと見つめ、その実現に向けて、ともに歩んでいきましょう!

 

     令和7年4月 校長 荒木 博之